fuwafuwaame.hatenablog.com↑の話も参照(京築編)。
新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されている北九州市内だが、ココでは終息・緊急事態解除後に北九州市内に出向いた後の、北九州都市圏の新聞をヲチ。作者はちゃんとマスク着けて行動しました orz
全般的な話
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歴史的な事情から、戦前は門司港が「西部」(九州・山口、及び、日本統治下時代の朝鮮半島・満州国)の中枢拠点として、大陸植民地への玄関口であったこと、戦後は高度成長期に合わせて北九州が西日本最大の工業都市だった。「西部本社」という名前が付くのは、この時の名残である。
そうした経緯から、北九州市内とその周辺(遠賀・筑豊東部・京築・山口県など)は、実質県紙の西日本新聞ではなく、毎日・朝日・読売の三大全国紙がシェアを牛耳っており、全国紙が北九州の新聞と思われている節がある。特に全国レベルではズタズタな毎日新聞も、今の北九州市を発足させる上での後押しを行っていた経緯も重なり、北九州市内に限れば最も愛読者が多いとされる。
(なるほドリ)北九州は、僕にとっては「最後の砦」。
版立て
全国紙(14S~13S)
読売新聞・日本経済新聞・産経新聞を除いて、基本的には14S(最終版)が流通する土地柄。但し、朝日新聞に関しては、北九州の方が客層が多いというメリットを活かすため、最終版に更なる加筆修正を加えた「14S△」という版立て(コレがホントの最終版)を設定している。この「14S△」は、隣の合併前の旧・下関市内で確認することが出来たため、関門都市圏では微修正、あるいは締切ギリギリまでに入ってきたニュースを差し込むという姿勢が窺い知れる。
北九州とあるだけに、やはり内容も北九州都市圏に関する話題が中心。なお、読売新聞に関しては、コロナウイルス蔓延に伴う取材拠点の一時見直しで、本来は別枠となっている筑豊・京築エリアも暫定的に北九州と一体化して紙面作りを行っていた。
西日本新聞(18S)
九州のブロック紙いいながら、実際には福岡県内の話が多い西日本新聞。かつては「遠賀川の向こうは全国紙の世界」と言われるほど、北九州都市圏に関する話題が極端に少なかったが、山口県の取材拠点を廃止する代わりに北九州総局を設立し、独自の北九州・京築地域欄を充実させるなどして、「同じ福岡県の仲間」という意識を持たせるような紙面編集を行っている。
夕刊の発行地域
北九州都市圏では、空路・新幹線経由で送られてくる夕刊フジ・日刊ゲンダイを含め、全ての在福夕刊紙が発売(または即売専門)されている。北九州都市圏とJR下関駅周辺が対象。