そらマメさん鉄道局・流通局

ココでは新聞の流通考察・鉄道旅行話などを。

ガンジツスゴクオモイシンブン2020(確定値)●●●●●

 2020年の元旦に行った「ガンジツスゴクオモイシンブン2020」の結果発表をお伝えする。

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(イコ太)買いすぎや、アホ!

入手した新聞一覧

fuwafuwaame.hatenablog.com

※上述の旅行記も参照。

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Suicaのペンギン)うすいうす~い!

 旅行記にもあるように、全部足すと約20銘柄近く入手することが出来た。まだ私が見たことがない新聞が目の前にあるにも関わらず、つい焦って買い見逃しをしてしまうなど、オチャメな展開になることも多々あったが、まあ、コレほど入手できただけでも良しとしましょう。

全体の傾向

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ページ数一覧(2020年)

 今年は全ての新聞において総ページ数が大幅に削減されており、特に読売新聞に至っては、昨年が118pあったのに対し、今年は88pと実に20p近くも薄くなっている。他の銘柄も、昨年と単純比較して総ページ数が最大10p近くも削られており、元旦の広告掲載が例年にも増して少なくなっている(出稿する企業が減った)のが特徴的。もはや紙の新聞で新年のご挨拶など、遠い過去の話になりつつあるようだ

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銘柄が重複している新聞を除いて、新聞の高さをカウント。約14cm。

 一般紙も悲しい展開だが、スポーツ新聞は更に酷い。プロ野球のシーズンオフだからと言うのを勘案しても、どの新聞も例年と比較して最大10p程度削減。手に取った瞬間、物凄く薄くてペラペラしていた。ネットメディアで情報収集を行うのが一般的になった現代社会では、紙媒体で新年早々の面白企画を掲載した所で、誰も興味が湧くはずがないのも頷ける。

 元日集めた新聞を巻き尺を使って高さ測定をした結果、約14cmという結果が出た。もし、昨年も同じように爆買いしていたら、どの程度の高さになっていたのだろうか。少し気になる。一方で「凄く重い新聞」という期待とは裏腹に、確かに重い新聞ではあるものの、言われるほどにさほど重く感じることは無かった。リュックサックに収納していたため、手提げ袋で指が痛くなるのを回避できたからという側面もあるが、それでも例年と比較しても随分と軽くなっている。

 これも理由は簡単で、ページ数が少なくなった以上、相対的に紙の重量も軽減されるため。来年も削減傾向が続くことが見込まれるため、腰・肩の痛みを味わうリスクは減るだろう(謎

これからは、第2~5部体制を第1部のみで構成させる方法を採用?

 あまりにもページ数の削減が酷すぎるため、一部のツイ主による話からして、もう別刷りというのを止めてしまう新聞社が出現するのではないか?とも思った。

 実際、地域紙の有明新報は、一見すると第1部しか発行していないように見えるモノの、よく読むと第2~4部を第1部に内包する形で紙面発行を行っている。それでいて地元の名刺広告がジャンジャラと掲載されているため、この方法ならば新聞が薄くなっても、ページ数は温存できるので、ソレはソレでイケるんじゃないのか?とも思った。余計なヒントを与えてしまいましたが……。 

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来年の「ガンジツスゴクオモイシンブン(軽減)」のヒントは、有明新報にあり?

紙に固執する限り、どの新聞社も「貧すれば鈍す」になる一年へ

 一番ページ数の削減が酷い読売新聞だが、読売に限らず他の新聞社も同様、「絶対に紙で無ければいけない」という束縛にハマっているメディアほど、時代転換が上手く進まずに大きなダメージを受けてる印象を受ける。特に昨年から新聞記者の削減が問題視されている毎日新聞も、以前であれば第2~5部体制で80p以上も確保されていたモノが、今年は第3部構成に留めて64pに削減されるなど、元旦の広告収入に頼るやり方も、多様化社会の前では太刀打ち出来ないのが鮮明になったと言える。

 今年一年の新聞業界を、フォロワーさんも含めてアンケートを採ってみた。

 

 

 その結果、「夕刊の発行取りやめ」が最も多数を占め、次に「五輪後に新聞発行の縮小化」「購読料値上げ」「ページ数の見直し」という結果となった。昨年値上げしたにもかかわらず、もしもこの項目のどれかが一紙でも出てくれば、他のメディアも確実に追従せざるを得なくなるだろう(ただ、元々が紙に固執するが故の「しっぺ返し」のようなモノでもあるため、ある種、新聞社がこうした身の丈に合ったやり方に修正していくのは納得がいく)

  今年は東京オリンピックパラリンピックが開催されるため、その時まではどうにか現状の品質で保持される可能性はあるが、大会終了後は一転して軒並み縮小路線に走るとみている。まずは夕刊発行の取りやめ(コレには日刊ゲンダイ夕刊フジ東京スポーツと言った夕刊娯楽紙も含まれる)、もしくは全て朝刊発行で共通化した上で、直接・間接問わずに購読料の実質値上げ(で、ネット転換に関しては徹底固辞なので、結局は客離れ→スポンサー離れ→配達員不足なども含めて維持困難→値上げ、の順番で悪循環が続く)。このような形で悪循環に陥りながら、最終的には本来の需要に沿った客層に絞られていくだろう。

 例外的に朝日新聞はページ数が昨年とほぼ同じという結果になったが、朝日新聞社の場合は新聞収入よりも不動産経営・投資による収益でやりくりしている側面が大きいため、新聞発行も不採算と判断すれば、スグにでもネット全面配信の形であっさりと転換してしまう見方も出来る。

 いずれにしても「貧すれば鈍する」という言葉の通り、紙面の中身も、今後は報道性重視から読み物主体に変わっていき、仮に現役の安倍首相が退陣でもすれば、それまで左右の論調で客を釣っていたやり方も不可能となり、そのままフェードアウトしていくメディアが続出するのは避けられない。最終的には体力のある地域紙と経済メディア・ごく一部のスポーツ新聞だけが生き残り、元日に極端に重い新聞を爆買いするというイベントも「チョッと前にやってた元日の超特別な一日の過ごし方」として、記憶のどこかに残る程度で終わってしまうだろう。

最後に

 この「ガンジツスゴクオモイシンブン」をやろうと思ったきっかけは、やはり、本来の企画を実施した、本家・横浜新聞研究所様の努力を見て、私も行動可能範囲でどれだけ新聞を爆買いできるか、という好奇心が沸いたためです。実際には駅訪問の旅も兼ねているため、本家とは少し方向性が異なるモノの、広島でごく短時間ながらも地元紙の交換・チョッとした情報交換が行えただけでも嬉しく思いました。改めまして、お付き合いありがとうございました。そして、お疲れさまでした

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また来年もやろうよ!

 先行き不透明な新聞業界の現実を、元旦早々見てしまったモノの、それでもたった1日だけでどこまで新聞を購読できるのか?というスリリングな展開は、やっていて楽しかった。また来年の元旦も(新幹線・在来線特急になるかは不明だが)「ガンジツスゴクオモイシンブン」をやりたい!そのように決意した上で、今年の元旦新聞と、今後起こりうる新聞業界の観測記事は終わりと致します。ありがとうございました。