そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

(ゆっくり選挙&ゆっくり新聞)今のご時世に合わない新聞の流通(1) 選挙特別態勢

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ゆっくり霊夢です!
ゆっくり魔理沙だぜ!

(霊)選挙の投票に行ってきたわ~

(魔)エラいぞ。国民の一票を託すことで、よりよい民主主義国家を高めていく絶好のチャンスだからな。

(霊)選挙の開票速報はテレビとネットで情報収集だね。7chに合わせんとさ~

(魔)まーた池○彰さんの番組を見ようとしているか?

(霊)……いや、Abemaの選挙ニュースで(謎)。ところで、新聞はどうなの?

(魔)新聞は予定よりも2時間以上遅れて配達するんだ。できる限りの当確者名を載せる必要があるからな。

(霊)新聞記者って大変そうね。

(魔)だが、今の時代にすりゃ、紙の新聞で当選確実の立候補者を掲載するの、実は非常に効率の悪い仕事なんだぜ。

(霊)確かに、今のご時世で紙の新聞に印刷・配達するの、時代に合わないわね。

(魔)それだけでなく、販売店や配達員・広告主にも多大な迷惑を掛けてしまうのが選挙特別態勢の問題なんだ。そこで、今回は選挙特別態勢も含め、今の時代では通用しない新聞の流通モノを紹介していくぜ。

(霊)紙の新聞自体オワコンじゃない?(笑)

(魔)紙の新聞が良いと思う読者もいるから、全否定は戴けないぜ。それじゃあ、

ゆっくりしていってね!!!!

「当選確実」の意味

(魔)霊夢、選挙特別態勢時の新聞を読んだことはあるか?

(霊)あるわよ。当選した人の名前がズラズラと並んでいるのよね。

(魔)実は、ここに挙がっている人は、印刷した地点では当選していないんだぜ。

(霊)え?そんなことないでしょ?当選した人じゃないの?

(魔)投票時間が終了し、集計して投票した数が一番多かった人が当選者になるけど、選挙管理委員会からの正式発表があると、どうしても早くて朝7時以降になって判明してしまうんだ。そうなると、当選しているかどうかが分からない。そこで、「当選確実」という表現を使うんだ。

(霊)当選確実?ああ、確かにテレビでは「当選確実」とよく言うわね。

(魔)投票所にいる取材記者が、投票した人に対して聞き込みを行う「出口調査」を行ったり、頻繁に有権者に電話で尋ねて、どの立候補者・政党に入れるかを聞いたり、立候補者や政党(政治団体)から状況を窺ったりして、「この人なら当選する」と判断できる場合に「当選確実」という言葉を使うんだ。

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(霊)なるほど。まだ選管から公式発表があった訳じゃないけど、多分、当選しているから「確実な情勢」って言葉を使うのね。

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(魔)新聞社が最終版(最後に印刷する最新版の記事)を刷るのは、業界の申し合わせでおおよそ深夜2時頃になっているが、それだとあまりにも情報が錯綜してデータにならない。そこで、それよりも更に印刷時間を遅らせることで、より精度の高い当確情報を反映させることが出来る、とされているぜ。

(霊)当選しているわけじゃないけど、ほぼ決まったも同然のようにして情報を反映させるわけね。

(魔)ただ、そのやり方が今では通用しなくなってきているのも事実なんだ。

(霊)どうしてなのかな?

選挙報道態勢時の問題点

(魔)まず、新聞社などの報道機関が暫定的に「当選したと思われる」と伝えるだろ?その後で印刷を始めた後、当確がひっくり返ってしまうケースがあるんだ。その地点で誤報となってしまい、遠方にいる読者にしたら間違った情報を知ることになるぜ。

(霊)これは大変ね。

(魔)当確を報じた記者は責任取らされるけど、一方で誤報版を所持していた場合、後で修正が加えられる前の新聞になるため、貴重品扱いになって高値でトレードされるんだぜ。

(霊)マニアには嬉しいだろうね。当確を信じた立候補者はたまったもんじゃないけど(笑)

(魔)それだけじゃないぜ。新聞業界が抱える深刻な問題として、慢性的な配達員不足がある。ただでさえ普段の時も配達をするのが大変なのに、印刷時間が大幅に遅れてしまうことで、日が昇った状態で新聞を配達するとなると読者にも迷惑が掛かるし、掛け持ちしている配達員にしたら別の仕事場に迷惑を掛けてしまう。

(霊)副業がバレてクビになったら生活もままならない。

(魔)また、この日はチラシを入れることも出来ないから、1日だけとは言え、販売店にしたら貴重なチラシ収入が途絶えてしまう。新聞社から納品された新聞は残紙が酷いため、一歩間違えば改廃してしまう恐れがある。チラシ収入でその分を埋めていた時代とは事情が違ってきている。

(霊)読者にしたらヒートアップするかもしれないけど、裏方の人たちは激痛が走るわけか。でもなんで、新聞社は時代遅れなことを今でもするわけ?

(魔)単純に言えば編集至上主義的な考えがあって、少しでも他紙を追い越したいという思惑があるからだな。印刷→配達では、テレビ・ネットでは雲泥の差があるのに、ムリしてそれに追い付こうと意気込むが故に、配達現場を混乱させてしまっている事実に気付かないのさ。

ネットで当確・紙は選管発表で負担軽減を

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(霊)新聞社も独自で選挙開票速報のウェブサイトを運営しているぐらいだから、紙の新聞は選管発表のモノで対処した方がリスクは小さいよね。

(魔)そうだな。伝えるスピードが根本的に異なる上、当確の予測が難しい選挙区では情報の錯綜が続いているからこそ、誤報も覚悟して伝えるよりも選管発表で対処する方が現実的だな。まあ、新聞業界そのものが「なぜネットで伝えないかんのか?」みたいに考えているフシがある以上、しぶとくやり続けるとは思うな。

(霊)その前に新聞社が潰れそうな所があるから、まあ、時間の問題よね(笑)

(魔)次回は「夕刊の存在」について解説していくぜ。でも、今日はここまで。10月31日の選挙、ゆっくでいいから、ちゃんと投票しろよ!