南九州道ドライブをしたついでに、久しぶりに北薩地域の新聞を一部買いしてみた。鹿児島県の新聞といえば、南日本新聞。圧倒的に南日がシェアを誇ることから、全国紙の介入が難しく、既に朝日新聞・毎日新聞・日本経済新聞は南日に印刷業務を委託している(読売新聞のみ、隣県の宮崎日日新聞に委託)。
2年前に出水・阿久根に来た時は、どこのコンビニもガチで「南日だけしかない……」と絶望的になり、皮肉を交え、かつてのアイドル水泳大会のタイトルをもじって「ドキッ!丸ごと南日!南だらけの新聞販売!!!!!」と言い換える始末。
基本的には南日がメイン
出水市内に入って、ファミマとローソンそれぞれを巡ってみたが、メインはやはり南日。ただ、2年前に来た時と違うのは、南日だけしか売っていないコンビニは意外と少なく、一応は全国紙の朝日新聞と日本経済新聞も即売していた所。「南日しか選べない」というのは、自分の中での勘違い・思い込みすぎだっただけなのかもしれない。
メインが南日なのはともかく、問題は全国紙の扱いである。朝日新聞と日本経済新聞は、割とどの店舗でも取り扱っていた(これは朝日・日経が南日の印刷工場に委託・輸送しているため)。一方、宮日の印刷工場から輸送しないと間に合わない読売新聞は、出水市内の南九州ファミマを一杯探して、やっと1軒発見できた。スグに一部買いしたが、単に流通上の都合とはいえ、読売が選べないのは正直キツかった。
一応、鹿県では南日に次いで読売が2番目のシェアを誇るものの、朝日との差は紙一重レベルなようで、2016年の西部読売による発行部数の資料では、「南日:約31万部/読売:約2.9万部/朝日:約2.1万部/毎日:約0.3万部」となっている。2016年の地点でコレなので、現在はそれよりも1割程度減らしてはいるものの、シェアの面では殆ど揺るいでいないはずである。
ちなみに、その資料を見ている限りは、出水・阿久根といった北薩地域の客層は、南日に次いで読売が多いものの、スタンド売りが皆無に近いのを見てる限りは、宅配で購読している人の割合が多いと勘案した方が良さそうである。
鹿県の版立て
他の地域同様、ネットの普及でイタズラに版立て競争をする意義が薄れたことや、南日・宮日に委託する関係上、あまり遅く印刷を開始すると販売店などへの輸送が間に合わなくなることから、基本的には「早版」が送られてくる地域である。また、毎日新聞に関しては、鹿県でのシェアが皆無同然であることから、熊本・宮崎・鹿児島を合体した「南九州版」が流通しているものの、今回の阿久根・出水では毎日を取り扱うコンビニが無かった。鹿県より、隣の熊本・宮崎県側の方が割と入手しやすい。
意外だったのがスポーツ紙。ココも基本的には早版だが、新型肺炎騒動でプロ野球・プロサッカーなどの試合が見送られているためなのか、版立てが在福とほぼ同じだった。
ファミマかローソンしか選べない地域
鹿県の地元企業がコンビニのエリアFCを担当しているためか、南九州ファミリーマートとローソン南九州のどちらかしか選べない。一応、出水市の中心部にもセブンイレブンはあるものの、圧倒的にファミマかローソンの「二択縛り」状態であることから、ココに来るとやっぱし鹿県だなぁ~と感じさせられる。
いつもファミマばっかり利用するので、昼メシのコンビニ惣菜は、普段なかなか利用しないローソンで。ええ、例の如くカネがあんまし無いので、節約旅行です(--;
またいつか、違う日に鹿県で会いましょう。次は東九道・都志道関連のネタ集めの時に鹿県にオジャマするかな。その時は名物の「財宝」を手に入れたい。