mainichi.jp 構造改革(≒減便・見直し)は引き続き継続していく方針なので、当然のことながら、きっぷ発売の見直しも避けて通れない。
私の予想として、今後はJR西日本管内同様の無割引を前提とした条件に見直すとみている。具体的には、
- 「2枚きっぷ」「特急券4枚きっぷ」「定期券専用回数券」の完全廃止。
- 九州ネットきっぷ(当日券・3日前予約・7日前予約)を、原則として完全廃止。JR西日本管内でみられる「こだま早特きっぷ」の九州版(つばめ早特きっぷ・かもめ早特きっぷ)を導入し、21日前までの予約・指定席変更NG・2人縛り(同一行程・2人以上の義務化)に切り替える。
- B&Sみやざきネットきっぷの廃止、または割引率の極端な縮小。
- 「ぐるりんきっぷ」系に2人縛りを適用
- お買い物往復きっぷに2人縛りを適用(博多~小倉の新幹線区間における「よかよかきっぷ」は、こだま or ひかり限定+指定席強制+2人縛りに切り替えるか、廃止。
- 旅名人の九州満喫きっぷは、廃止か、前日までの事前予約とした上で、当日のみの利用に見直す(現在は3回綴りタイプ)。
- 「ゆふいんのんびりきっぷ」「阿蘇のんびりきっぷ」「海幸・山幸のんびりきっぷ」に、指定席+2人縛り適用。「JR・おれんじぐるりんきっぷ」の場合は、新幹線移動の部分のみ、指定席+2人縛り適用。
- 「ぐるっと九州きっぷ」に、2人縛り適用(新幹線・特急移動時に、指定席の着席を義務付ける。自由席NG)。
- ハウステンボス・グリーンランド・マリンワールドきっぷは廃止(当該施設の入場券販売代行は継続)。
- 不定期で行う「みんなの九州きっぷ」は、2人縛りを強制化。
このようになっていくと考えている。
JR九州管内では、鉄道路線に並行して様々な競合公共路線があるものの、速達性と持続可能な公共交通の維持を考慮すれば、事実上の大幅値上げに踏み切るのは避けて通れない。きっぷの見直しと併せて、駅の運営体制の更なる縮小化・合理化も進める必要があるだろう。
私は諦めの境地に入っているので、どうぞご自由に。