そらマメさん鉄道局・流通局

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リンゴ日報の廃刊を憂う産経新聞について

www.sankei.com

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見出しデザインはいいが、産経も人のこと言えるのか?

 香港紙の蘋果日報が今日付で廃刊となり、実質的な中国政府による言論弾圧となった。由々しき事態であることに変わりはないが、この廃刊・言論弾圧騒動を大きく取り上げているのが産経「だけ」という所がポイント。

 確かに言論・報道の自由が奪われるのは遺憾だが、産経だって普段から朝日新聞毎日新聞東京新聞琉球新報沖縄タイムス(他いろいろ)は、廃刊せよー!」みたいなことを平気で叫んでいるため、二枚舌でそんなこと言われてもなぁ、という程度でシラケている。本当に言論の自由を守るのであれば、たとえ相手が反日的な思想であったとしても、暴力・暴言・恫喝紛いなことで萎縮させるのではなく、理論的・学術的な視点から相手方の問題を指摘していくのが筋である。

 あと、流通の視点でみれば、産経は自社印刷をしている場所が少なく、大抵は産経が指定する「反日メディア(謎」の印刷工場や販売店に委託販売を行っているため、この地点で矛盾が生じてしまう。

 香港の場合は、常に権力者と闘うことで自由と民主主義と叡智を守り、そのためには国民や活動家・ジャーナリストたちの血が流れてでも立ち向かっているから、必死になるのはよく分かる。

 一方、日本の新聞は左右関係なく、あくまでも戸別宅配制度が守られればそれでよい程度の認識なので、ジャーナリズムという概念が殆ど無い。「おらが村」な記者クラブ制度や、様々な規制・法律に基づく宅配制度の堅持・軽減税率として税金を投入して新聞社を救ったりするのが日常茶飯事。そうなると、(記者にも左右されるが)報道に対するインセンティブが薄れてしまい、常に「誰かに忖度」した紙面に仕上がってしまい、事なかれが蔓延する。つい最近、道新の新米記者がうっかり大学に入って逮捕なうの話題があったが、この点に関してはなぜかダンマリしている。

 産経が本気で香港紙を支援し、中国政府と戦う姿勢があるならまだしも、それならば平気で「朝日は廃刊しろ~」とか朝日新聞などの販売店に委託販売するのを取りやめるぐらいの覚悟は必要なんじゃないんですかー、と、全国紙の委託配達を行っている一介の読者が客観的に述べてみたのでした。

 海外の新聞も色々読んでみたいな。読解力無いけど(笑)