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新型車両を投入し、通勤・通学をより快適にします ダイヤをよりわかりやすく利用しやすくします
(九州旅客鉄道株式会社 2019年12月13日付)
2020年3月14日に実施されるJRグループダイヤ改正。ココではJR九州管内のダイヤ改正のポイントをまとめてみます。
朝の通勤時間帯に「821系」を追加投入
朝の通勤時間帯のダイヤを改善し、鹿児島本線(門司港~博多~大牟田・荒木)までの区間で新型車両の821系を追加投入する。具体的には、南福岡8時14分発・博多8時27分着の列車が対象。
この他にも、香椎線で西戸崎7時46分発・博多8時31分着の列車をBEC819系「DENCHA」で直通運転するように改善。乗り換えなしで博多までスムーズに移動できる。
長崎地区にYC1系投入
長崎地区の非電化区間である大村線・佐世保線(早岐~佐世保)・長崎本線(長与経由)に、省エネルギーに対応したハイブリッド車「YC1系」が投入される。燃料消費量の改善・列車とホームの段差が解消される。
指宿枕崎線・宮崎空港線のダイヤ見直し
鹿児島中央発(指宿・枕崎方面)・宮崎空港発(宮崎・延岡方面)のデータイムの発車時刻をパターン化。これに合わせ、12時39分宮崎空港発の列車が追加され、宮崎空港線は実質、増発。
長崎本線・浦上駅の高架化
長崎県と共同で実施している浦上駅周辺の高架化工事が、2020年3月28日で完成する見通し。これにより、駅周辺の踏切が廃止され、交通集中の緩和に繋がるものとみられる。
その他
- 豊肥本線(大分~中判田)で運行される一部の列車を、現行の1両体制から2両体制に増やす。
- 特急「かわせみ やませみ1号・2号」の運転日を、多くの利用が見込まれる日に変更する(詳細はココをクリック)。
- 九州新幹線の運行ダイヤを微修正し、熊本駅では20分に1本・鹿児島中央駅では30分に1本の割合に間隔を調整する。
- 臨時列車扱いで運行していた「新大阪発・鹿児島中央行き みずほ613号」及び「鹿児島中央発・新大阪行き みずほ606号」を、正式に定期往復に昇格。
特別編集委員・カエルくんによる見解
率直に言えば「香椎線→鹿児島本線・博多駅を目指すDENCHAが見てみたい」のと「大村線を走るYC1系に乗ってみたい」というのが目玉かな~という程度。821系の本格運用が始まると、最初は期待に満ちあふれたが、よく読んでみると朝方の南福岡発1本に限定されているため、まだまだ本格運用は先のお話ですな、ハハハ……という程度の印象しかない。確実に乗車できるのは、長崎地区の非電化区間を牛耳っている例の気動車あたりになるため、来年の満喫きっぷ行使の参考にしようかと思う。
今回は既存ダイヤの微修正が殆どであるため、区間快速の整理(せいぜいライナー名の設定ぐらいしろや……)や、日田彦山線の一部区間における戦力外通告、老朽化が深刻な関門トンネル区間への対応などは、特に勘案されていない。まあ、別にそれを問題視するべきかどうかは私から言える立場ではないため、JRの方針にただ従うのみである。(客観)
その他
九州とは直接的には関係ないが、以前からもJR東海からの言及があった通り、東海道新幹線の車両を全てN700A(たまにN700S)に統一する方針を固めたため、東海道新幹線における最速特急「のぞみ」が1時間あたり12本に拡充される(増設枠は臨時扱い)。実に5分に1本。
来年の東京オリンピックなども見据えて、N700A・N700Sへの完全交換や安全装置の強化などで対処したのだろうけど、あまりに詰め込みすぎるの、大丈夫なのだろうか??(素人並みの感想)
初版:2019年12月14日
追記:2020年2月25日