そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

コンビニで業界紙・地域紙が買えるという話

 一部の業界紙・地域紙は、コンビニに置いてあるマルチコピー機を活用して、バックナンバーをプリントアウトできるサービスを行っている。実際にはeプリントサービスを運営するBIT社が、各新聞社と業務提携を果たし、過去データをデジタル化した上で有償で頒布する仕組み。

 元々は当日開催分の競馬・パドック情報をプリントする客向けのサービスだが、新聞の紙面データを送るという技術自体は競馬新聞以外でも通用。業界紙・地域紙プリントは、この延長線である。

www.e-printservice.net この話を聞いた私は、早速、セブンイレブンのマルチコピー機を使って、2つの業界紙を印刷してみた。全てモノクロA3サイズで出力され、裏面刷りまで含めて各紙300円程度で発売されていた。

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日本食糧新聞と週刊観光経済新聞

 一つ目は日本食糧新聞。姉妹紙に「外食レストラン新聞」「百菜元気新聞」があるものの、今回は本体のみ購入。福岡県立図書館でもチラッと拝見したが、名前の通り、食品加工業向けの業界紙となっている。加工食品の話題に関しては、日本経済新聞社が発行する「日経MJ」と競合関係にあるが、「食糧」だけあって、発行日ごとに特定の食品だけ取り上げたコーナーで数ページ埋まるなど、食べ物好きには一読の価値がある。

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日本食糧新聞。ホントに食べ物・飲み物しか取り上げない。

 もう一つは「週刊観光経済新聞。こちらは週一での発行となっており、旅行業に携わる企業相手に様々な業界話を載せている。最近はCOVID19流行に伴う「GoToネタ」の封印や、C19状況下における旅館・旅行代理店の取り組み・自治体への根回し活動などが主。買う予定は無かったのだが、リストに掲載されていたので、興味本位で購入してみた。

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週刊観光経済新聞。旅好きの私にすれば、ある意味タイムリーな話が盛りだくさん。

 注意点としては、あくまでもコンビニプリントの範囲内での頒布となるため、実物と違ってページ数が限定されている所。例えば日本食糧新聞の場合は、本来は1部構成のみとなっているが、コンビニ頒布版はそれを3分割しており、全部印刷する場合は実質的に1部900円もする(本来の価格は1部439円)

 そのため、あくまでも新聞閲覧ではなく、見本紙を有償で購読しているという感覚で捉えた方がいいと思う。また、海外紙も項目はあるものの、既にデジタルプリント自体を打ち切っている新聞社だらけで、パッと見、プリントできる新聞はごく僅かしか無かった(それだけ海外と日本とでは、新聞の流通に対する価値観・合理主義が全く異なることも意味している)

 取りあえずコンビニプリントで興味のある新聞を印刷・試し読みし、必要に応じてバックナンバーを新聞社から取り寄せることも検討したいと思う。……そこは「二度手間」というツッコミはナシという方向で(汗

鹿児島本線で窓口廃止・MV50強制転換を行うなら?

 MV50。はよ設置すりゃいいのにね。対岸のJR西日本では一切遠慮なくMV50・MV50アシストマルスに強制転換が進んでるのに、JR九州は今ものんびりと窓口対応が続いている。MV50があるにしても、主要駅のみに限定され、福岡都市圏で採用されている「ど~ぞ」も数基しかなく、結局は窓口に行かないといけない。

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最低限、コレを出来るだけ設置して。

 減便も大事だが、直営・委託を含めた駅員のCOVID19感染を回避するためにも、MV50への完全置き換えを地味に期待している。

本気で窓口廃止・MV50強制転換を実現するなら、どこの駅がそうなるか?

鹿児島本線

通勤時間変更によるICOCAポイント還元サービス、効果あるの?

www.jr-odekake.net

【定期券利用時の、通勤時間変更に伴うICOCAポイントの付与サービス】

  • ICOCA定期券所持者に限定
  • 平日の朝9時15分~10時30分に、ICOCA定期券で自動改札の入出場を行う。
  • 1回の利用ごとに20ポイント付与
  • 10回・15回目の利用時に追加ポイント付与
  • JR西日本が指定する「アーバンネットワーク」の範囲内限定

 恐らく、効果は限定的。テレワークなど、通常と異なる労働形態を政府が推奨しているとはいえ、鉄道会社の企業努力程度では、通勤時間帯をズラして電車に乗るというのは、ほんの一部に限定される。COVID19の亜種が流行し始めて問題になっていても、政府手動の労働形態変更は強制ではないため、テレワークを取りやめて、感染対策を徹底した上で通常の通勤を呼びかける企業の方が多い。

 JR西日本としては、COVID19の流行に伴う鉄道収入の大幅な減少が問題であって、乗車方法に関する小手先レベルの話で済まされる次元の話ではないはず。

 ここは大人しく、下記の通りに直接・間接値上げを行う方が潔い。下記は私案。

  • 大幅な減収により、鉄道運行に深刻な影響を及ぼすことから、安定性を回復することを理由に、基本運賃を改定(値上げ)する。
  • 初乗り運賃は、京阪神地域では現在の150円から180円に、それ以外では160円から200円に引き上げる。
  • 有効な乗車券が1,000円未満の場合は120円、1,001~9,999円の場合は運賃の10%分、10,000円を超える場合は運賃の15%分を加算する。
  • ICOCA乗車ポイントは、全て廃止。
  • ICOCA電子マネーに加入している店舗であっても、ICOCAポイントの付与は原則、取りやめを店舗に通達・推奨する。
  • MV50・MV50アシストマルスの転換を更に強化するだけでなく、事前にe5489を使ってきっぷの手配を行わなかった場合は、予約の有無を問わず、販売手数料として運賃の5~20%分を上乗せして徴収する。
  • 「NEW WAY of RAILWAY」を確実に推進するため、JR西日本管内でCOVID19流行以前から不採算の路線に関しては、自治体の意見を一切無視し、速やかに廃止手続きを行う。
  • 全てのトクトクきっぷは、新しい乗車スタイルの実現を理由に「2人縛り」を完全義務化。1人向けのきっぷは全面廃止し、旅行代理店経由に強制誘導させる。
  • COVID19の流行を抑えることを理由に、JR西日本JR東海は、青春18きっぷ・フルムーン旅行パスの対象事業者から脱退する。

 上記で一番確実性があるものは、多分、乗車運賃時に付与されるICOCAポイントの廃止とみている。(客観)

アシストマルスで「MARS入場券」は買えるのか?

 山陰道レポート延伸を理由とした高速道路ドライブで、松江市内のビジネスホテルに宿泊した際、チェックイン後にJR松江駅を散策してみた。

 松江駅は県庁所在地最寄り駅だけあり、JR西日本米子支社の直営駅となっている。事実、多くの特急列車が必ず停車し、一部の快速列車もこの駅を境に米子方面の列車が増え出す。

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松江駅

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松江駅の時刻表。特急列車が1時間2~1本のペースで停車する重要な駅。

 松江駅みどりの窓口が存在しており、他の駅に見られるアシストマルス強制転換にはなっていない。県庁所在地があり、山陰の中では最も人の出入りが激しい駅だけあり、今後もアシストマルス強制化になる可能性は低い。一方で窓口自体の営業時間は短くなっており、2021年5月地点では朝7時~夜7時までとなっている。それ以外の時間帯できっぷを手配する場合は、窓口隣にあるMV50で対応する。

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みどりの窓口(朝7時~夜7時まで)・MV50は2基(うち1基はアシストマルス対応)

 「窓口が閉まってるなら、MV50アシストマルスで買えばいいじゃん」と思ったので、呼び出しボタンを押してオペレーターと遠隔操作で聞いてみた。すると、遠隔操作ではMARS入場券の発売は行っていないため、近距離券売機(エドモンソンきっぷ)で対処するように指示された。

 で、それ自体は分かるのだが、疑問はそこから。窓口が閉まっているはずなのに、なぜか改札窓口の駅員が出てきて横からアレコレ聞いてくる。オペと自分は「?」となり、余計な介入をするなと言いたくなった。結局、駅員の説明で通常のMARS端末をシャットダウンしたため、入場券・近距離タイプのきっぷはエドモンソンで対処するように説明を受けた。

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(イコ太)アシストマルスの使い方、知っとるわい!

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翌日、改めて窓口が開いたのと同時に購入。

 アシストマルスの使い方が分からないのであるならまだしも、知ってて自分一人で操作しながらきっぷ手配をしている最中に横から駅員が出てきて口を出すの、ハッキリ言って謎。それなら従来通りに窓口を開けておけば良い話じゃないの。

 結局、5日の地点ではエドきっぷで入場券を購入して駅構内を散策し、MARSきっぷは翌日改めて購入し直している。

今日は新聞休刊日です。(2021年5月6日)

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今日は新聞休刊日となっております。

 おはようございます。本日、2021年5月6日は新聞休刊日です。休刊日のため、朝刊の発行はございません。夕刊発行地域では夕刊を、統合版地域では翌日の朝刊をお楽しみに。

東スポ廃刊で起こりうる、別の弊害

bunshun.jp 記事を読ませていただいたが、別に東京スポーツに限らず、他のスポーツ新聞や夕刊娯楽紙も同じように極端な部数減に悩まされている。五輪が中止になればスポーツ紙は一気に絶滅、無観客前提で強引に開催しても、その後は永遠の氷河期に入るだけなので、デジタル化・スポーツ紙の完全廃止も現実的だろう。

 ところで東スポが廃刊になった時、一番困るのは東スポの社員以外で誰がいるか?」と、ふと疑問に思った。多分、毎日新聞社だろう

 本家の東京スポーツ、及び大阪スポーツ九州スポーツは、毎日新聞の印刷工場を借りる形で編集を行い、そこから委託という形で輪転機に掛けて即売・宅配を行っている。もしも東スポが打ち切られた場合、他紙の印刷受託で辛うじて生き延びている毎日にすれば、大打撃を受けるのは避けられない(ただでさえ経営難で、資本金を大幅に減らさないといけない危機的状況なのに)。

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九スポ30,000号まで生き延びて欲しい。。

 東スポ自体は生き残って欲しいが、肝心の流通に関しては大きな見直しも考えられる。九スポの場合、夕刊紙を無理やり朝刊紙として発行しているため、その分がコストとして跳ね返っている可能性が高い。勝手な予想だが、九スポも夕刊転換や駅売り・コンビニ売りの大幅削減が近々起きるのではないかとみている(主要駅・福北都市圏・競馬場での即売程度に絞られるのでは?)

兵庫県の新聞流通考察(仮)△

 兵庫県内に流通している新聞を考察する話。

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兵庫県内に流通している一般紙。

県版・統合版が複雑に入り交じる兵庫県の新聞流通事情

 この前の新名神・四国島ドライブの際、神戸市北区にある淡河PA内のコンビニで兵庫県の新聞(神戸・全国紙)を買ったが、他県の地域欄が原則、1県につき1ページで完結という仕組みを採用していることから、兵庫県も同じだと思って購読した。

 しかし、後になって気付く。兵庫県は一枚岩じゃない」

 兵庫県はタテヨコに伸びる自治体で、昔の摂津・丹波・但馬・播磨・淡路の5ブロック体制で構成される。地域性や経済圏なども同一県内で完全にバラバラであり、それに伴って新聞の流通も複雑に入り交じる。こうしたことから、私が購読した「神戸都市圏」は、兵庫県全体でみればほんの一部に過ぎないことになる。

 より詳しい県版・夕刊発行地域の実態調査は、ココナツ・チャーリイさんのブログに委ねるとして、ココでは単純に阪神地域」「姫路・播磨」「但馬・丹波」「淡路島」の4地域で語ることにする。

charlieinthefog.comcharlieinthefog.com

全国紙と神戸新聞が拮抗

 兵庫県の「県紙」は、神戸市に本社を置く神戸新聞社がそれを担っているものの、隣の大阪府と隣接した土地柄上、全国紙も幅を利かせている。順番にみれば神戸新聞と読売新聞がほぼ拮抗し、次いで朝日・毎日・日経・産経と続く。

兵庫県内の取材拠点

神戸新聞
読売新聞大阪本社
  • 神戸総局:神戸市中央区栄町通1-2-10
  • 支局(阪神・三田・姫路・豊岡・洲本)
  • 通信部(明石・三木)
朝日新聞大阪本社
毎日新聞大阪本社
  • 神戸支局:神戸市中央区栄町通4丁目3-5
  • その他の支局:阪神・淡路・豊岡・篠山・姫路など

神戸新聞

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神戸新聞

 神戸市に本社を置く新聞社。1898年2月11日に、当時の財界人だった川崎正蔵氏によって創立されたのがルーツになっている。最初の12~14日だけ休刊したことがあるが、それ以降はずっと同じ題名で発行され続けている。1931年に他の新聞社と合併した程度で、戦時中の一県一紙体制を経験したことがない。

 1995年に阪神・淡路大震災が起きた時は本社ビルが全壊し、新聞の紙面製作が全く出来なくなる事態が生じたものの、事前に京都新聞と業務提携をしていたことや、状況を知った他の通信社・新聞社も応援に入る形で無休で新聞を発行し続けたエピソードは、あまりに有名である。

地域欄

 前述の通りに、地域によって異なることから、地域欄の部分は発売・宅配しているエリアごとに大きく異なってくる。

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淡河PAで買った時の神戸新聞の地域欄。「神戸市内」「明石」「阪神地域」となっている。

【エリアごとの地域面構成(おおまか)】

※▲印は統合版。但し、合併前の旧・姫路市内などではセット版が流通しているという情報も。

神戸新聞の仲間「デイリースポーツ」

 神戸新聞のスポーツ紙は、例の阪神タイガース御用達のデイリースポーツだが、かつてはスポーツ紙を発行する部署が独立した会社として分離していた(2010年に神戸新聞社と合併)。また、一時期は夕刊としてのデイリースポーツを発行していたこともある。

 デイリースポーツが阪神ゴリ押しで「ブレないデイリー」の異名を持つ一方で、本体の神戸新聞の方では阪神タイガースの話題は客観的に留まっている。社会的な話は神戸新聞(+共同電)、阪神の話はデイリーで、という形だろう。

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神戸新聞とデイリー

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デイリースポーツは印刷所ごとに紙面が変わることがある。
広島・島根石見地域では、広島東洋カープの話が一面を飾る。

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親玉の神戸新聞では、阪神タイガースの話題は控えめ。

【エリアごとの印刷・発売箇所】

 カープの情報を優先する広島印刷版の場合は中国新聞社に委託していることもあり、中国新聞の販売局サイトでは、ついでにデイリースポーツも取り扱っている。また、JR線のセブンイレブンや高速道のSA・PA中国新聞が即売されている場合、大抵は隣にデイリーもある。

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とあるSAで見つけた新聞の即売。

全国紙

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2p以上も確保されているのは、神戸新聞と拮抗しあう読売ぐらいなもの。

 大阪府に近い阪神地域では独自の紙面構成になることもあるが、基本的には1~2ページで地域欄が完結している。

番組表

神戸新聞

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神戸新聞と接点の深いサンテレビは……右側にある。

 番組表はNHK2局が先に来て、次にテレビ大阪を除く在阪4局に対して、チャンネル番号の若い順番に並んでいる。神戸新聞の傘下にあるサンテレビは右寄りの場所に設けられ、阪神地域では直接受信が出来るテレビ大阪がその隣に配備される。

 阪神地域では特に在阪民放で困ることはないが、姫路や但馬・丹波などではテレビ大阪が受信できない。また、大人の事情でサンテレビテレビ東京の番組を時差ネット出来ないことから、どうしてもテレビ東京の番組を見たい場合は、ケーブルテレビの加入が必須になる。

 全国紙の番組表に関しても、在阪局のルールに沿って「チャンネル番号の若い順」に並んでいる。

新聞の第1テレビ欄

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神戸新聞・全国紙、是非とも兵庫県の隅々まで行ってみたい

 今回は何も知らずに、手当たり的に神戸・明石・阪神地域の新聞だけ手に取ったが、兵庫県のエリアのデカさに気付いた以上、ココは一つ、兵庫県内を隅々まで旅行してみたい気分になった。なので、この記事は、現段階では「仮公開」ということにする

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ウチらが見ている「兵庫県」は、ほんの一部に過ぎない。