都道府県のうち、取材範囲が非常に狭い地域紙では、全国・海外のニュースは通信社と契約を結び、必要に応じて掲載する仕組みを採用している所がある。家に保管してる地域紙銘柄のうち、そうした通信社または全国紙と特約を組んでニュースを掲載しているものをピックアップ。
共同通信社
共同通信の場合、基本的には加盟社として、その地方紙とともに共同の記者も取材することになっている。それとは別に、単にニュースを受け取るだけの「契約社」があり、そちらは財力的に余裕がある読売新聞・朝日新聞なども契約社としてニュースのみ受け取っている。
山口県にある山口新聞も共同通信に依存した紙面作りを行っているものの、あくまでも契約社扱いである上、頒布箇所が下関市を軸としている関係上、「県紙でもあるし、地域紙でもある」という微妙な立ち位置となっている。
時事通信社
いわゆる全国郷土紙連合・地域紙協議会に加盟している新聞社の場合で、全国・海外ニュースも掲載している所では、時事通信社の記事を借りるケースが目立つ。私の思い込みでは「地域紙は時事通信を使う」ってイメージ。
読売新聞社（読売新聞東京本社 / 読売新聞グループ本社）
採用例は少ないが、一部の地域紙では通信社ではなく、読売新聞東京本社（グループ本社）の記事を使っている新聞社も僅かながら存在する。
そのほか
糸島市に本社を置く糸島新聞社は、元々は独立した地域紙発行会社だった。2017年からは西日本新聞社の傘下に入り、糸島支局が糸島新聞社の中に同居している。但し、糸島新聞と西日本新聞、それぞれで取材協力はしても、新聞記事のたすき掛けは行われていない（糸新の記事を西日本に転載はしない、その逆も含む）。
気が向いたら随時更新していきます。
