fuwafuwaame.hatenablog.com↑の記事も参照。
東京スポーツは他の夕刊フジ・日刊ゲンダイ、姉妹紙(中京スポ・大スポ)を含め、12月29日付で元旦(1月1日)号を発行する代わりに、年末年始(12月29日~1月3日)は休刊となる。これは日本新聞協会が定めた夕刊紙の発行タイミングに合わせているため。
一方、翌日の朝刊として発行される九州スポーツの場合は、新聞協会加盟社どうしで取り決めた全国共通休刊日(1月2日)に発行を取りやめる代わりに、その前後は通常の朝刊として発売する。九スポとそれ以外の東スポ系列とでは紙面構成が大きく異なるため、九スポ掲載分は本家の記事を分割・再編集した上で紙面に載せることにしている。
九スポは速報性主体である性質上、本家東スポよりも九スポの方が分量が非常に多くなり、内容としても1週間休刊となる本家に比べると、九スポは非常に濃厚な紙面が完成する。そのため、同じ年末年始号であるにしても、事実上、本家と九スポは「似て非なるもの」とも言える。
数年前にも行った比較対象、久しぶりにやってみることにした。
本家と九スポ、それぞれの企画と掲載日
年末年始に発行された九州スポーツと、後で本家東スポ本社に問い合わせて調達した年末年始号をもとに、九スポに反映されたのがいつなのかを調べてみた。
本家と九スポの比較
※1:2023年12月29日の発行地点では、中山金杯・京都金杯の枠順が未確定。
九スポの一面と終面
基本的には九スポの元日付で本家の記事をある程度反映させつつ、それ以外のさほど重要性が高くない、別の日にずらした方がよいと判断されるネタに関しては、年末あるいは年始に分散させている。また、九スポは1月2日以外は通常通り朝刊を発行することになっているため、本家にはない年末年始のスポーツ(箱根駅伝・実業団駅伝・RIZENなど)の結果が詳細に掲載されている。
なお、九スポ元日付と3日には、新聞の印刷・配送受託者の名刺広告が掲載されているが、本家にはそれがない。九スポの印刷は、毎日新聞西部本社及び、みなと山口合同新聞社傘下の印刷工場が行い、配送は各全国紙や即売業者が受託(読売新聞系統が最も多い)。一部の読売新聞販売店では、地域に応じて配達代行を受託している。
※一部のページは本家にはない、オールカラー印刷でした。余計な情報でしたね。