今までは単にストレートニュースやワイドショーでgdgdと盛り上がっていたが、今日の夕方頃から緊急事態宣言(非常事態宣言でも良いだろう)が政府主導で発動された後は、解禁予定日の5月6日まで、ずっとこんなL字画面になりそうな気がする。
ちなみに。
【緊急事態宣言発動で、国民の行動に規制が入るもの(東京都の場合)】
- 不要不急の外出を控えるように要請(生活の維持に必要な場合は別)
- 休業・休館を要請(大学・進学塾・運動施設・娯楽施設など)
- 生活の維持に必要な商業施設は、原則、営業を続ける(病院・スーパーマーケット・コンビニ・銀行・公共交通機関・新聞配達などの流通業など)
- 医薬品や食品などの業者に売り渡しを指示。応じない場合は強制収容や保管命令が出来る。
- 臨時医療施設開設のため、土地・建物を所有者の同意なしに利用出来る。
諸外国と違い、日本は憲法の規定で非常(緊急)事態宣言を憲法レベルで実施してよい、という条文がなく、現段階ではあくまでも個人の自由と権利が優先される。そのため、昨日制定された「改正新型インフルエンザ対策特別措置法」に基づき、下記の流れで実施。
- 総理大臣が緊急事態宣言発動を表明する。
- 首相が、専門家で作る「諮問委員会」に緊急事態に相当するかを諮問。
- 諮問委員会が「国民の生命と健康に著しく重大な被害が及ぶ恐れがある場合」と「全国的かつ急速な蔓延により、国民生活と経済に甚大な影響が及ぶ恐れ」の2要件を満たすかどうかを評価。
- 首相が宣言の発令をキメ、衆参両院の議員運営委員会に事前報告
- 首相が国民の前で「緊急事態宣言」を発動。
- (執筆段階で)特に病状が酷い東京・神奈川・千葉・埼玉・大阪・兵庫・福岡の7都府県に、特措法に基づく各種措置を実施。
※読売新聞西部本社 2020年4月7日付朝刊より引用
緊急事態宣言は発動しても、そこから先の流れは各都府県知事の裁量に委ねられる。福岡県の場合、特に福岡市・北九州市で新型コロナウイルスが蔓延し始めているため、発動後は基本的に外出してはならぬという、謎の重圧感が高まるものとみている。
想定される民放の今後
- 不安を煽る報道(ワイドショー)が自主的に自粛ムードになり、報道特別番組としてストレートニュースを主体とした番組に転換。
- 常にL字画面で「政府・各省庁・影響を及ぼす都府県による情報提供」「感染者数の情報」「不要不急の外出を(強く)控えるテロップ」「感染の疑いがある場合の対処法・保健所・指定病院への連絡先を表示」「帰宅後の消毒方法」などを、常に表示。
- CMも自粛し、ACジャパン・政府広報・BPOなどの非営利組織のコマーシャルに差し替え。
- 番組続行・収録の最中に新型コロナウイルス感染の可能性があることから、ロケ番組は原則中止し、その他に関してもスポンサーが出稿を控える可能性があるため、過去の名作ドラマ・風景映像・クラシック音楽・ジャズ音楽・アニメ(こども向け・青年向け)の再放送・時代劇・韓国ドラマ・名作洋画&邦画などに差し替え。
新聞の紙面
- 読者が混乱を来さぬよう、オピニオンは自粛し、政府を初めとする各行政機関や企業などの発表報道(ファクトの範囲)に留める。
- スポーツ面も実質機能しなくなるため、ページ数が更に削減(20p前後)か。
- スポーツ紙は見直しの可能性。
まあ、頑張って乗り切りましょう。。