神奈川県内を取材拠点とする神奈川新聞が、2023年4月1日付より、購読料を値上げする。
- 月極め価格:3,189円→3,500円(△311円)
- 1部売り:130円→140円
今までは消費税増税転換分を除き、本体価格を直接値上げすることは無かった(一部売りは段階的に値上げ)。しかし、ウクライナ情勢による世界経済の混乱・急激な円安進行による製紙代のコスト上昇、更には販売・流通網の状況悪化などに考慮するため、新年度開始とともに値上げに踏み切る。
値上げに伴うサービスの改正としては、月一で発行されるフリーペーパーの拡充や、電子版の一部機能を改善させる方針にとどまる見通し。
2023年度より、本格的な新聞代値上げがスタート
日本製紙、新聞用紙を値上げ 1割アップ、原燃料高反映
(共同通信 / 2023年2月27日)
以前にも話したが、新聞紙のもととなるパルプ・古紙が、急激な円安進行などを理由に高騰しており、紙媒体の新聞に対する需要も低下していることから、製紙業界は新聞用紙の価格を見直す方針を打ち出している。日本製紙の場合は、1連(約4,000p)あたり300円の値上げを実施する見込みで、他の製紙業も追従する構えだ。
……というわけで。以前行ったことがある「新聞代改定表」を、社告などの情報を通じて一覧化したものを、随時、掲載していくことにする。