そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

朝日新聞・読売新聞の「ステルス値上げ」で、実質購読料はいくらになるのか検証してみた。(余談あり)

 読売新聞は2019年1月1日付から購読料が見直されており、1部150円・セット料金が4,400円の価格帯で推移している。一方、朝日新聞は1部売りが150円であるところは読売新聞と変わらない(増税前から既に150円に達していた)が、セット料金は4,037円のままで推移している。

 

 で、その一部当たりの購読料金だが、実は読売も今年の5月からページ数を削減する「ステルス値上げ」というのを実施している。某・月刊誌の話では購読料を見直した途端に部数が激減したという裏話があることから、ひょっとしたらその流れで整理が必要になったと判断したのではとみている。そうなると、読売も朝日も、一部当たりの実質価格はいくらなのか調べたくなった

 

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両者ともに40ページの時代など、もはや遠い過去の話。

 

 2019年6月22日付の朝刊で、西部本社管内の朝日と読売をそれぞれ購読してみた。どちらも一部150円。

 

朝日新聞

  • 150円÷26ページ=約5.8円/頁
  • 150円÷28ページ=約5.4円/頁

読売新聞

  • 130円÷40ページ=3.25円/頁 ※値上げ前・ページ数が最大40頁あった頃。
  • 150円÷36ページ=約4.2円/頁 ※値上げ後・今日付朝刊
  • 150円÷28ページ=約5.4円/頁 ※値上げ後で最もページ数が少ない時

 

 この単価を基準に、もしも一部150円で共通化された後で、

 

(1)値上げ前までの分量だった毎日40ページ分で発行した場合で再計算してみると、

  • (朝日26p)5.8円×40p=232円
  • (朝日28p)5.4円×40p=216円
  • (読売40p)3.25円×40p=130円
  • (読売36p)4.2円×40p=168円
  • (読売28p)5.4円×40p=216円

(2)現行水準の毎日30ページで発行した場合で再計算した場合

  • (朝日26p)5.8円×30p=174円
  • (朝日28p)5.4円×30p=162円
  • (読売40p)3.25円×30p=97.5円
  • (読売36p)4.2円×30p=126円
  • (読売28p)5.4円×30p=168円

 

 ということになる。実質的な一部買いの購読料で、最も割高に感じられる場合は朝日新聞が26~28ページしか発行しなかった場合」となる。割高感に手応えを感じるのも頷ける話である。

 

 もっとも、普段は高齢者を中心に新聞を定期購読しているため、あまり一部買いの価格は関心がないだろうけど、若者に興味を持って貰おうと新聞を買って買って~と念力を入れても、ネットメディア相手では通用しないのは目に見えて分かっている。これではますます年寄りに忖度をするような報道が加速していくのは言うまでもない。

 

 その「年寄り相手に忖度をしなければいけない」という、新聞業界のタブーが露出したのがこの前の年金騒動橘玲さんのツイートを見て、納得。

 

 

 

 

 

「コア読者」である高齢者に忖度せずに報道を、という声をも戴いたが、ソレをガチでやると新聞社は一瞬で灰と化す。新聞なんぞタブーだらけで、別の意味で東スポ読んだが早い。これは普段から紙配ってる私からのアドバイスである。報道すれば年寄りから攻撃を受けるし、報道せずに事なかれで年寄りに忖度しても、高齢者の人口減少と共に部数も低下して、結局は消滅する運命にある。今の新聞社は「無くなるならどっちがマシか?」という、ある意味究極の選択を迫られている

 

 ついでやけど、この年金問題は、タブー知らずな会員制月刊誌FACTA・選択・THEMIS・日経ビジネスなど)でも取り上げるのは不可能だろう。なぜなら、これらの雑誌を購読しているのは金持ち&重役&高齢客ばかりであり、敵に回せない。