そらマメさん鉄道局・流通局

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Vやねん!タイガース(派生)

 愛媛へドライブした際、三崎港付近にあったコンビニでつい手にしたのが、日刊ゲンダイ阪神特集記事。2021年の阪神タイガース、前半はダントツ1位で突破しており、ドラフト入りした新人の佐藤輝明投手をはじめとした守備・投手陣・打者の調子がよいことから、幸先の良いスタートを切っている。

 「今年こそは日本一」を祈願してか、もしも優勝できそうな時にスポーツ紙やプロ野球関連の雑誌が勢いで出すのが、まだ優勝してないのに勝手に「阪神優勝」にしてしまうファンブック。いわゆる「Vやねん!タイガース」の派生版である。

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コレを出すと負けフラグが立つという。

 「Vやねん!」が発行された2008年は、今年同様にブッチギリで1位をマークしていたものの、後半戦から徐々に選手たちに疲労感が出始めて守備・打線の乱れ・有力選手の離脱が相次ぎ、変わって僅差に迫った巨人軍に逆転されて優勝を逃した。こうしたことから、「まだ決まってもいないのに、縁起物を出すと途端に正反対の結果になる」という意味で、大惨敗スコアの33-4とセットでネタにされる、一種のインターネット・スラングとなっている。

 懲りずに新聞や雑誌・テレビ・阪神タイガース公式・阪急阪神HDなどが持ち上げる理由は、ネットで揶揄るほどワザと負けさせたいという理由ではなく、単に「盛り上がっている時に有料記事を発行すれば、便乗的に経済波及効果が期待されるから」である日刊ゲンダイの場合も論調はどうあれ、大阪本社管内であれば必然的に阪神ファンも多くなることから、確実に優勝できる保証は無いものの、調子のよい時にファングッズの一環として発売すれば、即売でも相応に売れる(そしてファンは期待 or 絶望を繰り返す)と判断したからに過ぎない。

 ファンには失礼な発言になるかもしれないが、何だかんだ言って「Vやねん!」が随時発売されるのは、編集側や即売屋・販売店の視点から考えて、純粋に阪神が日本一になって欲しいという期待が根にあるからではないだろうか

※ちなみに2014年の日本シリーズに関しては、最後の最後で守備妨害という形で後味の悪い終わり方をしてしまったが、もしも逆転勝利をしていれば、当時のホークスの戦力からして、本当にメークドラマになっていたと思う。やはり優勝が間近に迫ると、人間誰しも焦りを隠せなくなるんだろう。