我が家に住み着いている交通系ICカードのマスコットキャラは、公式とは設定が異なることが多い。ココでは筆者の見解に基づく設定集を紹介する。
カモノハシ一家
JR西日本の交通系ICカードである「ICOCA」のマスコットは、カモノハシのイコちゃん。その子供たちも含めてカモノハシ一家と呼んでいる。
イコちゃん(親)
JR西日本を象徴するカモノハシのイコちゃんの標準的なスタイル。我が家には4匹ほど生息しているが、このうちの一匹は、常に他の交通系キャラと一緒に動くことが多い。作者の主観が最も入りやすいキャラで、今では良くも悪くも、いい「お父さん」。
【主な設定】
- 親玉
- JRに並行するNEXCO西日本(西日本高速道路)の方に興味があり、高速道路ファン。
- 鉄道旅行も好きだが、広島シティネットワークにでも行かない限り、交通系ICカードが全く利用できないため、紙のきっぷを集めたりと、本来の交通系の在り方を度外視。
- 中条あやみさんが好きで、片想いしている(公式でもe5489・チケットレスサービスなどで確認できる)。
- 一度、ホームから落っこちたモノの、間一髪で「のん駅員」(能年玲奈)に助けられたという設定から、のん駅員を見かけたら一礼する。
- ラーメンが大好きで、デイトスでは「はしご」する。他にも基本的にはグルメ好き。
- Suicaのこどもペンギンから唆されて、ドーナツを頭に着ける(そしてこどもペンギンが「カッパ!カッパ!\(^O^)/」と喜ぶ)。
- JR西日本がセブンイレブンと提携しているためか、コンビニはセブンイレブンを指定する。カフェラテが大好き。
寝そべりイコちゃん
2019年10月11日より発売された、寝そべった状態の小さいイコちゃん。身体がとても小さく、たくさん購入することで「量産化」を図れる反面、当人は背の小ささに対するコンプレックスを抱いている。
【主な設定】
- オネェキャラ。スグに誰かと抱きついて、ハグったりキスしたりする。
- 一匹だけだと「寂しがり屋」。ホントは心優しい持ち主だが、背の小ささに対するコンプレックスが故に、そのヤキモチを解消するべく抱きついたりする。
- 一匹だけでは太刀打ち出来ないため、同じ仲間を集めることで集団主義的な行動をとる。
- グルメが大好き
- 寝る場所さえ確保できれば、どこにでも寝られる。
イコ太
初期の「こどもICOCA」を生産するにあたって、JR西日本が公募した「イコちゃんのこども」のひとつ。フォロワーさんからの暖かいご提供で戴いたもので、親イコよりも背が小さいことから、持ち運びがしやすいという理由で、親イコに置き換わって行動する。
本来は「こども」であるため、後述のイコ美と同じく "小学生"(JRグループ・JR各社が規定する「旅客営業規則」の中の小児運賃に該当する年齢層)だが、ココでは既に社会人の一歩手前・大学生という年齢層まで格上げしている。いいんです。大学生(18~22歳)であっても、親イコの視点に立てば永久に「こども」なのですから……。
【主な設定】
- 親イコの代替という位置づけから、一人旅が大好き。但し、実際には寝イコに目を付けられて一緒に行動させられたり、Suicaのペンギン親子やフェレット君と一緒になったりすることの方が多いため、結局は一人旅が「未遂」に陥る。
- 寝イコが苦手で、最初に出会ったのと同時にキスさせられたことから、当人は傍迷惑。
- JR時刻表を眺めるのが好き。
- 公式では「JR西日本の鉄道列車が好きで、将来は運転士になる」という設定があるが、ココでは「例によって山口県区間から抜けたことがないため、公式とは裏腹に国電115系のことしか関心が無い(いつまでも例の線区に新車が入らないため、開き直ってボロ国電研究のことしかしなくなった)」。
- 親イコと性格が似ており、やはり中条あやみが好きで、当人の前に立つと照れてしまう。また、のん駅員を見かけるとペコリと一礼してしまう。
イコ美
イコ太と同様、初期の「こどもICOCA」を生産するにあたって、JR西日本が公募した「イコちゃんのこども」のひとつ。フォロワーさんからの暖かいご提供で戴いたものである。出番の多いイコ太と対称的に、イコ美はさほど表に出ない。その代わり、かなり欲張りな性格が表に出ることが多く、弁えを無視して「ひとりイコ美」が強調される傾向にある。
【主な設定】
スマートイコちゃん
執筆段階ではスマートイコちゃんがいないため、特にコレと言った設定はない。「スマートイコちゃんは居ないが、スマートICOCAは本来の親イコが所持」という状況。
Suicaのペンギン親子
JR東日本の交通系ICカード「Suica」のペンギンは、作者の主観がモロに入るカモノハシと異なり、どちらかと言えば客観的に物事を見る傾向にある。電通によるSuicaペンギンの設定にもある通り、「Suicaという一つの交通系ICカードの持ち主が、そのままペンギンの性格になる」という法則に基づいている。
親ペンギン
標準的な交通系ICカード(いわゆる、例のプラスチック板)を所有しないSuicaペンギンであり、実は後述のSUGOCAのカエル君の性格と重複している。
自宅には執筆地点で合計4匹のペンギンと、1匹のこどもペンギンが生息しているが、うち2匹はフェレット君と無償トレードする形で、北陸のペンギンフォロワーさんから譲って戴いたものである。ありがとうございます……
【主な設定】
- 折尾駅で失ったSUGOCAカエル君の「思念体」を、我が家のペンギンに憑依(ひょうい)させ、実質的にSUGOCAの代替・強化を図る形で行動している(大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALにおける「スピリッツモード」のソレと似ている)。
- 基本的には「のんびり」とした性格だが、負のお荷物を運ぶことは大嫌い。
- 不採算路線に引導を渡す役割もあり、例の日田彦山線のBRT化を強く薦めている。この他にも「国鉄(JRグループ)戦力外通告・廃線を宣告された路線たち」の総合司会をも勤めており、第3セクターが経営する路線にオジャマして現地リポートをするなど、地方路線を低く評価したがる。
- SUGOCAカエル君の思念体が憑依しているためか、JR九州の鉄道列車に関しては、カモノハシよりも詳しいことが多い。
- JR東日本の「NEWDAYS」が無いため、よく似ているファミリーマート(JR九州系統)で珈琲や軽食類を買う。但し、ファミリーマートめぐり(FC店舗番号研究など)はフェレット君の方が得意とするなど、必ずしもコンビニはファミマに限定、ということにはなっていない。
- 「移動できればソレで」という考え方なので、実はカモノハシ以上に交通手段は多様的。別にBRTだろうが路線バスだろうが、要は交通系ICカードが使える公共交通機関であれば、何でもこなせる。
こどもペンギン
【主な設定】
- 見た目は子供、頭脳は大人。
- ドーナツを見かけたら、親イコちゃんの頭にドーナツを載せて「カッパ!カッパー!\(^O^)/」と笑う。
nimocaのフェレット
西鉄電車・西鉄バスなどで使える「nimoca」のマスコットキャラ(イタチ)。公式同様、西鉄グループの商品やサービスなどに最も興味を持っている。
【主な設定】
Kitacaのモモンガ
一番出番がない蝦夷モモンガ。「ここぞ」というときや、Suicaのペンギンと一緒に行動することはあるが、それでも異様なまでに出場経験がない。
SUGOCAのカエル君(思念体化)
2018年2月~2019年3月まで住み着いていた、JR九州のSUGOCAのマスコットキャラ。2019年ダイヤ改正後のミニ旅行で、誤って折尾駅でカエル君を失ってしまったことから「思念体」と化してペンギン・フェレット君のどちらかに憑依している。一番の友達は、JR九州と競合関係にあったnimocaのフェレット君という設定で、彼と共にJR九州管内の在来線、または西鉄電車・西鉄バスに乗車して旅行することが多かった。
(おまけ)なるほドリ
毎日新聞社の公式マスコットキャラであり、総合面のQ&Aコーナーに出てくるヒヨコのような鳥。いつもニコニコしているが、他の交通系キャラとは別の場所で生息しており、交通系からはなぜか距離を置かれる傾向にある。
骨のある現場主義のジャーナリズムが売りだった毎日新聞も、有力記者の退職や高齢化が進み、左派系の人たちや同じ高齢者層に忖度した妄想を連発するようになったことから、我が家に住み着くこの鳥も、どこかしら「世間知らず」な性格になりつつある。また、普段から女性の人権を大事にしろ(#MeToo運動)と叫ぶ割には、東スポのアダルトコーナー(注:毎日の子分であるスポニチは、なぜか読まない)やUFO・UMAネタ・トンデモ陰謀説ネタを真に受けたりと、公式とは裏腹に「一介の読者」の主観が根強く入るキャラになっている(それが例のアノおばさんキャラ)。