昨日はダムカードを入手するという理由だけで福岡都市圏をドライブしてきた。
長谷ダム
福岡市東区香椎地区のやや東側、限りなく粕屋町に近接した場所にあり、近くには山陽新幹線・九州自動車道も通っている。一般的な重力式コンクリートダムで、貯水できる量はそれほど多くなく、あくまでも福岡市民が使う上水道目的で作られている。
管理事務所が無いため、肝心のダムカードはナシ。東区郊外・糟屋郡一帯の県道をウロチョロするのに猛烈な渋滞を掻い潜ってコレだから、チョッとガッカリでしたな。
猪野ダム
福岡市やその周辺地域に対する水道用水確保を目的に整備されたダム。多々良川の上流に位置し、基本的には伊野天照皇大神宮近くの細い道路から管理事務所を目指すが、なぜかGoogleマップはワケの分からん所を誘導され、駐車場に到着後はアーチのような曲線状の堰堤を歩いて管理事務所へ目指すよう、指示された。下手クソ!と言いたい。
久山町の山奥にあるダムだが、福岡都市圏のソレとは一転、かなり薄暗かった。当日は積雪の予報が出ていたため、余計に横風が酷く、自分以外に誰も居なかったからかえって鳥肌が立つほどの悪寒を感じる始末。なので、ダムカード申込書を入手後、早々と撤収。
猪野ダムは無人化されているため、入口玄関のポストにあるダムカード申込書を入手した後、やや南に離れた篠栗町の鳴淵ダムで交換となる。スグに鳴淵ダムには行かず、次は物議を醸し出している例のあそこへ。
犬鳴ダム
宮若市の犬鳴地区に設置されているダム。無人化されており、ダムカードの入手は事務所跡に設置されているダムカード申込書を入手の上、大きく東に離れた力丸ダムの方で手渡す形になる。
よくある重力式コンクリートダムである。何かとお騒がせな犬鳴峠の近くにあるが、元々、ダムによって沈む前は犬鳴谷村という立派な集落が存在していた。この辺は宮若市(旧・若宮町)の歴史的文献を見れば、ある程度は当時の生活や営みなどを知ることが出来るはずだが、なぜか隣接する犬鳴峠とセットで「心霊・都市伝説」扱いされるのがお約束となっており、しまいには映画化までされる始末。アレはフィクションだよ!
力丸ダム
遠賀川の支流・八木山川の上流に位置する重力式コンクリートダムであり、1953年の西日本豪雨災害を機に、洪水調整・工業用水確保を理由に建設された。宮若市内にある2つのダムはココで管理操作を行っており、平日勤務の県職員から犬鳴ダムで入手した証明書を手渡し、無事に力丸・犬鳴ダムの2枚を新規にゲットした。やったー
犬鳴ダムは主要道・福岡直方線の一角にあるため、交通量も多く、そんなに寂しいという印象は感じられないが、力丸ダムの方は周辺一帯が深い山々に覆われるばかりでなく、道路もかなりボロボロ・一部は廃道に近い状態で樹木散乱もほったらかし、ダム管理事務所までのアクセス道路内に、廃墟と化したレジャー施設(力丸十二支苑)があるなど、昼間であるにも関わらず、かなり不気味で怖い印象だった。しかも、ダム管理事務所は職員の車数台分しか停められなかったため、カードの入手が未遂になりそうになった。
ココは時代を先取りし過ぎたのかな?
鳴淵ダム
力丸ダムから鳴淵ダムへ向かう場合は、県道450号経由で八木山峠(国道201号旧道)を目指し、八木山バイパス入口交差点からダム入口を目指す方が近いが、無難に向かおうと思い、福岡直方線→国道201号経由で向かうことにした。冷静に考えれば、県道450号の方が圧倒的に近いのに。何だか勿体ないですな。
鳴淵ダムに来ないと猪野ダムのダムカードをゲット出来ないので、ココで猪野でゲットした申込書を職員に手渡し、それと引き換えに猪野・鳴淵の2枚を入手。鳴淵は以前にも来たことがあるため、コレで2枚重複状態になった。
結果発表
ダムカードの入手方法(おさらい)
国土交通省直轄・水資源機構の場合
基本的には24時間365日対応しており、平日は通常勤務の職員が対応し、土日祝日は当直担当の人が応じてくれる。なので、国・水資源の場合は、入手ハードルは結構低い。
都道府県営の場合
平日対応が原則であり、土日祝日に訪問しても事務所自体が閉まっているケースが多い。福岡県の場合であれば、事務所の入口に設置された申込書に一筆し、それを郵送で送れば頒布に応じてくれるが、他県は知らん。
九州電力ダムの場合
いわゆる電力会社が作った水力発電用のダムの場合は、立地場所ごとに受け取り方が異なる。基本的には九電職員はダムに滞在していると限らないため、電力会社のウェブサイトなどで確認を。
夕刊を配る機会が減ったため、ダムカ集めもいいかなー。
通常ならば「ああ、今日も夕刊夕刊~~~」と言って、なかなか長距離移動がし辛かったが、今は夕刊の配達タイミングが見直されたため、余裕があればフリータイムを活用して、日没までの条件で移動可能。高速道路レポート作成のついでに行ってみることにしましょう。