ジャニーズ事務所の創立者であるジャニー喜多川さんが旅立たれた。以前からクモ膜下出血と報じられており、完治することが極めて困難な重病に掛かられたことから、時間の問題だろうと考えていたため、亡くなられたことに関してはさほど驚いてはいない。戦後日本のエンターテイメント界を担い、若手男性アイドルを数多く輩出してこられた剛腕経営者であるだけに、改めてお悔やみ申し上げます。
後継者に藤島ジュリー氏・滝沢秀明さんを指名するなど、ジャニー氏が居なくなっても「Xデー」が来ることはジャニーズ当局も把握済みだろうし、ここで今後のジャニーズがどうなってしまうのかをイタズラに予想しても、所詮は芸能ニュースと大差ないため、その話は踏み込まないことにする。
それにしても、一番冷や汗かいたのはこの雑誌類では?テレビ情報誌。もはやジャニーズ事務所に所属する男性アイドルをヨイショしまくるだけの、事実上の機関誌と化しているものの、もしもジャニー氏が居なくなって事務所が分裂してしまった場合、個別に男性タレントと契約しないといけなくなるため、訴求力が低下して無し崩れ的に雑誌まで巻き添えになる恐れがあるからだ。
今の地点では即座に雑誌が再編されてしまうという話は聞いていないものの、月刊誌バージョンのテレビ情報誌が休刊・地域再編を進めている現実を勘案する限り、事務所におんぶだっこされた状態で発行が続いている現状も、いつかは見直しが必要になるのは想像に難くない。