そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

購読料改定に関するFAQ

 2025年1月1日から、全国紙は原則として共通料金となる(セット販売は5,000円未満、夕刊のない統合版は4,000円以下)。購読料見直しに関するよくあるご質問にお答えします。

なぜ値上げするのですか?

 一つめは新聞用紙・部品の価格上昇。これはウクライナ情勢に伴う円安効果に伴い、新聞用紙の元となるパルプの輸入に掛かるコストが上昇しているためです。加えて、輪転機の老朽化に伴う印刷工場の廃業が相次いでおり、そうした所では他紙に業務を委託することで発生するコストが発生しています。

 もう一つは配達環境の悪化。皆様のご家庭・職場等に配達する新聞は、印刷工場からの配送や、新聞販売店からの配達(これには販売店負担による燃料費も間接的に影響する)・集金・販売店維持が過去よりも大幅に増大し、新聞不況も重なって、販売店の統廃合に伴う配達員への負担が増大しているためです。

値段が高すぎる。"マスゴミ" の分際で経営努力が足りないぞ!

 あなた方からマスゴミなどと罵られても、新聞販売店は困ります。販売店は、あくまでも契約者が住むご家庭・職場等に配達・集金を行うための窓口に過ぎません。それに、本当に客がゼロになったら、販売店は物凄く困ります。だって潰れるし(新聞社は無傷)。

 なお、販売店・配送業者・印刷工場といった流通に関しては、コスト上昇に伴う配送の見直しを随時行っており、銘柄によってはカラ輸送を回避するために他銘柄をまとめて持ち運んだり、朝刊であれば出来るだけ多くのご高齢の方にいち早くお届け出来るよう、締め切り・印刷時間の繰り上げなど、臨機応変に見直しを実施しております。

夕刊要らない

 お近くの新聞販売店にお問い合わせ下さい。

偏向報道が原因で新聞が売れなくなっているんだ!

 繰り返し恐れ入りますが、新聞販売店は契約・配達・集金・営業の窓口でして、新聞記事に対する苦情を申し立てる場所ではございません。「偏向報道」と申されましても、当方では関知できません。

値段が上がったら、客が減るはずだ!

 正確にはお答え致しかねますが、購読料の上昇で、お客さまが解約をお申し出になられることは殆どございません。苦情は多々ありますが、概ね、ご納得して戴いております。

※客が減るのは、病気に伴う医療費確保とか、死去に伴う自然解約、住居移転が大半。

値上げ後に配達が遅れるようになった。いったい、どうなっているんだ?

 大変恐縮でございます

 ここ数年は新聞販売店の維持が困難となり、お住まいの地域からの配送に時間を要する機会が増えました。それにより配達員を十分に確保できない問題も重なり、なかなか定刻通りに持ち込むのが困難な情勢です。人員不足の解消へ向けた取り組みは行っておりますが、若干の遅延が発生に関しては、ご理解と御協力のほど、よろしくお願いします。