そらマメさん鉄道局・流通局

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JR九州みどりの窓口、見直しへ

www.nishinippon.co.jp 報道によれば、現存しているみどりの窓口ダイヤ改正後に大幅縮小する方針。具体的には、

  • 博多・小倉といった主要駅であっても、早朝・夜間時の窓口営業を取りやめ。
  • 利用者が少ない地方の窓口では、原則として廃止・無人化。リーク地点では、枝光駅春日駅飯塚駅では窓口を廃止する。
  • 曜日ごとに営業時間が異なる駅は、有無を問わず廃止。
  • 廃止で混乱する駅においては、自治体やNPO法人などに委託する「簡易委託」も打診。

 このようになっている。元々JR九州みどりの窓口、あるいは一部の機能を省いた中長距離向けのきっぷを発売する駅が少なく、民営化後に段階的に駅業務を縮小してきた。そこに新型コロナウイルス感染症の流行で客足が大幅に減ったことから、来年春のダイヤ大幅見直し後に極端な縮小を狙う。

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廃止が確実な情勢となった、JR枝光駅

 単純に窓口廃止となれば問題だが、その代わりとして、JR西日本管内で見られる指定席券売機(アシストマルスの導入や、スマート・サポート・ステーション(インターホンによる対応・監視カメラ設置・必要に応じた介助・係員対応精算機)の強化などを図る、という前提で話を進めていると思う。

 JR九州はここ最近、介助の申し出を断ったことで国土交通省から注意を食らわされている。ただ、鉄道事業者だけの対応では限界があるため、これから先は自治体・NPO法人などによる簡易委託方式が主流になっていくものとみられる。JR九州「だけ」槍玉に挙げられるが、他のJR各社も同じように合理化を進めているのに、そこには触れない。不思議だよね。

 ところで、須恵中央駅などのスマサポ駅にある自動改札機、あれ、要らんよね。遠隔による無人対応なら、簡易カードリーダー程度で十分やろ。