そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

デイリースポーツのページ数見直し

 いわゆる阪神タイガースファン御用達のデイリースポーツ(神戸新聞社)は、昨年の購読料値上げ以降、ページ数を約1割ほど削減しており、公営競技の試合が少ない時は最低18ページで推移している。これは他のスポーツ紙でも同じだが、一番の特徴は「おとなのパラダイス」(いわゆるアダルト面)が消滅した所である。2023年11月30日付で終了した様子。

 別の方からの情報で、いつの間にか「おとなの~」が消滅していたと聞いたので、この前の四国ドライブの時に一部買いして読んだ所、確かに例のページが無くなり、浮いた部分で公営競技の情報を無理やり押し込んでいるように感じた。

 アダルト面の存在は、即売で購読する中高年の男性層をターゲットにワザと掲載している側面が強く、廃刊になった西日本スポーツも、昭和から平成中期までは、普通に大人のページが載っていた。今のご時世、即売ですら平積み山積みの状態が普通で、コンビニに仕入れた部数がそのままの形で即売業者・新聞販売店に送り返される始末なので、それだったらいっそのこと廃止して、少しでもコスト削減に努めた方が理に適うという経営面での判断なのだろう。悲しいが、女性の人権問題やジェンダーとは全く無関係である。

大阪本社版のサンスポは今も残る

 ちなみに、大阪本社版のサンスポを購読してみたが、こちらは2024年2月13日地点では普通に生き残っていた。ただ、東京本社版のサンスポは「おはよう」のページが消滅していたため、折を見てデイリーに追従するものとみられる。アダルト面が掲載されているスポーツ紙・娯楽紙は、スポーツニッポンサンケイスポーツ夕刊フジ日刊ゲンダイ東京スポーツ(大スポ・中京スポ・九スポ)の5銘柄。

 休刊日版(臨時即売)のデイリー・サンスポを一読したが、休刊日プレゼントという独自の読者サービスを行っている。これは西部本社管内では見かけないため、即売・夕刊文化が色濃く残る関西ならではの新聞事情なのかもしれない。