岡山県内で流通している新聞を取り上げる前に、いわゆる備北・美作地域で発行されている地域紙をココで簡単にご紹介。
津山朝日新聞(津山市・真庭市・美作市など)
「津山市だけ朝日新聞を売ってるのか?」と誤解されそうな表題だが、そうではなく津山市を含めた美作地域に限定した夕刊紙。決して、朝日新聞グループとは何の接点もない。
取材範囲が美作地域と、かなり広大だが、実際の行政情報・教育関係・生活ネタなどは全部足しても2ページしかなく、残る2ページは番組表(当日の夕刊・明日・明後日の分まで)を掲載している。
津山の新聞のはずが真庭市の落合IC近くのコンビニでも売られていたのを見ると、取材・営業範囲広そうだなと思った。その通り、真庭市も対象地区になっており、普通に即売されていたので2部購読。本社に出向く必要もなく、割と楽勝でしたな……(^-^;)
ちなみに、津山朝日新聞は明治~昭和にかけて随分と統廃合を繰り返してきた経緯があり、いわゆる一県一紙体制の時は、現在の山陽新聞社(岡山の県紙)に一時的に飲まれていたことがある。戦後になって当時の地域紙を発行していた元記者を中心に、再び美作地域の地域紙を発行し、現在に至っている。
備北民報(新見市)
- 月極:2,300円
- 一部売り:110円
- ページ数:(月・水・金)2ページ/(火・木・土)4ページ
- 発行日:日曜日と一部の祝日を除き、毎日発行
- 取材範囲:新見市(合併前の地域を含む)
新見市に本社を置く新聞社で、JR津山駅の近所にある。新見市(合併後の地域を含む)を取材対象としており、専ら新見市内で起きた地元の話に終始している。
ページ数は月・水・金が2p、火・木・土が4pという、やや変化球のある構成になっており、それを知らずに購読したことから、私のは土曜日(つまり、4p)を所有している。
基本的には新見市内での購読が必要で、それ以外の地域は郵送での送付か、原則として直接訪問をする必要がある。私の場合は中国道ドライブかたがた、新見ICに下りて市街地を散策する途中で訪問。日曜日だったが、販売担当の当直の方がいらっしゃったため、すんなりと購読することが出来た。フォロワーさんからの指摘もあったが、それよりずっと前から「買えるんだったら買ってみよう」と、予め新聞社がある場所を事前に調べていたため、迷子にならずにすんだ。
以上、備北・美作地域における地域紙の話でした。これを踏まえまして、岡山県の新聞流通の話を取り上げます。(つづく)