そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

グランドスラム販売店と化した風新新聞専売所の末路

 かなめもの放送終了から14年の月日が経過した。

気になる方は有料配信サイトなどで見てみてね。

 ココでは、もしも今でも舞台となった新聞販売店(風新新聞お茶の水専売所)が現存し、ここに住み込んでいる従業員(元・奨学生を含む)がそのまま働き続けているとしたら、今ごろどうなっていたかを勝手に妄想。

全体的な設定(仮定理論)

  • 全員が14歳増になっている
    中町かな(放送当時は15歳→現在は29歳)
    久地院美華(当時は15歳→現在は29歳)
    天野咲妃(当時は小学生→現在は20歳前後)
    東ひなた(当時は万年二浪→大学進出を諦めたと仮定し、当時は二浪していたことを勘案すると、現在は34歳)
    西田はるか(当時は大学院生→4年制だと仮定すると、当時は26~28歳。なので、現在は40~42歳)
    北岡ゆめ(当時は専門学校生→2年制だと仮定すると、当時は18~20歳。なので、現在は32~34歳)
    南ゆうき(不明。当時から新聞奨学生ではあるが、どういう目的で大学等に通っているか不明なので、見かけや言動などを参考に、現在は40歳前後と仮定)
  • みかが通っていた花日新聞専売店が廃店となり、風新新聞専売所に業務を委託する形になったと想定(必然的に、みかも風新新聞専売所の従業員となる)
  • 更には、読売新聞・朝日新聞毎日新聞日本経済新聞産経新聞東京新聞(それに附属するスポーツ紙類を含む)、日本農業新聞日刊工業新聞聖教新聞創価学会系の機関紙類)・しんぶん赤旗日本共産党系の機関紙類)・統一日報(話題のアノ団体)・夕刊フジ日刊ゲンダイ東京スポーツといった機関紙・業界紙類までも、配達を受託してしまったと想定。

現状からして、考えられる展開

  • 一人あたりの配達量が激増し、何人か辞める。結果として、他の従業員にシワ寄せが来てしまう。
  • 遅配・誤配が日常茶飯事のように起き、頻繁に店から苦情が入る。サキが「減給よ!減給ー!」と叫んでも、慢性的配達員不足の状況から起きる問題なので、段々と面倒くさくなって減給処分→給料ワザと未払いに処分を強化(で、従業員のモチベーションが大きく下がり、退職していく)
  • はるかが作った米ジュース(≒日本酒)を飲んで、酔っ払ったくれに配達をしていたら、取締中の警視庁に見つかり、現行犯逮捕。販売店を解雇され、大学院からも退職処分を受け、新聞社からも処分が執られて、ますます店が疲弊。
  • ひなた・はるか・ゆめ・ゆうきが脱落し、残りはかな・みか・サキの3人体制で配達・集金・拡張などを行うが、配達の分量が更に激増してしまったことから、もはや店の維持さえ困難に。
  • かなが、誤って信者さんがいる世帯に別の政党機関誌を投函。こびっとく怒られ、仏罰が下されて重傷w
  • 減らない残紙(2009年当時からは激減してるが、それでも店のお荷物レベル)
  • チラシ収入の激減で維持すら困難
  • 売店従業員が完全に疲弊し、いつもぼや~んとなってる。
  • かな・みかがバイクで配達中に別の車にはねられ、軽傷を負ってしまう。結果として、所長代理一人で配達することになり、完全に機能不全と化す。
  • 2023年5月31日付で閉店。かなたちが通っていた販売店は、別の区域の販売店と統廃合し、配達エリアがさらに拡大。以降はこれを無限に繰り返していく。

 グランドスラム化の長所は、同一店舗で複数銘柄を一度に配達できるという強みがあるだけで、デメリットとしては配達員の極端な負担増と、それに伴う遅配・誤配の連発が起きること、更には人員確保ができずに統廃合を繰り返してしまい、結果として、それが新聞社(報道)の方にツケとして回ってくることである。

 最近の朝刊で、やたらとオピニオンやコラムが多くなり、逆にニュースを伝える範囲がどんどん狭くなっているのは、記者の傲慢や権力に屈しているだけではない。足元となる販売店がぐらついたことに伴う、新聞収入の激減が一番の原因である。この状態を今後も維持していくとなれば、もはやニュースが全く載らず、ひたすら一面から終面まで主義主張のみで構成された「宅配雑誌」(10ページ以下)のような紙媒体を、ただ植物状態のようにして頒布する形になる。

 

 ……現実ですからね?

 

(みか)あまりにもゾッとしすぎて、とてもじゃないが労働できないんだからね。
(かな)減給されるくらいなら、早く次の仕事を探す方がいいよね?

 

 「メディアが権力を監視」。口癖のように言うモノの、配達員の私からしたら、ただのセールストークにしかならない。