他人の失敗をあざ笑うことは基本的にしないのだが、例を見ない、あまりにも凄い大誤報が世間を騒がせたので、この記事でも。
- 公設秘書給与 不正受給か 維新衆院議員 東京地検捜査 2人勤務実態ない疑い
(読売新聞西部本社 2025年8月27日付朝刊)
※電子版では削除されているため、お手持ちの紙媒体朝刊で確認を。図書館等でも確認できる。
当日の記事によれば、日本維新の会の議員が採用した公設秘書2人について、秘書としての勤務実態がないにも関わらず勤務したと嘘の報告・公費を騙しとった疑いが持たれたことから、東京地検特捜部が関係先に事情聴取(事実上の立件へ)を固めたというニュース。
これ自体は朝日新聞朝刊でも伝えていることだが、問題は、その議員を取り違えたというもの。読売新聞によれば、池下卓氏と名指ししたが、実はコレは誤報であり、正しくは石井章氏。確認が不十分だったと後の社告で解釈している。

「特捜部も抑えていて報道機関にリークも行ってる、ならば間違えることはないじゃないの?」という、極めて初歩的なミスであることや、池下議員に謝罪した時も面倒臭い態度をしている様子がニュース画面に流れるなど、結構話題になった。
間違いは誰しもあることだし、ウヤムヤにせずに早期に訂正を出せただけでもまだマシな方だとは思うが、これってデスクや政治部キャップを通じて確認すればいいだけの話であり、どうしてそうなったのか疑問に感じる所はある。別にコレで日本の報道機関の信頼性が低下する訳ではないものの、慌てずに確認するというプロセスは、ベテランから初心者まで常に心がけたい。
石破氏の退陣号外も事実上、誤報が確定している(しかも読売は紙媒体で配布するスタンスを崩していないため、言い逃れが出来ない)。何だか、時のカリスマが崩御した後、一気に組織としてのバランスが崩れてしまったのかな?