そらマメさん鉄道局・流通局

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トーチュウ THE FINAL

 2025年1月31日付を以て、中日新聞東京本社が発行するスポーツ紙「東京中日スポーツ」(トーチュウ)は、紙媒体としての供給が終了し、翌日から完全電子版に移行した。紙媒体としての供給が終わることから、事実上の廃刊である

ドラゴンズの沖縄入りの話が最期となった。

この日限りの復活記念として、堂本光一さんのF1コラム(光速CORNER)がラッピング掲載。

 一面は井上一樹監督率いる、中日ドラゴンズの沖縄キャンプ入りの話。本体の紙面を覆うようにKinki Kids堂本光一さんによるF1コラム「光速CORNER」が掲載され、全盛期のモータースポーツコラムを持っていた時の話や、旧・ジャニーズ事務所に所属していたメンバーによるトーチュウの思い出話がギッシリ載っている。最期の終面も堂本さんで固定され、紙媒体としてのトーチュウに別れを告げている様子は興味深かった。

 ただ、本体は僅か16pしかなく、ラッピングでどうにか20pを構成しているあたり、普段から極端に掲載分量が少なく、スポンサーもつかない状況下で自社広告などでやりくりしている様子が伺えた。紙媒体供給終了社告が載った2024年11月5日付でさえ、16pで完結してしまっているあたり、普段からトーチュウを定期購読している客層は非常に限定的だったといえる。

※後で知ったが、肝心のモータースポーツの取材記者は外部委託だった模様。なので、バックナンバー調達をしても、モータースポーツの記事が載っていないことが多々あった。

最終号でさえ16p完結。これでは廃刊を迫られてもおかしくない。

 他のスポーツ紙は、今年5月から段階的に一部売り価格を値上げするが、多少値上げしても十分にペイできる(どうせ販売店に卸すわけですし)。その点、末期のトーチュウの薄っぺらさでは、値上げしても回収すら出来ず、さらなるコスト増で中日東京本社の経営を圧迫するだけと判断し、電子版移行で実質廃刊の道を選んだと推測する。今後、体力のないスポーツ紙や一部の一般紙は、完全電子版移行でやせ細っていく一方だろう。

トーチュウが実質廃刊になるの、紙媒体新聞を受け入れる専売店が、肝心の都内販売エリアから消え去っていっている疑惑もあり得る。

トーチュウ紙媒体廃止に伴う代替措置