西日本新聞の夕刊。
以前は福岡都市圏で遅版(10)・それ以外の福岡県内では早版(9)が出回っていた。後の流通体制見直しで早版・遅版の2段階編集体制を取りやめ、県内で起きたニュース速報は電子版で掲載し、基本的には共同通信社から送られてくるコラム類を主体にした紙面を発行する方針に切り替わっている。
今回、図書館に出向いて西日本新聞の夕刊を眺めてみたが、まあ、ホントに共同通信の記事の多さよ。県内で起きた重大ニュース(西日本が対処できる場合に限る)や、連載モノで西日本の記者が書いたモノもあるが、基本的には「ほぼ共同」「オール共同」と言わざるを得ない。
では、どれほど共同通信の記事で占有されているか、調べてみた。(2023年2月16日付より)
(魔理沙)どうだ?夕刊は「ほぼ共同通信のコラム」だろ?さあさあ、共同通信の政治理念に賛同すべく、セット体制で購読を……
(霊夢)え、遠慮しときます(謎笑)
セット体制を維持し続ける理由としては、単純に夕刊発行をすることで生活のリズムを維持している高齢者への配慮や、共同通信社の政治思想に賛同するために購読している、という見方もある。ただ、客観的に分析するなら、単純に他の在福メディアが夕刊を発行するため、西日本も発行すべきという方向で編集が判断しているからだろう。
とはいえ。ただでさえ夕刊の発行を見直す新聞社が全国レベルで相次いでいるのは事実であり、九州で最も発行・供給量が多い福岡県内であっても、然るべき時期に見直しを行うのは回避できない。西日本を含めた福岡県内の夕刊・セット体制維持は、あと5~6年続けば大したものではなかろうか。
toyokeizai.net ちなみに、今春以降に予定されている新聞代値上げ(原材料費の高騰に伴う価格反映)への影響を予想するなら、皆さんが思っている以上に新聞離れが加速するとは考えにくい。2018~2022年にかけて、段階的に実施されてきた銘柄値上げ(約300~400円高)を実施したところで、私の配達区域ではビクともしなかった。値上げ幅次第だが、恐らく、ネット上で騒いだとしても、紙媒体をご契約していただいてる高齢者からしたら、素直に受け入れて下さるとみている(だからといって、セット維持可能かどうかは別だけど)。
年寄りの購買力をナメたらいかんぜよ
ますます高齢者・社会活動家への忖度がヒドくなるわね。。