そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

85mmきっぷ入れにNOViTA適用

 みどりの窓口指定席券売機で発券したきっぷ(いわゆるMARSきっぷ・85mmきっぷ)の保管をどうするかで色々模索を繰り返していた。

 最初はダイソーで買った名刺入れを活用していたモノの、商品によって微妙にポケットのサイズが異なることや、丁寧に保管していたとしても(きっぷの性質上、どんなに保管しても最終的にはハゲてしまうことを前提としつつも)日焼けが起こりやすいという問題があり、誰か美味いこと管理している人居ないのかな~と思っていた。

 そんな矢先に、JR線のきっぷを集めていらっしゃる今出川さんのブログで、コクヨが製造している「NOViTA」シリーズならば問題は解決できるという情報を聞き、早速、試してみた。

www.imadegawa075.netwww.kokuyo-st.co.jp Amazonで購入した時のお値段は、一冊600円程度。コレでいて最大600枚まで収納が可能。今回は試験運用という形で一冊のみ購入したが、まあ、本当に100円ショップのモノとは比べ物にならないほど、ヌルヌルときっぷが入っていく。しかも、収納後もきっぷを取り出しやすい構造になっており、新規で駅めぐりをした時に入手した入場券・乗車券・トクトクきっぷの整理整頓が大幅に改善された。

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ポケットに格納してもブカブカにならず、それでいてポケット入口の部分に隙間があるので取り出しやすい。

 一冊目はJR西日本管内の85mmきっぷを格納してみた。私のやり方としては、基本的には「広域」→「地域別」の順番に振り分けており、

 の順番で整理整頓をすることにしている。また、入場券・乗車券の発売を行った駅がどの路線に所属しているのかを瞬時に把握するため、名刺サイズの紙に路線名を記載し、それを冒頭部に収納して起点→終点の順番で並べている。

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京阪神、この前出かけたけど、旅行に集中していたためにそんなに買ってない。

 京阪神地域なら運行本数も超過密なので、指定席券売機で入場券 or 乗車券の発券は余裕だが、それ以外はまちまち。あくまでも入場券・乗車券の購入に指定席券売機を使う場合があった際のモノとして活用し、普通のエドモンソンきっぷでのみ対処しているところは、そのタイプの乗車券を買うようにしている。

 ちなみに、そのエドモンソンきっぷに関しては、セリアで買ったJR貨物のブリキ缶に格納し、普通に輪ゴムで括っている。

佐賀市営バス フランシュシュ号運行記念きっぷ

www.bus.saga.saga.jp

 ゾンビランドガリベンジが無事に終了したことは記憶に新しいが、2期(4月~6月)の上映にちなんで、佐賀県内では様々なコラボレーション企画が実施されていた。その中で、佐賀市営バスゾンビランドサガがコラボレートし、ラッピング車両の「フランシュシュ号」の運行に合わせる形で発売された、運行記念きっぷをココで紹介。

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フランシュシュ号運行記念きっぷ

きっぷのルール・特約(2021年夏の場合)

  • 利用人数:1人~
  • 発売期間:2020年8月7日(ストックが無くなった地点で発売終了)
  • 利用できる日:いつでも利用可
  • 発売箇所:佐賀駅バスセンター・佐賀市交通局佐賀市観光案内所・SAGAMADO観光案内窓口(同日購入が可能なのは1人最大5枚まで)
  • 利用可能区間佐賀市営バスの運行区間全域
  • おねだん:1,000円(100円きっぷ10枚綴り)
  • 重複割引:ございません
  • その他:きっぷ購入と同時にクリアファイルが添付されます

聖地巡礼にオトクなきっぷ

 フランシュシュのメンバー(さくら・サキ・愛・順子・ゆうぎり・リリィ・たえ)と、謎のプロデューサーである幸太郎の合計8人が台紙に描かれており、背面には佐賀市の観光施設が描かれている

 見ての通り、佐賀市内の循環に便利なきっぷだが、乗り放題ではなく、1枚100円分のきっぷが10枚綴りで構成されてたモノになっている。「佐賀事変」のロケ地になっている筑後川昇開橋前のバス停がJR佐賀駅から最も離れており、片道490円に設定されていることから、往復した地点でほぼ全てのきっぷを消費する佐賀駅BCから筑後川昇開橋へは、20番系統である諸富・早津江ルートから。所要時間は約30分・1時間1本の間隔)

 ラッピング車両運行に伴う記念乗車券扱いであるため、より詳細に佐賀市内を巡りたい場合は、全線フリー1日乗車券(おとな1,000円)を購入する方がオトクかも。

 記念乗車券を購入すると、台紙とついでにクリアファイルも添付される。明らかにコレクター向けのアイテムだろう。

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記念乗車券を買うと、もれなくクリアファイルがくっつく。

 なお、JR線経由で最も到達しやすい佐賀駅BCのきっぷうりばは、日曜日の営業を行っていない(交通局本部は土日祝日も休業)。日曜日にきっぷを手に入れようと考えるファンには、少し厳しいんじゃないかな。

 ちなみに、ラッピング車両をリアルで見たのは、佐賀駅BC(発車待ち)。交通局が出しているダイヤを見ても分かるが、1日10本程度な上、佐賀城跡か筑後川昇開橋前のどちらかに固定されているため、それ目当てで乗車する場合は事前に確認しておくのが望ましい。なお、車内は色々と凄いことになっている上、随所でさくらによるアナウンスが流れるらしい。

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私たち、乗りたい!

Windows11 ●

news.microsoft.comwww.nikkei.com 何となく噂されていたWindows10の後継OSの話。直前になってうっかりリークされて、正式に10の後継「11」を出すというのが確実な情勢になっていたことや、ド派手にズッコケたWindows10X(タブレットPC向け)の教訓を継承するという話からして、11のリリースは避けられないとの見方が強まっていた。

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Windows11の画面(マイクロソフト公式サイトより引用)

Windows11にアップグレードできない恐れ?

 Windows10→11のアップグレードに関しては、事前に公式が頒布している互換性チェックアプリを使って確認することが出来る。試しに私のPCでチェックしてみたところ、更新できないというダイアログボックスが出現した。

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アップグレードできないだと?

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ワイのPCをナメんなよw

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グラボはGeForce GTX 1050

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TPM2.0に対応してますわい

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プロセッサーの型番だけで判断する割に、UFEI+TPM2.0対応で異論なしの状態。

 Windows11にアップグレードできないというエラーメッセージが出てきたが、あくまでもコレは、マイクロソフトが求める理想環境に格上げ出来るかどうかを機械的に判断しているだけに過ぎない。ハードウェアメーカーに対してハッパ掛けただけだろう。

 エラーに引っ掛かった理由を自己分析した結果、マイクロソフトが求めるPCの一つに「4年前(2017年~2021年)に製造されたPCならOK」という項目があり、自分が久留米市にあった某・PCショップのオリジナル即売モデルを購入したのが今から約5~6年前、しかも最初の購入の際に増強した上でアクティベーションが完了した後から、一切の変更を加えていないために弾かれたとみている。自作PCなんぞ、事あるたびに組み替えとか起きるので、あくまでも目安程度に捉えたがいい。

pc.watch.impress.co.jpdocs.microsoft.com

(追記)Windows 11の更新において、プロセッサーIntel Core第8世代以降、またはAMD Ryzen 2000系統以降のモノで無ければ弾かれる方針。第7世代でもマイクロソフトが求めるセキュアブート機能(UEFITPM 2.0)の要件は満たされているのに、曖昧かつ機械的に第7・第8世代で区切るのはおかしい。この辺は様子見だろう。

 

 OSの無料アップグレードは、2021年後半。その間は周知期間として、各メーカーへの技術資料の配信・それに見合った部品・PCの製造、利用者に対するアップグレードのお願いを求めていくモノとみられる。

2枚きっぷ・特急回数券の部分廃止

www.nishinippon.co.jp 中途半端に少しずつ減らすより、思い切ってネット予約サービス強制化にして、2枚きっぷ全面廃止にした方が後味が残らずスッキリしますよ。

 ちなみに、こんなアンケートを聞いてみた。「博多発着の2枚きっぷで、廃止されそうな設定区間

 あと、JR九州もサッサと直営・委託問わずに指定席券売機を導入して欲しい。ネット予約しても窓口に並ぶなら面倒じゃん。

奈良新聞

 れっきとした県紙であり、新聞協会にも加盟している割に、ページ数が異様なまでに少ないとされる奈良県の地元紙奈良新聞を買ってみた。6月13日の地点ではたった12ページしかなく、夕刊かよ!と驚いてしまった

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奈良新聞

 月極めは3,024円、一部売りは130円。全国紙や隣の京都府にある京都新聞に比べれば安いものの、それでも僅か12p程度しかないなら、正直、割高にしか感じない。

 奈良県毎日新聞のシェアが大きいとされるが、実際の所は在阪の全国紙とほぼトントンの普及率であり、いかに大阪への通勤・文化圏が一体的なのかが分かる土地柄と言える。

大阪府の新聞流通考察

 関西1デイパスで京阪神エリアを散策する過程で入手した、大阪府内の新聞を紹介。

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大阪府内に流通している新聞。基本的には全国紙のみ。

全国紙の大阪本社が競争し合う激戦区

 大阪府内には他の地方にありがちな県紙が存在せず(正確に言うと、後述の大阪日日新聞が「一応」レベルであるものの、極端に発売数が少ない)、大阪発祥の全国紙が実質的な大阪府の県紙として機能している。

 歴史的に最も古いのは、現在の毎日新聞大阪本社の前身となる「大阪日報」(1876年)だが、その後で統廃合を幾度となく経験している。基本的に戦前から存在するのは毎日新聞朝日新聞産経新聞、戦後になって誕生したのが読売新聞・日本経済新聞という形で認知されることが多い。

大阪府内の取材拠点

読売新聞大阪本社
朝日新聞大阪本社
毎日新聞大阪本社
日本経済新聞大阪本社
産経新聞大阪本社

地域欄

 全国紙とは言え、見方を変えれば「関西のブロック紙」「大阪の県紙」でもあるため、地域欄の構成は産経を除き、概ね2~3ページ体制で構成されている。

 また、大阪府内の県版構成は、実質的に1つに統合されている産経や日経を除き、大阪市内」「北摂地域」「河内地域」「堺市・和泉地域」の4地域になっている。印刷工場の有無で状況は変わってくるものの、概ね、大阪市内以外では早版・大阪市内では最終版が出回る。

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天王寺駅近くのファミマで買った、大阪市内版の全国紙。全て「最終版」。

 それぞれの地域欄はご覧の通り。

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毎日新聞大阪本社(大阪市内版)

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朝日新聞大阪本社(大阪市内版)

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産経新聞大阪本社(大阪全域だが、上段には「市内」と記載)

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読売新聞大阪本社大阪市内版)

テレビ欄

 全ての新聞が開局順かつ、チャンネル番号の若い順に並んでおり、接点の深い民放が左側に来るような配置にはなっていない。一般的に、近畿地方では「NHK→(大阪民放のチャンネル番号が若い順)→(各府県のローカル民放)」という並び順で構成される

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正確にチャンネル番号の若い順に並んでいるのは、日経。

番外編

 実は、大阪府の「県紙」は、こっそりとながら存在している。その名も「大阪日日新聞

 鳥取県にある新日本海新聞社が発行している日本海新聞の大阪版だが、地域欄を除き、全て共同通信の記事で埋められている。また、編集→印刷を鳥取市の本社で行うことからトラックによる輸送が間に合わず、下手すると大阪の話すら共同電で対処することもある。

 元々は1910年に発行された「帝国新聞」がルーツとなっており、1942年の一県一紙体制の際、現在の産経新聞の元となった「夕刊大阪新聞」を合併する形で、一旦は消滅した。その後、1946年に復活した後は、夕刊紙ならではのゴシップ満載記事で飛躍を遂げるが、1990年代に入って経営が悪化し、倒産間際になった所で新日本海新聞社に拾われる形で存続している。

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自称・大阪の新聞。中身は共同電だらけ(汗

 夕刊紙時代はそれなりに大阪府内でも発売されていたが、朝刊に移行した後も含めると、即売でしか入手できない。一応は宅配も行ってはいるが、大阪市内であっても配達不能な地域が混在するなど、とにかく県紙なのに入手が非常に困難なのが特徴

 この大日は近鉄天王寺駅の裏路地にあるファミリーマートで入手したモノで、私鉄(近鉄線が確実)の売店でしか購入できないと考えた方がよいJR西日本の駅では全く売られていないため、何となくJRのセブンイレブンに行けば入手できると思うと、ド派手にスベる。

 なお、新日本海新聞社が発行する新聞なだけあって、随所にスポンサーとなる例の紳士服会社の広告が設けられている(月一で紳士服製造のコマーシャルを全面広告扱いで行う)。日本海新聞を読んだことがある人は「あっ(察し」となるに違いない。

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日本海新聞でも必ず登場する、例の紳士服製造会社の広告(^^;

全ての地域版を入手……できるかな?

 土地柄が違いすぎて県版がメチャクチャな兵庫県と異なり、大阪府の場合は基本、大阪市内とそれ以外の郊外」という、至ってシンプルな地域構成になっているため、そこまで深入りしようとは思わない。もしも大阪南部(河内・和泉方面)に行く機会があった場合に、興味本位で購読する程度に留めます。