そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

来年の元日新聞購読について(ガンジツスゴクオモイシンブン2021・最終回)

 原則として在福・佐賀県山口県内の一部買い程度に留め、大幅に見直します。理由は下記の通り。

(1)移動手段が大幅に制限される

 多分、JR西日本管内で毎年恒例となっていた元日限定の乗り放題きっぷは、発売しないか、当日限定でも2人縛りを掛ける。背景には西日本をはじめ、多くの鉄道事業者がCOVID19の影響を受けざるを得ない事態が続くのは確実な情勢で、ワクチン接種で回避出来たとしても、経済を元に戻すのに相当の時間が掛かるのは十分に想像が付く。

 そのため、ダイヤ大幅見直しの前倒しが確実に実施され、移動手段が限定的になったり、相対的には安いはずの通常きっぷですら、大幅値上げを行わざるを得なくなる。なので前みたいに乱暴に移動して少しでも部数稼ぎをするといったやり方は、ほぼ無理だとみている。

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どこでもドアきっぷの派生版を出すにしても、確実に2人縛りを掛けるのは既定路線(そうでないと西日本は持たない)。ならば、無理して電車に乗る理由も無くなる。

(2)無理して遠方に行く必要性が薄れた

 この前の18旅行は、新聞の一部買いついでにJR東海JR四国の駅に行くことを前提に動いており、2つの鉄道会社の主要駅に訪問し、それぞれのICカードやカタログ類を入手できた。そのため、もはや遠方に行くための大義名分が解決したため、無理してそっちに行こうという考えが遠のいている。

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四国に渡れて嬉しかったよ-!

(3)新聞の頁数は、今後も減る。

 元日の新聞ページ数のコーナーでも説明したが、どの新聞も広告入稿が大幅に削減されており、新聞全盛期に見られた第1~5部以上の別刷りを現在でも維持しているのは、ほんの一握りでしかない。爆買いして「海抜が高い高~い!」なんていってもたかがしれるため、ソレだったら普通に在福と隣県(佐賀・山口・大分・熊本)程度に留めるぐらいが十分な所だろう。

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諸行無常とは言え、一部買いする割にはページ数が以前よりも減っており、読者の利用負担も大きくなるばかり。

(4)正直、配達が終わってから行くのはキツいから無理。

 これは配達をしている以上の宿命でもあるが、凄く重い新聞を配達した後でそのまま新幹線へ乗り込み、一部買いの繰り返しで行動するのは、正直、身体が持たない。さすがに今回はドーミーに一泊したモノの、もしも遠方に出かけるとするなら、高速道路で移動した後でどっかのビジホに泊まる方が、意外とゆっくり出来ると見ている。

 

 以上のことから、来年は福岡県・佐賀県(出来れば山口県熊本県)のみに留め、大幅に縮小します。「ガンジツスゴクオモイシンブン2021」総評、終わり。

西鉄電車 ダイヤ大幅見直し

www.nishitetsu.jp  JRグループのダイヤ大幅見直しばかりが注目されるが、福岡都心と筑後の大動脈である西鉄電車にも大ナタが入る。

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庶民の足の西鉄電車ですら「覚悟せい!」

ダイヤ大幅見直し

最終列車の繰り上げ

 JRグループをはじめ、鉄道事業者が夜間に実施している鉄道工事に対する負担軽減や、新型コロナウイルス感染症(COVID19)流行に伴う労働・生活環境の変化に対応するため、最終列車を最大30分ほど繰り上げる。

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ダイヤ改正前の福岡天神の平日(21時~終電)

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ダイヤ見直し後。0時台の急行列車が廃止され、23時台で繰り上がる。

データイムの特急列車取りやめ

 11時~15時台に運行される特急列車を急行列車に格下げ。たとえば福岡天神を起点とする特急があっても急行に変更となる。

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平日データイムの時刻表(福岡天神発)

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ダイヤ見直し後の福岡天神発。30分台の特急が急行に格下げ。
緩急接続も勘案し、一部の普通列車の運転取りやめも実施される。

「土曜日」枠の新設とダイヤ見直し

 土日祝日のダイヤも、利用実態が異なることから「土曜日」と「日祝日」とで分離土曜ダイヤは福岡天神発の列車を削減する。また、日祝に関しては朝時間帯に加え、18時以降の福岡天神⇔二日市を軸に大幅減便を実施。もちろん、土日祝日共通で最終列車も23時台で終電とするように調整する。

nimocaの乗車ポイント制度廃止

 西鉄電車西鉄バスの利便増進を図る理由から実施してきたnimoca乗車ポイント」を、2021年3月31日を以て付与を終了する

【運行会社】

【対象路線】

  なお、記名式タイプの「スターnimoca」に関しては、引き続き、加盟店(主に西鉄系列)で買物した際にnimocaポイントを付与する。また、nimocaに加盟する西鉄以外の鉄道事業者に関しては、その事業者ごとの対応となる。

 無記名式であっても乗車しただけでnimocaポイントが貯まる制度は、トクする人・ソンする人の差が大きいとみる。私は普段から自動車交通に依存しているため、nimocaを使うのは西鉄電車・バスをたまに使う時程度に留まる。そのため、nimocaポイントが付く・付かないは全く意識しない。そもそも貯まらないからだ。一方、定期通勤・通学ではなく、頻繁に福岡・北九州などへ旅行に出かけていた人にとっては、乗車ポイントの積み重ねで観光の負担軽減を図ってきた側面もあることから、乗車ポイントの全廃はかなり堪えるだろう。

 乗車ポイントの付与を無記名式のみ廃止なら理解できるが、記名式のスターnimocaであっても廃止されることから、捻くれた考えで行けば「別にnimocaじゃなくていいじゃん」ってことにもなる。恐らく、西鉄電車・バスともに、別の交通系ICカードを使うユーザーも結構いることから、乗車ポイント付与で客単価を上げるやり方に限界が生じたのだと考える。

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nimocaの急激なサービス縮小で、存在感も一気に薄れそうなイタチくん

 将来的にはnimocaをはじめとする、全国共通交通系ICカードの統合化も視野に、nimocaSUGOCAはやかけんの廃止(SuicaPASMOのどちらかに一本化)も考えられる。

近距離利用の基本運賃改定

 COVID19の流行で福岡天神への旅行客が激減していることから、近距離移動に対する普通旅客運賃を引き上げる。対象は天神大牟田線貝塚線。運賃改定は3月6日から

天神大牟田線

  • 3区(営業7~9キロ):250円→260円(△10円)
  • 4区(営業10~13キロ):290円→310円(△20円)
  • 5区(営業14~17キロ):350円→360円(△10円)

貝塚線

  • 2区(営業4~6キロ):200円→210円(△10円)
  • 3区(営業7~9キロ):230円→260円(△30円)
  • 4区(営業10~11キロ):270円→310円(△40円)

 天神大牟田線はともかく、貝塚線は全区間乗車で40円(往復80円)の大幅値上げとなる。この辺、地下鉄貝塚駅とJR鹿児島本線との新駅構想・直通にあたり、不採算路線の貝塚線に対する廃止に含みを持たせたのではないかと分析する。

福岡の庶民の足ですら、コロナには逆らえなかった。

 上記の通りである。ただ、西鉄電車のダイヤはJR線のような極端な本数削減と異なり、あくまでも福岡都市圏に住んでいるユーザー相手に減便措置を執っている。特急が急行に格下げされると言っても、通勤・通学に支障を来す人相手に敵に回すことはせず、逆に比較的低頻度・気が向いた時に福岡都心へ旅行に出かける人に対してブレーキをかけるような中身なので、大げさに話題になる割には、意外と普段とそんなに変わらないと考える。

 並行するJR九州は効率性を徹底させるため、理不尽な減便を平気でやるが、西鉄はこれでもよく粘った方。コロナが落ち着き、福岡経済の再生に弾みが付き始めたあたりで、少しずつ元の姿に戻って行けたら幸いかなと思う。

 でも、乗車ポイント削減に関しては、さすがにnimocaの存在を脅かすのでは?(と同時に、SUGOCAのキューポ、はやかけんポイントの廃止も現実味を増してくる)

JR西日本 戦力外候補を予想してみる

mainichi.jpfuwafuwaame.hatenablog.com↑この記事も参照。

 JR西日本が公式サイトで公開している輸送人数があるため、国鉄戦力外通告と同様、下記の条件で戦力外とする路線を策定するなら、こうなる。

JR西日本戦力外通告 廃線を宣告された路線たち

第1次戦力外通告

【戦力外の条件】 ※下記のいずれかに該当するモノが対象

  • 盲腸線
  • 営業キロが極端に短い
  • 特定の線区に対し、1日輸送人数が500人を下回る路線
  • 他のJR線と跨がる路線は戦力外を「保留」する(他社JR線も廃止してよいと判断した場合に断行)
  • 代替交通手段の提示は行わない。

 この条件に当てはまる路線は、下記の通り。

第2次戦力外通告

【戦力外の条件】 ※下記のいずれかに該当するモノが対象

  • 特定の線区に対し、1日輸送人数が2,000人を下回る路線(廃止によって重大な影響を及ぼす可能性がある場合は「保留」する)

 廃止の際は、路線バス・第3セクター譲渡・新交通システム(BRTバス専用道・LRTなど)の導入など、代替交通手段と引き換えることを前提に議論する。

この条件に当てはまる路線は、下記の通り。

第3次戦力外通告

【戦力外の条件】 ※下記のいずれかに該当するモノが対象

  • 特定の線区に対し、1日輸送人数が4,000人を下回る路線(廃止によって重大な影響を及ぼす可能性がある場合は「保留」する)
  • 他のJR線と跨がる路線は戦力外を「保留」する(他社JR線も廃止してよいと判断した場合に断行)

 廃止の際は、路線バス・第3セクター譲渡・新交通システム(BRTバス専用道・LRTなど)の導入など、代替交通手段と引き換えることを前提に議論する。

この条件に当てはまる路線は、下記の通り。

 あくまでもJR西日本が公表している輸送人数のデータをもとに、機械的に算出しているため、実際に戦力外にしたら問題が起きる路線が必ず出てくる(他社線との連絡を除く)。さすがに山陽本線の迂回路線である赤穂線呉線紀勢線まで切ってしまったら支障を来すと判断したため、その路線は除外。また、新型コロナウイルス流行に伴う極端な減便が今度も予想されるため、「1日4,000人密度以下」に該当しない路線も、あっさりと戦力外の危機に遭うことは覚悟しないといけない

 国鉄戦力外の規模で行ったとしても、生き残れる路線はコレだけに留まるだろう。

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最低でもココまで減らさないと。

JR西日本の「分社化」も検討を

 以上の路線縮小を行いつつも、一方ではひとつの路線に対し、営業範囲が極端に広いエリアばかりが残るため、JR西日本一社体制では管理・運用に支障を来す。そのため、下記のように西日本会社線そのものを分社化し、西日本が安定して鉄道経営・維持管理が行えるように再編することも提案する。

 その他にも、山陽新幹線の停車駅の見直し(臨時駅扱いに変更)なども考えたが、面倒なので割愛。 

 JRグループの中で意外とキツい思いをしているの、やはり西日本・四国・九州の3社なんだろうなぁ……。

JR西日本のトクトクきっぷを、問答無用で再編させるなら? ●

【前提条件】

  • 全てのトクトクきっぷは、原則として同一行程・2人以上(いわゆる「2人縛り」)に共通化・義務化し、周遊旅行など広域行動を伴うソロきっぷは全面禁止(JRきっぷのルールを厳守)。
  • その上で、ソロきっぷは、制限無しの通常の乗車券を購入する方が相対的に安いことを積極的にPRし、ICOCAによる後日還元方式を導入する。

 それを踏まえた上で再編させるなら、多分、こうなる。

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(我が家の寝イコ駅員さんの話)客単価が殆ど儲からないJR西日本のことなので、たぶん、今後こうなると生温かく見守るしかない。

南日本新聞「フェリア」

 「ドキッ!丸ごと南日!みなみだらけの新聞販売!!」の派生版を。

mall.373news.com

 フェリアは南日本新聞社が発行しているフリーペーパー。コンビニなどで無料頒布されているほか、南日購読者や未契約世帯に対して、朝刊配達、またはポスティングで配布している(ポスティングは旧・鹿児島市内のみ)。

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鹿県に出かけた時に必ず入手するものの一つ。

 鹿県内(実際には市内向け)のタウン情報としての側面が強く、1~3面は企画モノ、それ以降は地元のグルメ・ファッション・トレンドものを中心に掲載されている。

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鹿児島市内の話題には強いとみられる。

 広告欄は鹿県の地場産業や大学・自治体の観光PRなどで構成されているため、かなり地元密着な情報紙だなと読んでて感じる。2020年8月地点での発行部数は約27万部。

 南九州ファミリーマートの店舗に行くと、必ず南日とセットでラック配布が行われている。で、南日ついでに他の新聞はと言うと……。

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南九州ファミマに納品されるのは、その月の第1号のみ。

Oh! Yen!・でかなび(西日本新聞)◇ ※廃刊

 新聞に付属する別刷りを紹介していくというコーナーを新設した。1回目は地元紙・西日本新聞にたまに付属していたフリーペーパーから。

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Oh!Yen自体は、本来は有料のタブロイド雑誌。

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裏面は観光情報……と見せかけて、大半は通販の広告。

 西日本新聞は、年に4回のペースでフリーペーパーを差し込むことになっており、元々はペラペラした材質で発行された冊子を、同社が発行している個人向け投資情報誌の「Oh!Yen!(オーエン)」とセットにした上で、朝刊に差し込んでいる。

 「Oh!Yen!」は個人向け投資情報として、銀行や証券会社などのフィナンシャルアドバイザーの意見も交えながら生活費のやり繰りを解説している。2017年に発刊された当初は月刊誌として発売され、後に2020年6月号から後述の「でかなび」と一体化する形でフリーペーパーに変更した。一方、後半の「でかなび」は、単独冊子で発行されていた時代から通販の広告ばかりで構成され、その中で福岡県内の観光・グルメ情報を掲載していたが、タブロイド判に移行した後も継続し続けている。

 正直、Oh!Yen!そのものは「西日本って、昔から日経のような投資信託の話に強かったっけ?」みたいにキョトンとしているし、フリーペーパーにした所で投資信託に無関心な読者が相応にいることを考えると、微妙。

 結果、2021年1月の冬号を以て、両者ともに発行終了(廃刊)。

 それよりかは、福岡・北九州都市圏でポスティングされている「ファンファン福岡(北九州)」をココと統合化する形で頒布してもらう方がまだマシかな。

東日本大震災(余震)の一面

 13日の夜23時8分頃に発生した、東北地方太平洋沖地震の余震。今年で東日本大震災から10年目になろうとしているのに、未だに余震の束縛から抜けられないのは、正直、地獄だと思う。余震で被害に遭われた皆さまに、深くお見舞い申し上げます。

 九州地区の新聞は、遅版で発行される地域で第一報が入る程度だった。

読売新聞(西部)

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12△(福岡県・山口県下関地域以外)。全く反映できず。

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13S(一面の下段部に第一報が差し込まれた程度)

 西部本社管内の読売新聞は、都心以外の福岡県向けに流通している13Sで第一報が挿入された程度で、それよりも印刷時間が早い12版では、全く対応できずにそのまま流通している。

 フォロワーさんからの情報では、最終版14S(都心の一部・宅配向け)では詳報が追加されて大幅な紙面変更が生じたとは聞いてる。

毎日新聞(西部)

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12△(福岡県・山口県下関地域以外)。やはり印刷時間が早すぎるため、全く反映できてない。

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14S(福岡県内)。第一報を強引に差し込む形で終了。

 西部本社管内の毎日新聞も、福岡県内と山口県下関市で流通している14Sで共同電による第一報がある程度で、早版12△(福岡県・山口県下関市以外)では全く反映できてない。読売以上に印刷時間が早まっていることもあり、14Sで第一報が差し込めただけでも奇跡。

地方紙

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佐賀新聞は一面左カタを活用し、第一報を掲載。

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長崎新聞は、左下の隅っこに第一報があるのみ。

 離島を抱える長崎新聞は、どうしても印刷時間を早めないといけないものの、第一報が強引に左下に反映できている所は凄い。印刷締切のギリギリで修正を加えたのだろう。佐賀新聞は左側に第一報が書かれているが、こちらは写真付き。いずれも共同通信からの引用。

 ちなみに、福岡の西日本新聞も、筑後向け18Sでは第一報が左上にあったのに対し、佐賀県などの早版地域(16△)では全く反映できてない。朝日新聞日本経済新聞などは、佐賀・長崎県内をブラブラした割にはどこも売ってなかったので諦めた。

翌日が新聞休刊日という日に限って……

 東日本大震災の時も、数日後が新聞休刊日に指定されていたことから、新聞社ごとに特別朝刊を発行した地域も存在した。今は自社サイトで電子版を配信できるため、昔と比べれば情報伝達がしやすくはなっている。

 ただ、「それでも紙媒体で無いと」という新聞業界の方針に変わりはない。休刊日の今日、夕刊を購読している世帯ではそこで、夕刊をとってないか、夕刊が存在しない地域は翌朝までお楽しみに。