9月23日の西九州新幹線開業まで、あと1日となった。
佐賀県杵島郡江北町にある肥前山口駅は、明日の新幹線開業と共に「江北駅」へと切り替わる。あくまでも駅名変更のみで、特急列車(リレーかもめ・かささぎ・みどり・ハウステンボス)の運行そのものは特に変化はないが、せっかくなので昨日の武雄方面の郵便局めぐりをしたついでに立ち寄ってみた。今日・明日は物凄く多そうだぞ~~
肥前山口駅時代、最後の駅見学
長崎本線が有明海沿いを経由していた頃、国鉄時代は別の特急列車との連結作業で賑わっていたそうだが、現在は単独でそれぞれの特急列車・普通列車が停車する程度。訪問時は若干名ながら鉄道ファンによる列車撮影の姿も見受けられ、駅名変更と共に長崎方面の運行体系が大きく変わる明日に向けて、別れを偲んでいる様子が窺えた。
入場券・乗車券
肥前山口駅(江北駅)のみどりの窓口は、訪問当時は朝方しか開いていないため、9時台を狙って、入場券・乗車券を購入することに。駅名変更に伴う鉄道ファンの利用を見越してか、駅員もMARS端末操作に関しては、操作に慣れた手つきでパパッと発券していた。
余談だが、西九州新幹線開業後も、この駅に指定席券売機が導入されることは一切ない。よって、窓口が閉まる昼以降の乗車券受け取りは、車内で申告するか、受取を朝のうちに済ませるか、もしくは佐賀駅 or 武雄温泉駅で対処する必要がある。リレーかもめ(≒実質、新幹線)が停まる駅なのに窓口時短強化+指定席券売機ナシって。不親切にも程があるわ……
感想。
思い残すことは……特にない。駅名が変わるだけだし、肥前山口(江北)以南が戦力外となり、完全に廃線となってしまうのであれば「う、う~ん(汗」と考えるかもしれないが、あくまでもリレーかもめ主体のダイヤを主体としつつ、たまに「かささぎ」「みどり・ハウステンボス」がやってくる程度のモノなので、直ぐさまこの駅が絶滅に追いやられる訳ではない。だとすれば、一応、記録として残すぐらいでソッとしておくのがいいのかな~と言うのが私の感想。
一筆書き乗車の駅が変わる?
肥前山口(江北)駅は、JR最長片道きっぷの旅のゴール地点とされているが、西九州新幹線開業後は、大村線・新大村駅にその座を譲る見込み。これは一筆書きルートの経路上、今までは早岐→肥前山口(江北)に到達すると、有明海沿いの長崎本線を一度通過していることから、この駅で一筆書き乗車が終了していた。西九州新幹線開業後は、早岐→武雄温泉→(新幹線経由)→新大村の経路が追加されるため、若干ながら営業キロが長くなる。
news.railway-pressnet.com ……ただ、この「JR最長片道きっぷ」も、いくらでも解釈を曲げることは可能な上、JRグループとしても旅客営業規則などで公的に説明している訳ではない。「新幹線はNG」とするかどうかで不毛な論争が発生するのが目に見えている以上、あくまでも「当時のNHK番組のローカルルールではそうだった」という程度で軽く流すぐらいが一番だとみている。(客観)