そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

熊本日日新聞 ページ数見直し+直接値上げ ●

くまモン)さ~て、今日も熊日ば読もうかモン。あれ?なんかうーすなったね?

くまモン)ばっ!4月3日付から減らしたげな。世知辛い社会になったばい……

 熊本日日新聞社は、2023年4月2日付の朝刊で、材料費高騰に伴うページ数の見直しを、翌4月3日付以降で実施することを社告を通じて発表した。図書館で4月分のバックナンバーを確認したところ、それまでの約26p前後から22p前後まで減らされており、約10~20%の削減となる

分厚さが無くなり、薄っぺらに。

 社告内では連載記事の移動などで効率化を図っているとされているが、大きく改変されている部分は下記の通り。

  • 隣県テレビ番組表の廃止
  • スポーツ面のページ数削減(最大3p→2~1p)
  • 広告部分の削減(掲載スペースの縮小化)
  • 地域欄の見直し(それまでは県北・県南・熊本都市圏を合計3p体制で掲載していたが、統合化して1~2pで完結するように再編)
  • 共同通信のコラムを微増(掲載日の変更)
  • 6月1日付以降は電子版のみ株価欄を掲載

 熊本日日新聞は、2020年12月1日付から購読料を値上げしている(3,093円→3,400円)ため、短期間で再度値上げに踏み切ると、読者離れが加速すると判断したためとみられる。その間、2021年9月末で夕刊が廃止されたりと、段階的に不要不急の記事掲載・発行を見直してはきたものの、ここ最近の紙代高騰で追い打ちをかけている。

 そのため、当面はページ数削減を行う形で直接値上げを回避しつつ、ある程度の猶予が切れたところで、再度、本体価格の引き上げを言及すると予想する。

 

【追記】 11月10日の社告で、購読料金の直接値上げの発表がありました。12月1日付から適用されます。

  • 宅配:3,400円→4,000円(△600円)
  • 即売:150円→180円(△30円)

 

初版:2023年4月13日
加筆:2023年11月11日