そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

版立ての意義

  • 新聞社と販売店(流通業者)が一体となって新聞を発行していた頃の名残。(基本的に新聞社と販売店は全くの別組織であり、販売店は原則FCである)
  • 普通に印刷してると、いくら時間があっても足りないため、新聞社は当日最後の締め切り時間を設定している(最終版)。これをベースに、遠方ほど締め切り・印刷時間を大幅に前倒しし、逆に新聞社や印刷工場に近い所ほど、なるべく遅く締切・印刷を行う。
  • 版番(14→13→12、西は19→18→17 or 16→)でソレが分かる。
  • 印刷している途中、あるいは輪転機に掛ける寸前で新しい情報を無理やり差し込む場合、版番に記号が付く(追いかけ)。
  • 本格的に電子版を導入する前は、締め切り時間の調整と、必要に応じて追いかけを挿入することで、できる限り最新のニュースを掲載できるよう、力業で乗り切っていた。
  • 現在は新聞配達員の壊滅的人員不足や、新聞販売店の統廃合で大きな負担を強いることが多くなり、普通に配達していると伝達が間に合わないため、ごまかし的に「電子版を見てね」としている(但し、電子版が出たとはいえ、一番の愛読者である年寄り相手に「電子版を使え」といっても無視される。それだったら従来通り発行して貰うがいいです)
  • 地方紙に印刷を委託している場合は、地方紙の配送事情に合わせるため、どうしても早版(締め切り時間が異様に早い新聞)を相手方に送信する必要があり、結果として、全国紙はマトモに読めたもんじゃない。これを逆手に取ってるのが、印刷時間にこだわらない九州産経、締め切り時間を自由自在に調整してダイナミックに乗り切っている日経がある。

というのを文章書きにしようと思っていたが、疲れで眠くてキツいので、原文ママ掲載。