mainichi.jp 球磨川に沿う形で吉松駅までのほぼ全線区が壊滅しているため、元から赤字路線だった場所にトドメを刺したも同然である。被害総額が暫定試算であっても約100億円を超える限り、JR九州の企業努力だけでは復旧は不可能だし、熊本県による公的資金投入でも限界がある。
そのため、あくまでもこの記事に関しては、JR九州社長による個人的見解という程度であるにしても、肥薩線(八代~吉松)に対し、事実上の戦力外通告を言い渡したも同然だと見ている。
そもそも、鉄道の代替となる国道219号も未だに修復工事が終わっていないし、再び起きうる球磨川大水害に備えた治水対策も考えなければならない。そのため、建前上は鉄道での復活を主張しつつも、実際の落しどころとしては肥薩線をそのまま土に還した上で、
このような形にするのが現実的だと考える。