そらマメさん鉄道局・流通局

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肥薩線 戦力外通告か?

mainichi.jp 球磨川に沿う形で吉松駅までのほぼ全線区が壊滅しているため、元から赤字路線だった場所にトドメを刺したも同然である。被害総額が暫定試算であっても約100億円を超える限り、JR九州の企業努力だけでは復旧は不可能だし、熊本県による公的資金投入でも限界がある。

 そのため、あくまでもこの記事に関しては、JR九州社長による個人的見解という程度であるにしても、肥薩線(八代~吉松)に対し、事実上の戦力外通告を言い渡したも同然だと見ている

 そもそも、鉄道の代替となる国道219号も未だに修復工事が終わっていないし、再び起きうる球磨川大水害に備えた治水対策も考えなければならない。そのため、建前上は鉄道での復活を主張しつつも、実際の落しどころとしては肥薩線をそのまま土に還した上で、

  • 新八代駅人吉駅の連絡には、「B&Sみやざき号」などの高速バスに置き換える形で、都市間輸送の役割を交代させる。
  • 新八代駅で在来線と高速バスの乗り換えがスムーズに行えるように、ダイヤの調整を随時実施。
  • 八代駅で人吉方面へ乗り換えていた路線に関しては、八代駅八代市坂本地区までの路線バスで代替。
  • 人吉駅で八代方面へ乗り換えていた路線に関しては、人吉駅球泉洞までの路線バスで代替。
  • くま川鉄道に関しては、熊本県と球磨地方の自治体と協議の上、出来るだけ鉄道方式での復旧を模索する一方、JR駅としてはそのまま廃止。

 このような形にするのが現実的だと考える。