そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

西日本新聞の版立て(2020年5月現在)

 5月29日付の西日本新聞は、福岡県内とそれ以外の九州で異なる紙面構成が見られた。

 きっかけは昨日、博多駅に出かけた時のこと。鳥栖駅で快速列車の待機をしていたところ、会社員と思われる男性が西日本を読んでいたが、その時に自宅に届く西日本が「北九州で新型コロナウイルスの集団感染」が一面トップだったのに対し、男性が読んでいたのは「中国で香港安全法制成立、事実上、一国二制度崩壊」という共同通信のニュースが一面トップだったから。

 おかしいなぁと思ったが、それもそのはず、鳥栖駅があるのは佐賀県内だから、佐賀向けの構成になって当然である(鳥栖を福岡の領地と勘違いするとは……)

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上:佐賀版(16▲)/下:都市圏福岡版(19S)

 西日本新聞、どうも編集態勢を見直しているようで、版立てに関しては「福岡県内向け」と「他の九州各県」で明確に差別化を図っている。鹿児島・宮崎向けに発行していた当時は、早版の「15▲」が存在していたが、撤退後は福岡県以外では「16▲」で共通化。以前は佐賀県長崎県の一部で「17▲」も存在していた。

 一方、福岡県内は従来通り、福岡市とその周辺都市が最終版の「19S」を発行し、それ以外の福岡県は「18S」と、微妙に印刷時間をズラしている。18Sと比較して見たが、地域欄を除いて殆ど変化がないため、ココでは割愛。

 西スポはホークスの試合終了時刻の様子を窺いながら、3版・4版・4☆版を発行。4☆が今の所、最も遅い。

 夕刊に関しては名物のテレホンプラザが朝刊に移動したことから、実質的に共同通信のコラムで構成している(これは他の地方紙でも同じ傾向が見られる)。夕刊の需要を勘案し、出来るだけ福岡県内のニュースや「特命取材班」などの調べてみたシリーズは朝刊で反映させ、県内で深刻なニュースが生じた場合でも、夕刊は敢えて共同通信の記事で対処する機会が増えているように感じる。