fuwafuwaame.hatenablog.com↑の話も参照。
2024年3月16日に、西鉄グループ(西鉄電車・西鉄バス)はダイヤ改正を実施した。この日は桜並木駅が開業し、新たに春日原駅が特急停車駅に格上げされるなど、西鉄二日市駅以北に対する列車の運行本数や間隔が大きく改善。コロナ禍以前の状態にまで回復したといえる。
花畑駅近くのコインパーキングで車を停め、まずは聖マリア病院前駅へ。昨日までは「試験場前駅」と呼ばれていた。訪問時は一部で旧駅名との混在があったが、いずれは解消されるものとみられる。後述の桜並木駅と違い、こちらは単に駅名が変わるだけなので、名称変更を呼びかけた病院と久留米市側との間でミニセレモニーが開催された程度。
聖マリア病院は、自分が仮死状態で生まれてきた時に緊急搬送され、その病院で集中治療を受けた結果、どうにかこうにか生存することが出来たと両親が言っており、いろんな意味で接点のある病院。なので、長い時を経て試験場前→聖マリア病院前になると聞いた時は、入れ替わり前後の駅をじっくり見学したいなと思っていた。達成できたのでヨシッ!
その後は花畑駅まで戻り、そこから急行列車を経由して桜並木駅へ。元々は西鉄バスの雑餉隈車庫だった場所を、天神大牟田線の高架化事業に合わせて駅を誘致したもの。新体制の雑餉隈車庫は旧車庫の反対側に移動済みで、跡地は訪問地点では野ざらし状態だった。
新設された桜並木駅は、駅の南側に住人達の手で守られている桜がたくさん植えられているから、という名称だという。計画段階では雑餉隈駅を当駅に移設する案も出されたが、周辺でマンションが造成されて都市開発が進んでいることなどから、敢えて増設という方向で話が進んだという。
前後区間が高架化されているため、駅舎も高架構造になっている。但し、自治体の請願駅という位置づけであるためか、施設設備はかなりシンプルで、パイプ管や簡素な壁面で対処するなど、鉄道施設以外の部分は比較的簡素な造りをしている。また、開業時は2つある出入口に対し、中央改札口しか利用できず、北改札口は開業式典の関係で立ち入りが禁止されていた(現在は普通に利用可能)。1階部分には、何かしら購買施設を誘致できそうな空き部屋があるため、今後の発展次第ではレガネット(西鉄ストア)あたりが入居するのではないかな~と思っている。
ホームにある駅名標は、背面に桜のデザインが描かれた特注品で、紫駅・花畑駅・西鉄新宮駅で見受けられるラッピング仕様になっている。
8時台に到着した時は客も疎らだったが、その後はゾロゾロと新駅披露を一目見ようと、周辺の住人や遠方客がやってきて大混雑。まあ、自分は駅舎を訪問することが目的だったので、臨時物販で限定品購入と周辺を散策して、早々と撤収した。途中下車を繰り返しながら、あっさりと花畑駅に戻って旅路は終了。……別にダイヤ改正当日に行動しなくても良かったのでは??とメシ食ってる時に反省していたのであった。