そらマメさん鉄道局・流通局

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別の意味で「ミニ事件簿」 ●

 大分合同新聞が朝刊・夕刊の完全連続発行を取りやめ、2020年4月1日から朝刊単独に移行する。

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大分合同新聞(C) の「朝刊」と「夕刊」

 ココは朝夕刊完全連続紙であり、単独で朝刊、または夕刊のみの販売・配達は一切行わないという方針を貫いていたが、配達員不足やランニングコストの上昇などで太刀打ち出来ず、3月末で夕刊の発行を取りやめることが決定。

 完全連続紙という以上、コンビニに行けば夕刊の即売を行っているはずだと思い、大分県内のローソンを片っ端から探すも、どこも発売していない。多分、JR大分駅などでは今でも即売をしている可能性はあるかもしれないが、わざわざそこへ行くモノでもないしなーと思い、新聞社に問い合わせてバックナンバーを一部買いして、無理やり夕刊をゲットしている。

 ちなみに朝刊・夕刊どちらも1回ずつ配達していたのは、大分市別府市といった大分都市圏に限られており、それ以外の地域は「1回配達」として翌日の朝刊と一緒くたにして配達していたとのこと。(朝日新聞2020年1月14日付

 これで九州で夕刊を発行するのは、熊本日日新聞と福岡県の5つの新聞(西日本・朝日・読売・毎日・日経)のみになる。ただ、完全連続紙として、どちらも半強制的に配達される大分ですら、夕刊を取りやめないとやっていけないと言うのを見る限り、普段から夕刊配達も行っている私にしたら「そろそろやなぁ……」と覚悟せざるを得ない。熊日がギブアップ宣言をするなら、次は在福のどれが標的になるか分からんもん。

 ただ、ココの場合は元から朝刊+実質朝刊という組み合わせで発売していた訳だから、当然、夕刊名物のミニ事件簿は残るだろう。「ネコにカラまれる署員、振り払ってもネコ集団に追い掛けられる」みたいな、どうだっていい話が朝刊で読めるようになるのは、チョッと朗報かも。

 

【見直し後の紙面】

  • 完全連続紙を廃止して「朝刊のみ」に切り替える。月極め価格は3,500円(税込)で統一化。
  • ビジネス・スポーツに特化した別刷り(タブロイド判)を週4回差し込む。
ねこベスト ミニ事件本

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