そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

App Store & iTunes カード

 事情があって、アップルのPOSAカードであるApp Store & iTunesカード」を購入した。

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普通のコンビニで買えるPOSAカードの一つ

 以前は音楽配信サイトのiTunes向けのギフトカードと、iPhoneiPadで使うAppカードが個別に乱立していたが、後に統合化され、iTunesApp Storeどちらも同一カードで購入・マイアカウントへのチャージが出来るようにサービスが変更された。

 購入金額は最低でも1,500円であり、「3,000円券」「5,000円券」「10,000円券」に加えて、自分で自由にチャージ額を決められる「バリアブルカード(1,500円~50,000円)」の合計5種類が用意されている。ソーシャルゲームで常に課金を繰り返す人にすれば、5,000円券以上かバリアブルの購入を購入していくと思うが、私は仕事柄、新聞配達における直近情報を知る理由から、有料天気アプリの更新目的で1,500円分をお買い上げ。

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台紙のウラ面はギフトカードに転換できる封筒付き。

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銀色の部分をめくれば、例のカード番号が出てくる。

 表面の台紙は誰かにプレゼントが出来るように封筒が付属しており、スッポリと入る。台紙を剥がしてアップルロゴのウラ面をめくると、バーコードと銀色で覆われたコード番号が記されている。銀色の部分は指でこするとあっさりとめくれるため、どっかのPOSAみたいに硬貨を用意してゴシゴシ削る必要がない。

 チャージの方法はiPhoneiPad内のOS・アプリバージョンごとにやり方が異なるので、ココでは割愛。

 今後もPOSAカードを購入した際は、随時紹介していきます。

コロナワクチン接種の巻 前章

体験記の前に必ず、下記の情報を参考にして下さい。

www.mhlw.go.jpwww.cov19-vaccine.mhlw.go.jp

 今日は1回目のコロナ(SARS-CoV-2)ワクチン(ファイザー製)の接種日だった

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ドキドキわくわく1回目

 予約時間の30分前に病院に到着し、手続きを行う。事前の招待状に付属する問診票に全て回答し、接種することを誓う同意部分にサイン。その後で薬手帳の提出と体温を調べた結果、特に問題ないと判断されたため、そのまま診察室に出向いて主治医と面談。OKが出たので、そのままワクチン接種となった。

 筋肉注射なので痛いと思われるかもしれないが、最初だけチクッとする程度で全然痛くない。接種時間も僅か5秒程度で終わるので、割とあっさりしている。

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1回目のワクチン接種が終わり、ファイザーのステッカーが招待状に貼られた。

 接種から15分が経過した地点では、特に何事も起こらなかった。その後、自宅に帰ったあとで接種部に少しだけ違和感が残り、腕を上げるのがチョッとだけ辛い程度。1時間ぐらい経つと身体がほてってきたので、少しベッドで横になっていた。直近の体温は36.4℃と、至って平熱である。そのまま自然と元に戻るだろう。

 1回目で若干「?」と感じたため、2回目の副作用は相当なものになるだろう。2回目接種の翌日は休みたいけど、新聞屋の慢性的人手不足で「出てこい!」と強制出勤を命じられているため、多分、その日は地獄絵になるものとみられる。

(JRドラフト緊急生特番・番外編)JR西日本 秋のダイヤ見直し

www.westjr.co.jp 以前からもアナウンスされていた通り、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行に伴い、JR西日本をはじめとした鉄道会社の経営が急速に悪化している。そのため、主にデータイムや閑散線区を中心に来季のダイヤ改正を待たずに、一部を先行して10月2日から実施する。

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JRドラフト緊急生特番・お客さん恐れ入ります、JR西日本秋のダイヤ見直し2021。

ダイヤ見直しの特徴

近畿エリア(アーバンネットワーク

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データイムを軸に合計60本/日削減。

 JR西日本の幹線である東海道本線山陽本線琵琶湖線JR京都線JR神戸線)のうち、一部の新快速・快速・普通列車の本数を削減。と言っても、アーバンネットワークの末端部で微々たる影響を受ける程度。

  • [A] 琵琶湖線・長浜~米原:10時~15時台の新快速を、1時間1本に削減。
  • [A] JR京都線・京都~高槻:10時~13時台と、15時台の普通列車を土日祝日に限り、1時間8本から4本に削減。
  • [A] JR神戸線・須磨~西明石:10時~11時台の普通列車を土日祝日に限り、1時間8本から4本に削減。
  • [A] 山陽本線・姫路~上郡:10時~15時台に運行される新快速(姫路より西側は普通列車)の本数を、網干を軸にそれぞれ1本ずつ削減。
  • [A'] 赤穂線・相生~播州赤穂:10時~14時台に運行される新快速(姫路より西側は普通列車)の本数を、1時間2本から1本に削減。
  • [Q] 大和路線・奈良~加茂:11時~15時台に運行される大和路快速の本数を、木津を軸にそれぞれ1本ずつ削減。

近畿以外のエリア

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一部線区の戦力外も覚悟せい。

 近畿エリア(アーバンネットワーク)以外では、閑散とした線区の更なる運行本数削減がメインとなっている。コロナを機に戦力外通告が懸念されている小浜線越美北線芸備線は、運行本数を減らしたり最終列車を大きく繰り上げる程度に留まったが、油断できない。

【北陸】

【和歌山・南紀

  • きのくに線で、土日祝日の朝夕時間帯において、一部列車の運行を取りやめる。
  • 和歌山線も和歌山~粉河の運転を一部取りやめ(1時間2本→1時間1本に変更)。

北近畿

  • 山陰本線のうち、園部~胡麻・豊岡~城崎温泉の土日祝日ダイヤを減らす。また、浜坂~鳥取の最終列車を繰り上げ、下りは22時44分発・上りは21時45分とする。
  • 小浜線は終日、11時台の運行を取りやめる。

【岡山・福山】

【山陰】

  • 山陰本線の運行本数を見直し、データイムと夜行列車の本数を削減。
  • 伯備線・米子22時29分発列車を取りやめ。
  • 因美線鳥取22時18分発列車を取りやめ。
  • 境線の22時台列車を取りやめ。
  • ↑の見直しに伴い、最終列車の繰り上げ・運行区間の変更にも言及。
  • 一部の快速列車における停車駅を拡大。実質「普通列車」降格。

【広島・山口】

  • 芸備線の最終列車を見直し、三次発は19時32分発・備後庄原20時5分着で終着とする(備後落合の最終は備後庄原18時3分発)。
  • 福塩線の朝通勤・通学時間帯を削減。
  • 毎週月曜日に、保守点検を理由に岩国~新山口・小月の一部列車で運転を取りやめる(代替バスは運行しない)。

新幹線回数券の全廃

www.westjr.co.jp

 ダイヤ見直しとは異なるが、山陽新幹線に設定されていた回数券を、2022年3月31日までに段階的に廃止する

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表向きの理由はチケットレス、実態は金券ショップ潰し。

 詳細はJR西日本の公式サイトで確認を。完全廃止の理由は、建前上はe5489やチケットレスサービスの拡大が主たる理由だが、実際には金券ショップ潰しという見方が強い

 どんなにe5489などのネット予約サービスや窓口撤廃が進んでも、回数券を束にして金券屋に流れると、正規運賃または本来の割引率に合わせた回数券よりも大きく値崩れして叩き売りされてしまい、大損が懸念される鉄道会社としては看過できなかった。

www.asahi.com JR東海ではEX予約会員になってもらうことを前提に、金券ショップ並みの割引率で発売したり、子会社の旅行代理店が企画する「ぷらっとこだま」の積極的発売などで、徐々に金券屋の勢いを落していった。JR西日本も「昼得きっぷ」を取りやめる代わりに、ICOCAポイントとして実質還元するサービスに切り替えたことから、回数券制度の廃止は時間の問題であったと言える。

 なお、在来線の一部列車における回数券は、執筆段階でも残ってはいるものの、これもそう遠くないうちに廃止・ICOCAポイント還元方式に切り替わる見通し。また、博多・小倉で接続するJR九州の名物「2枚きっぷ」も、西九州新幹線の開業を見越して廃止される公算が高まっている。

JR西日本の「おやくそく」

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新幹線・特急は、必ずe5489で。指定席券売機では無割引が原則です。

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指定がない場合でも、原則として2人以上で乗車。
やむなしソロの場合は、旅行代理店経由や別の公共交通機関の利用もご検討を。

今後はトクトクきっぷも電子化へ

 JR西日本「MaaS」(複数の公共交通やそれ以外の移動サービスを最適に組み合わせて検索・予約・決済等を一括で行うサービス)の導入を積極的に進めており、たとえば瀬戸内海エリアでは「setowa」と呼ばれるアプリでJR線+他社線+公共交通機関の利用+観光施設の電子クーポン発行をトータルで行うサービスを実施している。

www.jr-odekake.net

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MaaSみたいなモノの一環として出てきた「setowa」アプリ

 複合的な公共交通機関の利用と、それに伴う地域振興策の一環として登場したものだが、setowaアプリには、2人縛りの規制がないソロ向けデジタル乗車券が発売されている。

 現段階ではあくまでも試行錯誤に過ぎないが、将来的には磁気券方式でのトクトクきっぷは廃止し、全てデジタルアプリ+他の公共交通機関との連動を踏まえたサービスへ転換していく方針。現に、京阪神地区では「WESTER」と呼ばれるアシストアプリもリリースされており、「関西1dayパス」の磁気券発売取りやめを見越している。

ダイヤ見直しは10月2日から!

 元々、3月のダイヤ大幅見直しで大きく本数が減らされているため、在来線経由で山口支社から脱出するのが困難になった。それもあるため、最近は自家用車で移動することが多い。

 10月2日の見直しは来年3月に予定されている「大ナタ振り」の前哨戦にすぎず、COVID19の流行が今後も続くことから、想像も付かないほどの移動制限が課せられるだろう。今は噂話程度の不採算線区の戦力外通告も、来季のダイヤ改正前から議論が本格化するかもしれない。

永続版Microsoft Office 2019

 マイクロソフトの鉄板製品である「Office」シリーズは、2016時代からサブスクリプション方式(年間契約型、後の「Microsoft 365」)と永続版(買い切り型)の2つが発売されている。

 前者は1年ごとに再契約(自動更新)する必要がある代わりに、常に最新バージョンや一部を除いたOfficeアプリを丸ごと使える権利を得られる。後者は購入したバージョンとエディションの中身次第で使用制限が決まるものの、サポートの有無を問わずにライセンス認証さえ通れば何度でも使えるのが特徴。

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 マイクロソフトとしてはサブスク版の「365」を購入するように強く推奨しているが、インターネットが使えない環境や何らかの事情でスタンドアロンの方がよいという客層にも配慮し、永続版も引き続き発売している。

 どちらも一長一短あるものの、今年度中にリリースが予定されている「Office2021」に自動格上げしたいと思っている人は、もれなく「365」。年間契約料金が13,000円程度に対し、一般的な使用用途で固めた「Home & Business」が買いきりで38,000円程度なので、「大規模アップグレードは3年後」という開発工程を勘案すれば、年間契約の方が若干、元を取れる計算になる。

 が、そんなのどうだってよく、単にワープロ表計算さえ使えればソレで、というのが私の考えなので、ココは普通に「Personal」の買い切り型を購入。サポートが切れるのが2025年度後半なので、当面、困ることはないし、サポート切れますアナウンスが近づいた所で検討すればいいだけ。

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POSAカード方式

 家電量販店やPCショップなどではPOSAカード方式でしか発売されておらず、以前のようにDVD・CD-ROMに使用許諾契約書・ライセンス証書・使い方ガイドブックなどが入った箱型で無くなっている。素っ気ないものの、高速インターネットすら空気と化している現状を考えれば、これが現実なんだろうな。

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(速道そらかさんの話)互換Officeより、本家の方が落ち着く。

 ちなみに、MS-DOSワープロ専用機時代からの愛好者が多いとされる「一太郎」も、2017版なら所持している。相変わらず使い勝手が悪い&謎の新機能&UIがメチャクチャ&商用フォント制限抱き合わせ販売を続けてるみたいだが、正直、オモチャ感覚で使う程度。メインで一太郎文書を書いたこと、まだ一度も無いんだが……。

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一応持ってます程度の一太郎

今日は新聞休刊日です。(2021年8月16日)

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今日は新聞休刊日となっております。

 おはようございます。本日、2021年8月16日は新聞休刊日です。休刊日のため、朝刊の発行はございません。夕刊発行地域では夕刊を、統合版地域では翌日の朝刊をお楽しみに。

熊本日日新聞、夕刊取りやめへ

 熊本県の県紙である熊本日日新聞が、9月30日付を以て夕刊の発行を取りやめる。翌10月1日からは夕刊の一部要素を引き継ぎ、朝刊専売紙を流通する方針。

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熊日の夕刊も、ついにギブアップかモン

【2021年10月1日付からの紙面構成】

  • 月極め価格は、現行の3,400円で共通化(現在はセット版が3,838円、朝刊のみが3,400円)。
  • 10月1日付以降は電子版の拡充を図る。

 元々、熊日の夕刊は熊本市を軸とした熊本都市圏に限定されており、荒尾・玉名・山鹿といった県北地域や、人吉・球磨エリアなどの遠方地では夕刊の配達を行っていなかったとされる。記事の中身も、熊本の郷土話が一部である以外、殆ど共同通信の記事に依存し、一部売りの価格も60円で僅か8ページに留まるなど、「興味のある人」相手に取りあえず発行していた感があった。

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2019年8月に確認した熊日の夕刊(JR熊本駅)。
……ヤル気あるのか?と最初から疑問には感じていた。

九州で夕刊を発行しているの、福岡県だけに

 熊日の夕刊撤退に伴い、九州で夕刊を発行・配達しているのは福岡県だけになる。全てセット体制を維持した状態で値上げに踏み切っているものの、年を重ねるごとに夕刊の発売部数は激減傾向にある。

 夕刊の発行を止めないのは、単に在福5紙が競合関係にあり、セット体制を廃止するよりも値上げで維持した方がまだ収益が確保できることと、相応の読者を抱えていること、お付き合い程度で無理して発行しているところが大きい(単なるチキンレースという見方もある)

 仮に在福が夕刊を取りやめるにしても、希望者に限り第2部体制の新聞を翌日の朝刊として配達する、みたいな奥の手もある中国新聞SELECTっぽいモノ)ので、直ぐさま統合化される可能性は低い。値上げした上でセット体制を維持する以上、唐突に夕刊廃止に踏み切らず、せいぜいあと4~5年程度は維持するだろう。

J-WESTカードの通信簿

 JR西日本公式のJ-WESTカードを自己評価してみる。

 正直言えば「いやぁ、本当に使いにくいカード」という印象ばかりで、よくこんなクレジットとお付き合い出来るもんだと感心するばかりである。残債があるため、直ぐさまJ-WESTカードの縛りからは解かれないものの、そこは分割・リボ払いの組み合わせで粛々と精算していく。

 というわけで、ココでは総評価をスマートイコちゃんと一緒に考えていく。

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J-WESTカード。良くも悪くも、頻繁にJR西日本鉄道路線を使う人向けなんだな……

良かった点

J-WESTカード加盟店での購入

 J-WESTカード加盟店では、積立ポイントが貯まりやすいという長所があり、1ヶ月単位で利用すると、数ヶ月程度で割とあっさり1,000pt近くまで貯まる。最初はスマートICOCAにチャージしていたが、頻繁にJR線に乗るわけではないため、後に景品交換路線に走っている。やたらと自宅に寝そべったイコちゃんが乱立しているが、その多くはJ-WESTカードのポイント交換で得たものである。

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我が家にたくさん寝そべりイコちゃんが生息。悪ノリしすぎである。。

eきっぷを手配できる

 雀の涙程度の割引にはなるが、当日出発分でも乗車券・特急券・指定券の正規購入よりもチョッとだけ安くなる「eきっぷ」を手配できる権利が与えられている。

 COVID19の蔓延でJR西日本が遠慮なく減便を行う状況下が今後も続くため、鉄道サービスの維持を理由に、J-WESTゴールドカード以外(EX会員・ベーシック会員)はeきっぷの手配不可、みたいな流れも予想される。

悪かった点

締切日・支払日がヘンなところにある

 J-WESTカードに限らず、JR九州の「JQ CARD」でも同じことが言えるが、このカードは「締切が15日・支払日が翌月10日」という、謎の設定になっている。恐らくは提携している三菱UFJ銀行との絡みでその場所に設定したのだろう。

 また、ETCカード利用時は「末締め・翌々月の10日払い」という変則的な設計にもなっており、高速道路でドライブに出かけるときは、残債とETCの翌月持ち越しとの間を、いかにして調整するかで相当悩んだ。

キャッシング機能が無効化されている

 いわゆる総量規制つき借金。もちろん使いすぎるのは多重債務の危険性があることから慎重に考えて利用しなければならない。が、J-WESTカードは、この機能が最初から無効になっており、提携している三菱UFJ銀行に尋ねてもNGだった。

 なお、現段階ではカードを含め、支払いモノは延滞なく支払っている。

ポイント交換の使い道が限定的

 ケチになりがちなJR西日本の性格にも直結するが、ポイント交換に対するサービスの悪さは、他のクチコミでも指摘されている通りである(1,000円で5ptなので、全体的には0.5%の還元率)。ただ、ポイント自体はささやかなオマケ程度の話であるのは最初から知っていたため、あまり意識はしなかった。

JR西日本管内で完結し、かつ、少しでもきっぷを安く買いたい人向けのカード

 JR西日本のWebサイトやクレジット契約申込書にも書いてある通り、下記の用途で使うのであればオトクである。

  • 新幹線を利用して長距離移動をする場合に、乗車運賃のごく数パーセントを割り引く「eきっぷ」を購入する場合。
  • JR西日本の駅構内にある、おみやげ街道などの駅ナカ・駅チカショッピングをする場合。
  • スマートICOCAのクイックチャージに、J-WESTカードから実質的にカネを借りる場合。

 それ以外の用途は基本的に想定しておらず、普段から買物で利用するならば、ショッピングモールやガソリンスタンドなど、流通系が発行するクレジットカードとお付き合いするのが一般的。「何となくJRがそう言ってるから」で判断してはいけないってことを教訓として学んだ。

※但し、私鉄の場合は、子会社で流通系のデパートやスーパーマーケットなどを経営しており、それで鉄道系と連動させている会社もあるため、全てが弱点だらけではないことは理解する必要がある。

クレジットカードを組むときの課題

 一般的に交通系はクレジットカードの契約がやや厳しくなるという傾向にあり、他のJR各社が発行しているものでも、意外と舌を巻くほどの難易度であるという情報は聞いている(提携先が銀行系になるか、信販会社になるかでも変わってくる)。そのため、私は運良く(?)J-WESTカードを契約できたのはちょっぴり嬉しい。

 ただ、それだけ審査が異様に厳しいということは、言い換えれば「使用用途が限定されていることをご承知の上で、門を叩いて下さい」ということでもある。恐らく私の場合、以前にゆうちょ銀行のクレジットカード(提携先はSMBC三井住友銀行)を組んでおり、そこで一定の経験を積んでいたからこそ、J-WESTカードは特に問題なく契約が進んだのだと分析する。

 また、JR西日本の視点で考えれば、審査は別として「あなたはずっと、JR西日本管内の鉄道路線を使ってくれますよね?」という問いにも繋がってくる。青春18きっぷなど、特定の期間しか利用しなかったり、あるいは2人縛りの制約がないきっぷを買う場合など、JR西日本にしたら冷やかし同然のように思われる客にしたら遠慮なく排除するのと同様、J-WESTカードも鉄道利用とかけ離れた使い方をする客が想定されるため、ある程度は門前払いにさせたり、もしくは利用限度額を厳しく規制したりして、「ホントにJRを信頼してくれるのか?」という問いでもあるのだと思う

 なので、J-WESTカードをはじめとしたJR系は、あまりお勧めできるとは言い難い。サブカードとして所有する分には問題ないが、メインは無理。