www.traicy.com JR西日本は、土日祝日限定で山陽新幹線の九州エリア(博多⇔小倉、博多⇔新下関 or 厚狭)で利用できる往復割引乗車券「新幹線よかよかきっぷ」の発売を、10月末で取りやめる。代替として、スマートフォン向けのサービスであるWESTERアプリで事前登録を済ませた後、所定の回数分の乗車を前提に、1ヶ月最大2,100ポイント分を還元する仕組みに変更する。
博多駅と小倉駅との間は、並行するJR九州の在来線特急「ソニック」と競合関係にあり、通年発売・駅窓口/券売機で購入可能な2枚きっぷが発売されている。こうした経緯から、博多と小倉の間だけを往復利用する場合、土日祝日だと往復で3,100円程度で利用できるため、利用者から一定の評判があった。
2枚きっぷは通年利用できるものの、乗車する特急列車(ソニック・にちりんシーガイア・きらめき)によっては時間帯次第で停車駅が多くなったりするため、最短列車で移動した場合でも40分近くは掛かっていた。それが新幹線1本であっという間に博多⇔小倉をショートカットできる上、JR西日本管内特有の2人縛り強制もなく、当日購入が可能だったことから、「どうしても急がんと」という時に有り難く使わせて貰っていた。
当初はJR西日本のみどりの窓口・券売機で購入できたが、晩年はe5489で前日予約を強制していたため、折を見て廃止することは予想していた。後継としてポイント還元方式(高速道路のETCマイレージかよ)に変更されたが、廃止であることに変わりなく、新幹線で両都市の間を行き来する機会は大幅に減りそうだ。
JR九州名物「2枚きっぷ」も廃止へ
この状況をJR九州が黙ってるはずがない。前述の通りに廃止した以上、JR九州も駅売り2枚きっぷの発売を速攻で廃止するのは確実であり、少なくとも来年のダイヤ大幅見直しと同じ時期に廃止宣告をするものと予想する。
でも、実際の所、2枚きっぷを買う機会は殆どないのよね。普通にきっぷ買ったが早いし、そもそも18きっぷの時ですら、疲れて特急で帰ろうとした時も「それだったら18きっぷを買うより、普通にSUGOCAで移動、状況に応じて特急も使う」ってやり方をした方がまだ安く付くと思うようになったぐらいだし。
時代の流れである。