そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

日本 vs ドイツの試合結果

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 FIFAワールドカップ2022カタール大会において、サッカー日本代表はドイツに2対1で勝利。前半戦では危うくどうなるかと懸念されたが、後半に入って堂安選手が同点に追い付き、更には浅野選手が逆転ゴールを決め、そのまま試合終了。難敵ドイツを突破できたことから、ドーハの奇跡・過小評価するななど大いに盛り上がり、次のコスタリカ戦に望みを繋いでいる。

 ……さて、ココで問題になるのが、紙媒体への反映。通常と違い、日本時間の翌0時寸前に試合が終了したため、いわゆる早版・遅版・最終版の各地で紙面が大きく変動する可能性が極めて高いことが予想されていた。

 西部本社・筑後エリアの結果は次の通り。

  • 西日本(18S):一面右カタ ※共同通信ニュース
  • 読売(13S):一面左カタ
  • 朝日(14S△):一面左カタ
  • それ以外は全滅。未掲載か、試合前の選手陣の様子

 読売新聞・朝日新聞の2銘柄に関しては、印刷時間を無理やり調整して「追い掛け」対処しており、通常は見られない追い掛けマーク「●」が随所に反映されている。西日本新聞共同通信からの第一報となっているが、それでも無理やり挿入しているあたり、幾度かの追い掛けを施した可能性が高い。

西日本(筑後18S)・西部読売(13S●)。朝日は諸事情により未購入。

共同電ながらも、スポーツ面を割って1.5ページかけて詳報を掲載(西日本18S)

西部読売(筑後13S)も、追い掛けを発動させて1ページ丸ごと掲載。

 スポーツ面では詳報が載った一方で、社会面に関しては現場の様子を詳細に報じることが難しかったことから、筑後エリアではファンの動向や注目選手の動きなどを予定稿でフォローしていた。

西日本は社会面右ページに第一報。記事は共同・写真は西日本。

西部読売は注目の遠藤選手の動向を掲載。最終版では中身がガラリと変わっているはず。

 最終版の地域(福岡・北九州都市圏)であれば、締切が1時間程度あることから、印刷時間を大きく調整した上で最終版+追い掛け大前提で詳報を載せられたはずだが、ただでさえ慢性的配達員不足+読者層の減少などで印刷を見直している昨今からして、現場は相当混乱していたのは想像に容易い。

 ちなみにスポーツ紙はと言うと、最終版が出回る福岡市・北九州市のごく一部地域でどうにか第一報を一面に持ってくることが出来たらしいが、大抵は締切時間を過ぎて印刷を開始・配送まで行っていたため、全く間に合わない。翌25日に改めて再掲載した上で分析記事を載せるものとみられる。

 23時45分前後に試合終了、そこから遅版を翌0時台に開始、最終版も翌2時台に開始となったことから、情報伝達がかなりメチャクチャだったようで、Twitterのタイムラインを眺めていても、都心ですら試合結果を反映できていない地域があった様子。

 やはりココは素直に第一報程度に留めておき、Web版のテキストニュースでリアルタイム実況ニュースを伝える。そして情報がある程度ストックしたら、翌日の朝刊でしっかりと伝える。電子版を公開している限り、この方法で分担すべきだったかなとみている。

 ちなみに、27日に行われるコスタリカ戦は19時から試合が始まる見通しなので、今日のような早版・遅版・最終版での混乱は起きにくい。また、どう足掻いても絶望的に強いスペイン戦に関しては、翌朝4時からの試合となるため、やはり翌日に改めて反映になる見込み。

月極め新聞、再び値上げ?

kosijnl.co.jp 業界紙・古紙ジャーナルの報道によると、急激な円安による原燃料コストの上昇などから、製紙メーカー各社が新聞社に対して40~50%程度の値上げ(2022年秋出荷分)を要求しているらしい。

 新聞の紙面やワイドショーでは、常に「値上げで国民の生活が……」と騒いでいるが、それは新聞業界も同じ。取り分け新聞各社は、1~2年前に購読料見直しを行ってきたため、今のご時世を考えると回避は困難かもしれない。この辺は新聞協会か、もしくは新聞社ごとに個別交渉になるものとみられる。

 私の予想としては、紙媒体の宅配が基本の新聞業界が、「もうムリだから電子版に完全移行する」と宣言することは絶対にないとみている。即売主体のスポーツ紙は電子版移行を余儀なくされる可能性はあるにしても、日本の新聞は宅配制度によって成立しているわけであり、別に報道の重要性・正確性などどうだっていい。とにかく宅配を確実に行えるかどうかが鍵を握ってくる。

 ガヤが新聞の値上げで新聞社崩壊説を騒ぎ立てるほど、新聞業界(販売・印刷・輸送に限る)は静観かつ冷淡である。1~2年前の値上げラッシュでも、私が勤務する新聞販売店ではビクともしなかった。ご高齢の方が値上げしても喜んで宅配を受け入れてくれるあたり、心配する必要はない。

 気になる値上げ幅だが、別に私は製紙会社の言うとおりに最大5割値上げになろうが、普通に読者はついてくると予想する。但し、新聞社にしたら極端な値上げで経営が悪化するのは回避したいだろうから、値上げついでに発行の見直し程度は行うだろう。

今日は新聞休刊日です(2022年11月14日)

 おはようございます。本日、2022年11月14日は新聞休刊日です。休刊日のため、朝刊の発行はございません。夕刊発行地域では夕刊を、統合版地域では翌日の朝刊をお楽しみに。

 最新ニュースは、新聞社と接点のある民放テレビ局・ラジオ局の番組をご覧下さい。

JRドラフト会議2023(予想)

 12月中頃に公表される、JRグループダイヤ改正案の告示、そして来年3月中頃に実施される、2023年度のダイヤ改正へ向け、実際にJR九州管内で起きそうなダイヤ・駅業務サービスの見直しを予想する。

全般

 共通事項として、九州島では福岡都市圏への一極集中と、それに伴う周辺地域の人口減少が今後も続く。そのため、地域間輸送に関しては他のJRグループ同様、都市圏にできる限りリソースを集約させ、その他の地域では、可能な範囲でダイヤ大幅削減・別の交通手段への切り替えを強く推奨する方向で中長期計画が策定されている。

www.jrkyushu.co.jp

統合報告書2022より引用

統合報告書2022

 これらを察するに、今後実施されることとしては、

  • 都心部へのアクセスを強化するため、今よりも更に特急の本数を可能な限り増やす。
  • 快速列車に関しては、地域間輸送として割に合わない、時代の変化で臨機応変に対応するのが難しいため、原則として廃止するか、もしくは「通勤ライナー」のような特定時間帯のみの運行に切り替える。
  • 地域間輸送の役割が事実上終焉となり、鉄道輸送の目的が完全に度外視となっている地方路線は、「多様な交通手段の在り方」を大義名分に、遠慮なく戦力外通告を発動。BRTバス専用道・駅から別のバス事業者による乗り換えのシームレス化などに重点を置き換える。

 ということになる。

 交通モード転換に関しては、国が主導権握る形で半強制的に議論・戦力外通告が出来るように法改正が実施されたが、自治体から猛反発が出るのは必須で、スグに実現できるものではない。だが、少しずつダメージを与えていき、最終的に自治体・存続主義派が折れていただくためにも、2030年度という一つの課題達成ポイントを設定し、そこまでに次の交通手段への移行を粛々と進めることが重要である。

福岡・北九州都市圏

 考えられるダイヤ見直しは、下記の通り。

  • 佐賀・長崎・佐世保と博多の間を結ぶ、特急リレーかもめ・ハウステンボス・みどりを、さらに増発。
  • 佐賀⇔博多の利用増進を更に強化するため、特急ソニック佐賀駅まで乗り入れして本数増加。反面、普通列車は原則として1~2時間1本まで削る。
  • 区間快速を含めた快速列車の完全廃止と、それに置き換わる朝夕の「通勤ライナー」としての側面を持った特急列車の運行。
  • 福岡・北九州都心部の運行本数削減。
  • 2両編成のワンマンカーを、現在は八代・熊本方面⇔鳥栖に設定されている区間を、さらに南福岡まで延伸。積み残しが生じないよう、最も乗車率が大きくなる朝7時~9時台と、17時~19時台は通常の8~9両編成車両で回避。
  • 香椎線を廃止(または西日本鉄道に「大政奉還」)することを前提に、運行本数をさらに削減。現在は1時間2本だが、これを1~2時間1本まで見直す。
  • 篠栗線の運行本数見直し。現在は一部で快速となっている篠栗線だが、見直し後は完全な「普通」に降格する代わりに、博多・吉塚篠栗データイムで1時間2本、篠栗桂川(+新飯塚・直方)は1~2時間1本まで削減。
  • 一方で、篠栗線筑豊本線を通る特急「かいおう」は、それまでの区間快速からホームライナーとしての特急に格上げした上で、朝夕の通勤時間帯に限り、1時間2本程度の割合で増発。

鳥栖大牟田・荒尾

 821系など贅沢。

  • 現在は鳥栖以北を連続走行する列車があるが、これを完全に鳥栖で分断する。
  • 鳥栖⇔久留米は1時間2本、久留米⇔大牟田・荒尾は1時間1本まで削減。
  • コスト削減を理由に、秋のダイヤ改正で投入された821系は鳥栖以北に移管させ、代わって鳥栖・久留米⇔大牟田・荒尾は、気動車(キハ47形・200系気動車など)に置き換える。これを以て電化での運用は終了し、速やかに電線を撤去して非電化に降格する。

熊本エリア

  • 荒尾⇔玉名の運行間隔を更に長引かせ、現行の1時間1本から、朝夕の通勤時のみ1時間2~3本、他は運行しない時間帯を設定する。その上で、コスト削減を理由に、豊肥本線などで使用されている気動車(キハ47形・200系など)を、荒尾~熊本~八代でも積極的に投入し、2020年代後半までに全て非電化に格下げる。
  • 荒尾⇔玉名は有明海沿岸道路への転換を実現するため、廃線を前提に議論を進める。
  • 三角線の早期廃止を実現するため、朝2本・夕方2本を除き、気動車の運用を取りやめる。その上で、速やかに廃線議論を行った上で、BRTバス専用道転換の道筋を作る。
  • 豊肥本線に関しては、全て非電化に降格した上で、熊本⇔肥後大津は朝夕の通勤時を除いて1時間1本程度で運用。

駅業務の見直し

 結論からして、JR九州西鉄電車のような地域間輸送・地域住民の足として運用するのは、かなりムリがある。それよりも、本当にJR線が廃止されると厄介な長崎エリア・福岡エリア・北九州エリアなどに限り、普通列車を残す以外、全て特急・新幹線ONLYのダイヤを組めばいい。地方路線に関しては、積極的な廃線を行いつつ、JR版のバスターミナル駅を駅・駅跡に誘致させる方が潔い。

新聞が売れない理由を現役記者・記者上がりに聞いてどうする

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 たいてい、こうしたネタの多くは「新聞が売れなくなったのは、新聞社が偏った変化球記事ばかり出すからだ」など、事実関係よりも主観を誇張する報道機関の問題点を取り上げる傾向にある。

 だが、配達員の視点に立つと、全くそんなことは感じない。寧ろ、そうした「変化球」を楽しみに楽しみにしているご高齢の方ばかりで、宅配による紙媒体の流通で一日のライフサイクルを維持できている。ぶっちゃけ、部数低下が起きる理由は至ってシンプルで、

  • 単に情報媒体の多様化が進んだだけ
  • 速報が瞬時に伝わるネットの方が情報収集がしやすい。
  • 一般的に、年寄りは電子版を使い切れない(全員がそうではない)
  • 新聞の宅配を行うことで、朝が始まると思ってるご高齢の方が大多数
  • シルバー層を中心とした顧客サービスを行う以上、余剰分の新聞発行を取りやめたり、通信販売などの広告に依存しなければならず、販売店の統廃合など、流通面での見直しを行う必要性があること。
  • 若年層に限らず、普通のおっさんオバさんですら電子版で情報収集を行うのに、ワンテンポも遅れて、しかも政治的オピニオンしか載らない(≒ご高齢の方に遠慮した)紙媒体など送って貰われても困るだけ。
  • そもそも「論調」はセールストーク
  • 長期契約に対する返礼・顧客食い止めといった、勧誘に対するルールが厳しくなった。

 こうした情報媒体の変化についていけない読者が一番の「お得意様」になっていることが挙げられる。

 第一報を知るストレートニュース程度なら、別にYahoo!ニュースや新聞社の速報記事で十分事足りるし、たとえ新聞の記事が変化球であったとしても、国民の多くがニュースに接し、一定の仮定のもとで新聞記事を信用していることから察するに、単に流通形態が変化しただけとみるのが一般的。

 「新聞は変化球だ、公正な報道などあり得ない」という前提条件で新聞記者(記者上がりを含む)に聞いたところで、当人たちは販売・印刷工場・新聞輸送の現場に携わっているわけではないので、内心は「いや、そう言われても……」と思っているに違いない。

 新聞屋に入って7年目となり、最近になって社会保険に加入した自分にしたら、「部数低下は偏向報道の成れの果てだ!」という言説には飽きたし、寧ろ、部数低下の話を聞いただけで「またその話かよ、懲りねぇな」としてスルーしてる。どうせ10年ぐらい経てば、小口・多頻度顧客の年寄りもいずれ旅立っていき、人口減少で店をたたむ時が必ず来る。それまで粛々と新聞配達の仕事をしていればいいのだ。

満喫きっぷをJR西日本側から使う方法

 JR九州が発売し、同社と加盟鉄道事業者で運行されている普通・快速列車が乗り放題になる「旅名人の九州満喫きっぷ」だが、下記のきっぷを見て欲しい。

JR西日本は「加盟社」じゃないのだが。

 JR線は九州限定であり、JR西日本は加盟していない。にも関わらず、どういう訳か、新幹線博多駅JR西日本)の改札スタンプが押されている。

 JR西日本の改札スタンプを押して貰う場合、一般的には九州との境目になる下関駅から乗車する場合が挙げられるが、これとは別に「新幹線のりかえ改札口から使う」という方法がある。要領は簡単で、最初に新幹線に乗車し、博多駅小倉駅のどちらかにあるのりかえ改札口で、新幹線きっぷと満喫きっぷを提示すればOK。そうすると、あたかもJR西日本も満喫きっぷに参戦したかのような印象を受ける。

 満喫きっぷは「加盟社であればどこから乗ってもよい」ため、別にJRじゃなくても西鉄電車福岡市地下鉄から利用してもいい。満喫きっぷをJR線以外の鉄道事業者からスタートし、その際に押される鉄道事業者の改札スタンプで固めるといった楽しみ方もありますよ。

今日は新聞休刊日です(2022年10月11日)

 おはようございます。本日、2022年10月11日は新聞休刊日です。休刊日のため、朝刊の発行はございません。夕刊発行地域では夕刊を、統合版地域では翌日の朝刊をお楽しみに。

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