阪神タイガース、38年ぶりの日本一おめでとうございます!
在福では九州産経を除き、どの新聞も速報という形である程度詳細に掲載している。早刷りになりがちな九州スポーツも、追いかけ対応(★)で一面・野球面に日本一になった時の詳報を載せていた(大竹耕太郎選手の手記つき)。
一方、九州産経(11▲)は、どこにも当該記事が掲載されていない。それどころか、スポーツ面で午後8時半頃(6回表)の試合結果が第一報扱いで書かれているのみである。
これは九州産経そのものの発行部数が極端に少ないことや、プリントコスト抑制を理由に毎日新聞の印刷工場で1回刷りをして終えてしまうためであり、遠方地に輸送することを考慮して、ワザと大幅に締切時間を繰り上げている。6回表が終わったのが20時30分頃なので、少なくともその時間帯に締め切り、21時前には印刷を開始しているものとみられる。デーゲームの高校野球かよ(汗)
あまりにも締め切り・印刷時間が早すぎるため、ナイトゲームの詳細は産経電子版で補充するように読者に促している。これで苦情が出ないあたり、電子版での閲覧を前提とすることを読者が理解しているか、もしくは西日本新聞などの別銘柄を併読している(九州産経は読書ツール扱い)ものとみられる。
今年の購読料見直しではフォントサイズが改善されたものの、一方で社会面では共同通信による夕刊コラム類で紙面を埋め尽くしている。あまりに締め切りが早すぎるため、速報性を求めるスタンスを見直し、大阪産経の夕刊に相当する紙面構成でどうにか凌いでいる様子が印象的だった。
なお、翌7日付の九州産経でも、阪神日本一の詳細はあまり触れられていない。超早版地域に対するフォローをしないことや、取材拠点を首都圏・関西圏に絞った上で、全国各地への供給を減らしているあたり、販売網の縮小化も見据えている可能性が高い。