そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

ガンジツスゴクオモイシンブン2020(実際に爆買いしてみた) ホントの最終決戦

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 本当の最終決戦。イコちゃん軍団とこどもペンギンを残し、京阪神・瀬戸内海沿いの凄く重い新聞を載せたリュックサックをクルマの中に置いた上で、JR大牟田駅を目指すことにした。JR大牟田駅に行けば、隣接する熊本県荒尾市を取材対象とする熊本日日新聞と、大牟田エリアの地域紙である有明新報が入手できるため、少しでも銘柄を増やす上では大牟田まで電車で移動したが良いと判断したからである。

21時7分 筑後船小屋大牟田

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21時7分頃の普通列車で、JR大牟田駅へ。今年最初の列車は「811系」。

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21時25分頃に、無事にJR大牟田駅に到着~

 JR大牟田駅にあるファミリーマート熊本日日新聞をゲット。他の西日本・朝日・読売・毎日・日経は完売済みで、熊日とスポーツ紙がごく僅かに売れ残る程度だった。しかし、ココで問題発生。有明新報の即売がJR大牟田駅ファミリーマートでは取りやめになったそうだ。有明新報社、駅のすぐそばにあると言うのに、なぜ即売を取りやめたのか疑問。

 仕方が無いのでコンビニ店員に教えて貰い、徒歩約10分程度の距離にあるセブンイレブンへ。ここでは有明新報が即売されていたため、迷わず一部買い。JR大牟田駅に戻った時に鳥栖まで行って、佐賀新聞を買おうかな?」とも思ったが、既に22時を回っており、ココで筑後船小屋鳥栖へ向かおうとでもすりゃ、間違いなく終電に間に合わないと判断したため、JR大牟田駅で正式にギブアップ。

22時8分 JR大牟田筑後船小屋

 普通列車に乗って筑後船小屋に戻る途中、ウトウト仮眠しながら「元旦配達→新幹線移動→京阪神の殺人的な人混み体験→瀬戸内海をグリーン車で移動→フォロワーさんとの超短時間オフ会→博多でラーメン→最後の抵抗」という、あまりにハードすぎる一日を回想しつつ、22時30分頃に筑後船小屋駅に着いてゴールとなった。おつかれさま~!

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「ガンジツスゴクオモイシンブン2020」のラストは、815系電車で。

【最終結果】

 ガンジツスゴクオモイシンブンの分析記事は下記に委ねるとして、とにかく家に帰った後は疲れて爆睡していた。1月2日は新聞即売の入れ替えが行われないため、その日を利用してJR九州の在来線乗り放題きっぷで佐賀・山口新聞を一部買いというのも検討したが、もう歳が行ってるのか、さすがにムリでした。。 

 つか、よく考えたら、そんな1時間に2本程度しか走らない終電向けダイヤを使うより、自動車で大牟田鳥栖・佐賀を行き来した方が確実だと思うし、日帰り2枚きっぷの2枚目も、途中の新鳥栖で乗り捨てて新鳥栖駅のファミマで佐賀新聞を買い、そこから別料金で在来線を走った方が早かったはず。疲れて頭が回りましぇん。

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来年もやろうよ!

 確定値の部分でも取り上げたように、今年は元日新聞のページ数が大幅に削減されており、五輪後に発生することが懸念される大幅なリバウンド(ページ数削減・取材拠点の見直しと縮小・購読料の更なる値上げなど)が起きかねない年になりそうだ。現に、大分合同新聞社が朝夕完全連続発行を取りやめ、朝刊一本に絞っていくというのが話題になったばかりなので、今はどうにか維持できている在福・熊日の夕刊も、先行きは怪しい。

 それに加えて、やはり配達が終わってからムリして京阪神に行くのは、いくらグリーン車であっても疲れるばかりで、京阪神に着いたら着いたで、超短時間であちこち移動するのは、正直、割に合わない。京阪神は「三都物語」のパックツアーを使って旅行した方が確実だろう。

 てなわけで、もしも来年も「ガンジツスゴクオモイシンブン2021」を行う場合は、行動範囲が狭くなるものの、敢えて「JR九州乗り放題きっぷ」で九州島限定にする方針。元日は新幹線と在来線特急で入手可能な範囲で行動し、2日目は高速道路か在来線のみの移動でどこまで入手できるか、みたいに検討していく。

 元日の凄~く重い新聞の話は、以上となります……

ガンジツスゴクオモイシンブン2020(実際に爆買いしてみた) 午後の部 ◇

午前中の話はコチラ↓

fuwafuwaame.hatenablog.com「#ガンジツスゴクオモイシンブン 2020」の後半戦。新幹線・新神戸駅から三ノ宮へ乗り継いだ後の話である。

12時55分発 JR三ノ宮→JR神戸

 神戸市地下鉄経由で三ノ宮駅へ乗り継いだ後、JR駅を少しの間散策。神戸市における中心街の一つで、山にへばりつくように市街地が密集している様子が窺えた。ココ、ちゃんと見学したいなぁ。

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JR三ノ宮駅

 三ノ宮には来たモノの、ココから山陽新幹線の駅は西明石と姫路が主。姫路駅がたまに「のぞみ・みずほ」が停車する程度で、基本的には各駅停車の「こだま・ひかり」しか停まらない。「取りあえずは来てみたモノの……」という感しかせず、取りあえず西へ進んでみようという楽観的なノリで神戸駅を目指してみた。

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三ノ宮駅のホーム。新快速に期待してしまうが、この時間は普通列車がメイン。

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京阪神ならではの複々線。これ、鹿児島本線でも採用して欲しい……

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異国情緒溢れる「神戸」 ……って思ってるヒマはありませんでした。

 JR神戸駅に着いたところで下車。敢えてココで降りたのは、山陽本線レポートの起点駅をどうしても書きたいと思ったから。駅レポートに必要な用件を無事に済ませたため、早々と撤収する。JR神戸線としては単なる通過点だが、法律上はココが東海道本線の終点・山陽本線の起点となっているため、まあ、記念ってことですよ(^^;

 ちなみに、JR神戸駅三ノ宮駅で色々と新聞を漁ってみたが、新神戸駅にあった神戸新聞とデイリー大阪を入手した内容と重複していることから、ココは華麗にスルー。エル・ゴラッソがますます遠のいていく(つか、諦めた)。アレやったらココでワザと梅田に戻り、そこから奈良県へワープというのも考えたが、ダイヤを読めずに迷走しても困るので、素直に西を目指すことにした。

【ここまでの新聞購入状況】

13時25分発 JR神戸→西明石

 新快速で少しでも西を目指そうとするが、13時25分発の新快速は、なんと!サプライズの「Aシート」。別料金にはなるものの、座れればどうにか姫路へ行けると判断し、迷わずAシートのある9号車へ。座席指定券を購入後、しばらくはグリーン車並の快適シートで横になってた。

 神戸都市圏の駅をゴボウ抜きしながら、瀬戸内海沿いを走っていくのは爽快。出来れば瀬戸内海沿いのシートに座りたかったが、そっちがほぼ全席埋まっていたため、やむなく山際の方を選んだモノの、座れるだけでも良し。

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寝そべりイコちゃんもオネンネ。

 座席指定券では姫路と言っていたのに、新幹線駅レポートのためなら……という魔が差して、急遽、西明石駅に降りてしまう。最初のうちにやっておけば後々困らない駅の一つだが、チョッと微妙である。

 新快速は逃してしまったし、一応、かえりのグリーン車シートを確保しとかんとみたいに思い、e5489を起動して座席指定を予約しようとするが、ココで大失態。なんと、e5489では「発券済み」となって追加の座席指定券を予約できないのである!

「こりゃ参ったなぁ、あの自由席で辛抱しないといけないのか?」と危機感を露わにしたため、仕方なく駅員さんに追加の座席指定券の取り方を教えて貰った(この話は下記で)。何だかe5489って、便利なのか不便なのか、よう分からん。

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 ちなみに、西明石駅セブンイレブンで新聞を探ったモノの、神戸新聞と全国紙・デイリー・サンスポがある程度で、JR神戸駅のソレとほぼ同じ品揃えだった。

14時30分発 西明石→姫路

「これは今後、みどりの券売機で自分で操作するための練習だから」「座席指定券は最大6回まで指定出来る訳だから、使い切らんと勿体なかばい」という言い訳をした上で、隣の姫路までのグリーン車を手配。絶対にその選択肢は「無い」し、冷静に考えれば、新快速・快速で姫路まで行けば「のぞみ・みずほ」に乗車できる可能性が高まるはずなのに、何、焦ったんでしょうね。

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まだグリーン車を取れるから、ちゃんと使い切るために乗車するんだもん(詭弁)

 14時30分発の「ひかり」で隣の姫路駅へ。到着したのが14時40分なので、確かに早いと言えば早いが、並行する新快速もそんなに大差がある訳ではないため、普通に投資したと考えると、コレは非常にコストパフォーマンスが悪い。……って、別にエエがな、んなもん。1年間の配達の仕事に対する、自分自身へのご褒美ってことで!(ザツな発言)

14時55分 姫路→岡山

 姫路駅に到着する直前に、車内アナウンスで「姫路からのぞみが発車する」との情報をキャッチ。姫路駅に下りた後、チョッとだけ新幹線駅をブラブラし、座席指定券を取得した後で14時55分発の「のぞみ」で岡山へワープ。姫路の滞在時間、たった10分……。姫路城見たかったよぉ……orz

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姫路城見たかった……

 のぞみに乗車すれば、後は岡山・広島には確実に停まれるため、残る山陽新聞中国新聞の入手は確実。

 岡山は15時14分に到着するが、この時に別工程で広島シティネットワークをブラブラなさっていた横浜新聞研究所様(野江之絵氏)と連絡を取り合う。「広島あたりなら、ひょっとしたら西日本を手渡し出来るんじゃないか?」という目論見である。その結果、広島駅付近で待ち合わせという方向になり、17時台の到着を目指して、JR岡山駅をブラブラと散策する。

 山陽新幹線開業当時の暫定的な終点駅であると同時に、山陰・瀬戸内・四国へ抜けるに重要な駅のはずだが、駅舎が立派な割には国電車両が牛耳っている微妙な駅。「あれ?この黄色い電車、どっかで見かけませんでしたっけ?」というノリである。重要駅とは裏腹にノスタルジックな雰囲気も根強く残る岡山駅、やっぱココは自動車偏重の土地柄なんだなぁ~と思った。

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「國鐵廣島」改め、「國鐵岡山」。

【ここまでの新聞購入状況】

15時55分 岡山→広島

 16時前に到着した「さくら」号で広島駅へ。16時30分頃に到着し、待ち合わせとなる本通駅を目指して路面電車に乗り換える。

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在来線側の広島駅も、建て替え工事が始まる。

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本通駅の近くにあるセブンイレブンで、中国・広島デイリーをゲット。そろそろリュックサックが満杯になってきましたな。

 路面電車だからというのを勘案しても、やはり市街地での渋滞には叶わなかった。本通に着いたのが17時00分頃。駅近くのセブンイレブンで新聞2紙を追加後、反対側の商店街の近くで(お付き合いの方も含めて)野江之絵氏と合流博多駅で予め一部買いしておいた西日本新聞西スポをお渡し愛媛新聞と物々交換)し、北陸地域の新聞あれこれな話をした上でお開き。お忙しい中、お付き合い戴きましてありがとうございました(^^;

 この後、彼らは別の場所へ向かわれ、私は博多に帰ることにした。路面電車に乗って広島駅に戻った後、お土産品を購入して「のぞみ」で博多に戻った。あまりのハードな行程だったためか、途中で疲れて仮眠していた。

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ガチで広島市内の商店街をブラブラしたのは、実は初めて。

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18時27分発の「のぞみ」で、一気に博多へ。

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「かえり」方向の「シンカンセンスゴクカタイアイス」。ミックスジュースの味がする。

【ここまでの新聞購入状況】

18時27分発 広島→博多

 博多に着いたのは19時30分頃。「お好み焼き食べたい」と言いながらも、広島駅のレストラン街は元旦休業だと知って「うっそー!」と絶望。結局、いつものデイトスでラーメンを食って帰ることに。

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ただいま、博多。

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いつものデイトスでラーメン。元日早々、コレである。

20時15分 博多→筑後船小屋

 博多に戻った地点で、再び新大阪へ戻るという選択肢は消滅したも同然。筑後船小屋までは、行きがけに購入しておいた日帰り2枚きっぷを使い、自由席に座ってのんびりと帰った。

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(ペンギン)在来線はきっと、いつもの「大幅なダイヤの乱れ」が起きてるんだろうな。

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筑後船小屋に到着。お疲れさま~!

 筑後船小屋に着いたのは20時50分頃。いやぁ、今回も昨年同様、ガッツリとした長旅だった。本当にお疲れさま。おうちに帰って、ゆっくり眠ろう。帰ろう帰ろう!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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……僕はまだ、諦めない。

(ホントの終章へ続く!)

別の意味で「ミニ事件簿」 ●

 大分合同新聞が朝刊・夕刊の完全連続発行を取りやめ、2020年4月1日から朝刊単独に移行する。

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大分合同新聞(C) の「朝刊」と「夕刊」

 ココは朝夕刊完全連続紙であり、単独で朝刊、または夕刊のみの販売・配達は一切行わないという方針を貫いていたが、配達員不足やランニングコストの上昇などで太刀打ち出来ず、3月末で夕刊の発行を取りやめることが決定。

 完全連続紙という以上、コンビニに行けば夕刊の即売を行っているはずだと思い、大分県内のローソンを片っ端から探すも、どこも発売していない。多分、JR大分駅などでは今でも即売をしている可能性はあるかもしれないが、わざわざそこへ行くモノでもないしなーと思い、新聞社に問い合わせてバックナンバーを一部買いして、無理やり夕刊をゲットしている。

 ちなみに朝刊・夕刊どちらも1回ずつ配達していたのは、大分市別府市といった大分都市圏に限られており、それ以外の地域は「1回配達」として翌日の朝刊と一緒くたにして配達していたとのこと。(朝日新聞2020年1月14日付

 これで九州で夕刊を発行するのは、熊本日日新聞と福岡県の5つの新聞(西日本・朝日・読売・毎日・日経)のみになる。ただ、完全連続紙として、どちらも半強制的に配達される大分ですら、夕刊を取りやめないとやっていけないと言うのを見る限り、普段から夕刊配達も行っている私にしたら「そろそろやなぁ……」と覚悟せざるを得ない。熊日がギブアップ宣言をするなら、次は在福のどれが標的になるか分からんもん。

 ただ、ココの場合は元から朝刊+実質朝刊という組み合わせで発売していた訳だから、当然、夕刊名物のミニ事件簿は残るだろう。「ネコにカラまれる署員、振り払ってもネコ集団に追い掛けられる」みたいな、どうだっていい話が朝刊で読めるようになるのは、チョッと朗報かも。

 

【見直し後の紙面】

  • 完全連続紙を廃止して「朝刊のみ」に切り替える。月極め価格は3,500円(税込)で統一化。
  • ビジネス・スポーツに特化した別刷り(タブロイド判)を週4回差し込む。
ねこベスト ミニ事件本

ねこベスト ミニ事件本

 

世代交代が大事ということ

www.microsoft.com 2020年1月14日付でWindows 7の延長サポートが完全に終了した。1月15日以降も利用は出来るが、セキュリティー面での更新などは一切行われなくなるため、そのまま使用し続けた場合は「ウイルス・クラッカーさん侵入いらっしゃいませ~」状態となり、大変危険である。最新のWindows 10にアップグレードする必要があるが、既存PCが「10」対応のアプリやデバイスドライバに対応していない場合は、潔く買い直した方が面倒なことにならない。 pc.watch.impress.co.jp Windows 7の延長サポートが完全に終わるのと同時に、7PCを支え続けてきた窓辺ななみさんも、7PCのお役立ち情報を伝える役割を終えることから、その日を以て「ご卒業」となる。今後は、Windows 10を担当する窓辺とおこさんがその代役を担っていく。

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そんな、ご無体な

世代交代が必要な理由

「まだまだWindows 7は使えるから、マイクロソフトはちゃんと面倒を見ろ」という声が相応にいるのも事実だが、残念ながら最初の製品発売、さらにはその後のPCの普及状況なども踏まえて何度かサポートの延長を行っている。

 セキュリティ対策プログラムの頒布や、最新型デバイスドライバへの対応、新しいアプリケーションの動作に必要なAPIの更新など、サポートを続ける以上はOSを常に改変していかなければならないが、それを延々と繰り返すと、OSそのものが非常に複雑で多岐にわたってしまうことや、本来のコンセプトに沿わない継ぎ接ぎとした不安定な状況に陥ること、さらには新しいハードウェアが出てきた時に、その当時の設計と根本的に仕組みが異なる場合には大規模な改修作業が必要になることから、総じて動きが鈍くなってしまうなどの問題を抱える。

 まあ、単に「サポートだけでメシが食えるなら7のままでもいい(逆を言えば、レガシーなOSを売り続けるのは、ビジネスとしてムリ)」というのも理由の一つにあるが、いずれにしても旧体制のまま温存させても限界があることから、予定通りサポート終了日と共に撤収させ、その分を現在のWindows 10の開発リソースに割り当てた方が開発現場は安泰安泰である。

私にとっての「7」

 以前使用していたパソコン工房オリジナルPCでは、最初に搭載されていたのはWindows Vistaだった。セットで購入したアナログディスプレイは、今の横長ではなく正方形のもので、プロセッサーPentium Dual-Core搭載。詳細は覚えていないが、とにかくVistaを買ったは良いものの、ハードウェアの要求が高すぎて動作がトロかったことだけは鮮明に覚えている。

 発売された当時はクソOSというレッテルを貼られたWindows Vistaだが、今の時代であればVistaは余裕で動かせると考えている。要求されている本来のスペックを大幅に上回る性能を持ったデバイスが、普通に流通しているからだ。ただ、その最新デバイスVistaがついていけるかは別問題。とっくにサポートが切れてしまったモノを無理やり蘇生させようと考えるのは無駄なので、主にグラフィック面での弱点を克服したWindows 7にあっさりと更新した。

 Windows 7からは本格的な64ビット版の利用を想定した設計になっているものの、購入したパッケージには32ビット版と64ビット版、それぞれのインストールDVDが付属していた。

 実を言えば、自分が買ったPCは64ビット版に最初から対応していたため、その気になれば64ビット版のWindows 7をインストールしても良かったのだが、そうなると色々と面倒なことになる(HDDのパーティション区割り再編・ハードディスクの完全初期化に伴うデータの移転・64ビット版のアプリがあるかどうかなど)と判断したことから、その当時のPCでは64ビット版の導入は見送った。

 現在使っているWindows 10は、最初から64ビット対応。CPUもCore i7・メモリも16GBに無理やりかさ上げするなど、かなりの小細工を入れたモノになっていることから、物凄く余裕で動かせる。また、以前のアナログディスプレイが破損してしまったことから、ディスプレイもHDMI対応のフルHD対応に更新したため、以前の7と比べると、全く違うPC・全く違う動作環境のもとで作業を行っている感しかしない。7の時と比べて、再セットアップを行ったことが一度も無いため、膨大なデータを扱うSSDを別の記憶メディアにバックアップしたりするのも面倒になった。

 話を戻すと、7の良いところは「半透明ウィンドウ」あたり。Vistaでは動作がトロすぎて話にならなかったが、7では最大化した時の半透明無効化対策や、OSに掛かる負担の軽減を徹底的に講じており、余程のことがない限りはスイスイサクサクと動かせるようになった。一応はWindows 2000に見られたクラシックスタイルへ逆戻りする機能もあるが、戻した所でさほど性能面で違いが出ることは少ないため、雀の涙程度のパフォーマンス改善をするぐらいならば、半透明ウィンドウを楽しんだ方が得策である。

無意識的に使えるようになったOSも「7」から

 Windows 7のPCに対して、OSが不安定になったから再セットアップ、というのを行った回数は、指数本程度。つまり、7は見た目だけの変更に留まらず、OSそのものの再セットアップを意識する必要性が大幅に薄れている。

 9x系や2000・XP時代は、再セットアップそのものが暇つぶしのような感覚で、数少ないお年玉で買ったアプリを再インストールして、「スタートメニュー」→「プログラム(P)」内のアプリがどんだけ集まったかをニヤニヤ見るのが趣味だった。とりわけ、9x系時代は高校生、XP・2000時代は専門学校生であり、学校内には様々なオフィススイートや学術系・科学系・業務用ソフトウェアがてんこ盛り(パッケージも展示)だったため、数少ない小遣いを頼りに、いかにしてMicrosoft Officeの上位バージョンを買い漁るかを考えたり、小規模なイントラネット内のローカルディスクを活用して、卒論ファイルと見せかけてエロ画像()、それをMOディスクやDVD-RAMディスクに書き込んで自宅と連動させるかみたいな、今となっては、小学生以下のおバカ行為を平然と行っていたのも記憶に懐かしい。

 だが、Windows 7以降はOSそのものが安定して、再セットアップにも相応の時間が掛かることや、わざわざ割高なアプリを揃える必要も無く、作業が出来るソフトウェアが揃っていればそれで十分に事足りるようになったため、再セットアップが趣味というのも、だんだんと自分の中でオワコン化しつつあった。

 そして、今のWindows 10。まだ一回も再セットアップしていないし、再セットアップの仕方も分からない。この先、どうなるのやら……と嘆くも、仕事疲れなどが重なって全く意識しない日々が続いている。ハードウェアが購入当時にしてみれば、かなりの高性能だったという側面もあるが、これが理想のOS環境であって、そこに自分が要求する以上のスペックを求めすぎてはならないという自制心が働いているからだと思う。

窓辺ななみさんのコスプレがしたかった

 現在の10PCに買い換える前に、暫定的に凌いでいた業務用7PCは、現在でもOSの改変は行っておらず、Windows 7のままである。7PCに因んでななみさんの壁紙を設定しても良いのだが、そればかりだと飽きてくるので、結局は普通の自然系の壁紙を主体としている。

 業務用ノートPCはメモリ3GB(32ビット)で動作しているため、ハッキリ言うと「動作もPC自体も重い」。なので、敢えてななみさんの壁紙に固定した上で、Windows Aeroを無効化した上で「ポメラ」っぽくテキストデータ編集専用端末にするという手段も検討している。Ubuntuを入れようかともしたが、元々が業務用PCだったのか、強制的に7が起動するような設定になっているため、コレはムリ。よって、我が家の7は、もう少し延命しそうだ。

 

 

でも、やっぱし本音言わせるなら、窓辺ななみさんのコスプレがしたい!(それかよ)

 

何はともあれ、皆さまお疲れさまでした。引き続き、10をよろしくお願いいたします。

ガンジツスゴクオモイシンブン2020(確定値)●●●●●

 2020年の元旦に行った「ガンジツスゴクオモイシンブン2020」の結果発表をお伝えする。

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(イコ太)買いすぎや、アホ!

入手した新聞一覧

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※上述の旅行記も参照。

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Suicaのペンギン)うすいうす~い!

 旅行記にもあるように、全部足すと約20銘柄近く入手することが出来た。まだ私が見たことがない新聞が目の前にあるにも関わらず、つい焦って買い見逃しをしてしまうなど、オチャメな展開になることも多々あったが、まあ、コレほど入手できただけでも良しとしましょう。

全体の傾向

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ページ数一覧(2020年)

 今年は全ての新聞において総ページ数が大幅に削減されており、特に読売新聞に至っては、昨年が118pあったのに対し、今年は88pと実に20p近くも薄くなっている。他の銘柄も、昨年と単純比較して総ページ数が最大10p近くも削られており、元旦の広告掲載が例年にも増して少なくなっている(出稿する企業が減った)のが特徴的。もはや紙の新聞で新年のご挨拶など、遠い過去の話になりつつあるようだ

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銘柄が重複している新聞を除いて、新聞の高さをカウント。約14cm。

 一般紙も悲しい展開だが、スポーツ新聞は更に酷い。プロ野球のシーズンオフだからと言うのを勘案しても、どの新聞も例年と比較して最大10p程度削減。手に取った瞬間、物凄く薄くてペラペラしていた。ネットメディアで情報収集を行うのが一般的になった現代社会では、紙媒体で新年早々の面白企画を掲載した所で、誰も興味が湧くはずがないのも頷ける。

 元日集めた新聞を巻き尺を使って高さ測定をした結果、約14cmという結果が出た。もし、昨年も同じように爆買いしていたら、どの程度の高さになっていたのだろうか。少し気になる。一方で「凄く重い新聞」という期待とは裏腹に、確かに重い新聞ではあるものの、言われるほどにさほど重く感じることは無かった。リュックサックに収納していたため、手提げ袋で指が痛くなるのを回避できたからという側面もあるが、それでも例年と比較しても随分と軽くなっている。

 これも理由は簡単で、ページ数が少なくなった以上、相対的に紙の重量も軽減されるため。来年も削減傾向が続くことが見込まれるため、腰・肩の痛みを味わうリスクは減るだろう(謎

これからは、第2~5部体制を第1部のみで構成させる方法を採用?

 あまりにもページ数の削減が酷すぎるため、一部のツイ主による話からして、もう別刷りというのを止めてしまう新聞社が出現するのではないか?とも思った。

 実際、地域紙の有明新報は、一見すると第1部しか発行していないように見えるモノの、よく読むと第2~4部を第1部に内包する形で紙面発行を行っている。それでいて地元の名刺広告がジャンジャラと掲載されているため、この方法ならば新聞が薄くなっても、ページ数は温存できるので、ソレはソレでイケるんじゃないのか?とも思った。余計なヒントを与えてしまいましたが……。 

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来年の「ガンジツスゴクオモイシンブン(軽減)」のヒントは、有明新報にあり?

紙に固執する限り、どの新聞社も「貧すれば鈍す」になる一年へ

 一番ページ数の削減が酷い読売新聞だが、読売に限らず他の新聞社も同様、「絶対に紙で無ければいけない」という束縛にハマっているメディアほど、時代転換が上手く進まずに大きなダメージを受けてる印象を受ける。特に昨年から新聞記者の削減が問題視されている毎日新聞も、以前であれば第2~5部体制で80p以上も確保されていたモノが、今年は第3部構成に留めて64pに削減されるなど、元旦の広告収入に頼るやり方も、多様化社会の前では太刀打ち出来ないのが鮮明になったと言える。

 今年一年の新聞業界を、フォロワーさんも含めてアンケートを採ってみた。

 

 

 その結果、「夕刊の発行取りやめ」が最も多数を占め、次に「五輪後に新聞発行の縮小化」「購読料値上げ」「ページ数の見直し」という結果となった。昨年値上げしたにもかかわらず、もしもこの項目のどれかが一紙でも出てくれば、他のメディアも確実に追従せざるを得なくなるだろう(ただ、元々が紙に固執するが故の「しっぺ返し」のようなモノでもあるため、ある種、新聞社がこうした身の丈に合ったやり方に修正していくのは納得がいく)

  今年は東京オリンピックパラリンピックが開催されるため、その時まではどうにか現状の品質で保持される可能性はあるが、大会終了後は一転して軒並み縮小路線に走るとみている。まずは夕刊発行の取りやめ(コレには日刊ゲンダイ夕刊フジ東京スポーツと言った夕刊娯楽紙も含まれる)、もしくは全て朝刊発行で共通化した上で、直接・間接問わずに購読料の実質値上げ(で、ネット転換に関しては徹底固辞なので、結局は客離れ→スポンサー離れ→配達員不足なども含めて維持困難→値上げ、の順番で悪循環が続く)。このような形で悪循環に陥りながら、最終的には本来の需要に沿った客層に絞られていくだろう。

 例外的に朝日新聞はページ数が昨年とほぼ同じという結果になったが、朝日新聞社の場合は新聞収入よりも不動産経営・投資による収益でやりくりしている側面が大きいため、新聞発行も不採算と判断すれば、スグにでもネット全面配信の形であっさりと転換してしまう見方も出来る。

 いずれにしても「貧すれば鈍する」という言葉の通り、紙面の中身も、今後は報道性重視から読み物主体に変わっていき、仮に現役の安倍首相が退陣でもすれば、それまで左右の論調で客を釣っていたやり方も不可能となり、そのままフェードアウトしていくメディアが続出するのは避けられない。最終的には体力のある地域紙と経済メディア・ごく一部のスポーツ新聞だけが生き残り、元日に極端に重い新聞を爆買いするというイベントも「チョッと前にやってた元日の超特別な一日の過ごし方」として、記憶のどこかに残る程度で終わってしまうだろう。

最後に

 この「ガンジツスゴクオモイシンブン」をやろうと思ったきっかけは、やはり、本来の企画を実施した、本家・横浜新聞研究所様の努力を見て、私も行動可能範囲でどれだけ新聞を爆買いできるか、という好奇心が沸いたためです。実際には駅訪問の旅も兼ねているため、本家とは少し方向性が異なるモノの、広島でごく短時間ながらも地元紙の交換・チョッとした情報交換が行えただけでも嬉しく思いました。改めまして、お付き合いありがとうございました。そして、お疲れさまでした

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また来年もやろうよ!

 先行き不透明な新聞業界の現実を、元旦早々見てしまったモノの、それでもたった1日だけでどこまで新聞を購読できるのか?というスリリングな展開は、やっていて楽しかった。また来年の元旦も(新幹線・在来線特急になるかは不明だが)「ガンジツスゴクオモイシンブン」をやりたい!そのように決意した上で、今年の元旦新聞と、今後起こりうる新聞業界の観測記事は終わりと致します。ありがとうございました。

ガンジツスゴクオモイシンブン2020(実際に爆買いしてみた) 午前の部◇

 今回は毎年恒例、JR西日本が発売している「元旦・JR西日本乗り放題きっぷ」を行使。既に以前の記事は削除したものの、作者の身代わりとなったカモノハシが、とにかく電車移動であちこち出かけるという視点で考えれば、雰囲気としては「走れ!ガリバーくん」改め「走れ!カモノハシくん」(プランA)の行動に近い。ただ、当初はJR東海との境目に位置する米原駅、そして大垣駅を目指してTOICAのヒヨコに会いに行くというのを検討していたものの、やはり時間が読めずに断念。瀬戸内海沿いの新聞を調達することで決着が着いた。

 あまりに濃密な1日を過ごしてしまったため、記事を分割して説明していくことにする。

6時26分発 筑後船小屋→博多

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日帰り2枚きっぷで、取りあえず博多へ。

 例の凄く重い新聞である元旦の朝刊を配った後、そのまま筑後船小屋駅へ。負担軽減を図る目的から、駅に着く前に西日本18・朝日14・読売13・日経13・産経11を購入。なぜかコンビニでは毎日新聞が即売されておらず、代わって産経が見本紙みたいな形で一部売りしているに留まっていた。毎日新聞の「貧すれば鈍す」状態がハッキリ目に見える形になりつつあるの、どうなんでしょう?

 筑後船小屋に着いたら「日帰り2枚きっぷ」を購入し、6時26分発・新大阪行き「さくら」で博多へ。その気になれば7時10分発の「のぞみ6号」で一気にワープする方法もあったが、駅弁の調達も踏まえ、昨年同様の7時35分発「のぞみ8号」を利用した。

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おせち料理いただきます(かしわめし弁当だよー)

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新幹線構内にあるセブンイレブンで即売されている新聞。博多に帰ってきた時も、写真とほぼ同じようなままで原型を留めてました。

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今回もデラックスなグリーン車で。ちゃんと18,000円以上、元を取り返しますよ。

【ここまでの新聞購入状況】

 

7時35分発 博多→新大阪

 例のグリーン車に乗るも、新大阪へは10時4分着となるため、特に何もすることが無かった。グリーン車「凄く重い新聞」の元ネタとなったシンカンセンスゴクカタイアイスを楽しんだりもしたが、基本的には暇なので、音楽聴きながら元日配達を回想し、チョッと横になってた。

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初日の出!(※筆者はヒマです)

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相変わらず硬すぎる(シンカンセンスゴクカタイアイス

10時50分発 新大阪→京都

 順調にのぞみ8号は進んで行き、無事10時4分に新大阪に到着。昨年来た時は何のこっちゃよく分からなかった新大阪駅も、今回は十分にゆとりを持って見学できた。JR東海はなかなか行かないため、普段からJR九州JR西日本を見ている私にしたら斬新な光景やなぁと思った。

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車内販売スタッフも一例し、のぞみ8号は東京へ向かって行った。まったね~!

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……さてと、調達調達。

 新大阪駅をぶらり見学する過程で、大阪目線のデイリーとサンスポを購入。その後は在来線側に移動して、10時50分発の野洲行き新快速に乗車。元旦とは言え、京阪神はいつもと変わらぬ過密っぷり。新快速も相席になる形で座るなど、ごっせごっせにも程があるわ~とグッタリしてしまう。既に11時に達しているため、このまま直進して米原を目指そうかとも考えたが、野洲駅がどんな所なのかよく分からないため、京都駅でUターンすることに。

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(寝イコ)つか、元旦きっぷがあるんやったら、特急に乗りゃ早かったんじゃないの?

 京都駅は11時14分に到着。さーて、京都新聞でも買お~っと思ったら、何じゃこりゃ!人混みにも程があるくらいの超ごっせごっせ状態。元旦の初詣客+インバウンド需要による外国人観光客+Uターンラッシュ客が入り交じってカオスな状況に。この地点で東に進むというのを諦め、潔く新大阪に戻ることに。正直、こんなに客が多けりゃ、誰だってインバウンドも良し悪しと言いたくなるよ……

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あまりにも人が多すぎて、駅めぐりすらやってられない。

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駅を降りた地点で買うべきだった、サッカー専門紙「エル・ゴラッソ」。他でも買えると思っちゃダメですな。

【ここまでの新聞購入状況】

11時30分発 京都→新大阪

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「わー、ぶつかるー!」→「並んだ……!?」→「追い抜いたー」(by田舎人)

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慌てて爆買いしていたら、毎日ウィークリーを2部も買ってりゃ。それやったら「エル・ゴラッソ」やったらいいのに(九州では入手不可なため)

 11時30分発の新快速で新大阪に戻ることにしたが、列車が来る寸前に駅構内にあった京都新聞と毎日ウィークリーを購入。どちらも入手したことが無いため、元旦という特別な事情であっても、京都から遠く離れた九州の私にしたら貴重な新聞。だが、よく見てみると毎日ウィークリーがくっついて2部もあった。最悪。だからレシート見たら800円もしたのか。ケッ、それやったら上りホームに戻ってでも、エル・ゴラッソ買うべきやったわ(下りホームは、なぜか扱ってなかった)

 新快速が走るJR京都線JR神戸線複々線で運用されているため、新快速・在来線特急と、快速・区間快速普通列車は走ってる最中に「追越し・追い抜き」という光景を見ることが出来る。九州ではまず見ることの無い光景。窓際に座ってるとぶつかりそうにならんか不安になるが、スグに並んで追い越す。まさに、大都会ならでは。

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新大阪に戻ってきた。何しに行ったのよ?

 新大阪に戻ったところで、昨年もお世話になった駅鉄ポップ新大阪にお邪魔してみた。今年こそはイコ店長がいるかな~と思ったら、鏡餅の真似をして事務所でお仕事をなさってた様子(^^; いつ会えるのかなど言いつつ、寝そべりイコちゃん2匹と駅名標ボールペンを購入して、新幹線のりばへ移動した。

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寝そべりイコちゃん、ついに我が家に6匹滞在することに。

 新幹線のりばに戻ったところで、今度は下り方向(つまり、瀬戸内海沿いの自治体)を目指すが、よく考えたら新快速に乗れば、大阪・梅田→神戸へ向えるのになー、と後々になって気付く。のぞみ自由席に乗って隣の新神戸に行くだけなのに、JR東海のサンドイッチは味が微妙やし、運悪く赤ちゃんが大泣きして室内が険悪ムードになるし、はよ新神戸に着きたいと思ってしまった。赤ちゃんには罪は無いぞ。

 と言うわけで、午前中の行程はココまで。午後のお話に続きます。

JR東海の駅売店めぐり

 JR東海の駅にある売店は、国鉄時代から存在するKIOSKをベースにした独自ブランドで構成されている。昨年の大阪旅行の時は疲れてよく分からなかったが、今回は時間を掛けてゆっくりと新大阪を見学できたので、ハハァ~なるほどと興味深く拝見させて戴いた。

KIOSK

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KIOSKJR東海

 文字通り「KIOSK」ブランドで営業している店舗。他のJR各社では、セブンイレブンファミリーマートNEWDAYSなどに鞍替えした店舗だらけだが、JR東海は一貫して小規模の商品はKIOSKで扱うと決めている。

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昔のKIOSK同様、新聞の駅売りもかなり適当なところに置いてある。

BELLMART KIOSK

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BELLMART KIOSK。普通のKIOSKとの違いは、よく分からない。

  普通のKIOSKをコンビニっぽくした店舗。と言っても、商品の内容はKIOSKのソレとほぼ同じ。無印KIOSKがレジ担当のおばさん相手に対面で対応するのに対し、ベルマートは自分で商品を手に取り、それをレジで精算するというスタンスと考えた方が良さそうだ。

GIFT KIOSK 

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GIFT KIOSK

  名前こそKIOSKだが、実際にはお土産販売に特化した専門店。JR西日本でいうところの「おみやげ街道」、JR九州で言うところの「銘品蔵」と考えた方がいいかも。

DELiCA STATiON(デリカ・ステーション)

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デリカ・ステーション。分かりやすく言えば「駅弁屋」

 名前の通りに駅弁・軽食類を取り扱う専門店。新大阪駅などの巨大な駅ターミナルでは、駅弁・軽食の種類もかなり豊富な品揃えになっている。

カモノハシさんが、サンドイッチを試食!果たしてその味は??

 JR東海で売ってる駅弁が不好評という意見をよく聞きます。では、どのような味なのか?私、カモノハシが毒味してみました。(キュレーションサイト風)

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……フツー()

 ビーフカツサンド(920円)を注文して試食してみたが、見た目に反して小さい。確かにビーフカツは肉厚なんやけど、その割に3つしか入ってなくて、野口英世さん1枚がぶっ飛ぶ値段というのを考えると、正直、割に合う軽食と判断できるかは微妙。味もそんなに濃厚じゃないし、あんまり美味しいとは思わなかった。この辺はお好みの範囲内でしょうな。

JR東海管内の自販機

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オレンジ色に染まった自販機

 自動販売機でJR東海パッセンジャーズが担当しているモノに関しては、JR東海独自のオレンジ色をベースにした自販機が設置されている。西日本管内におけるイコちゃん自販機(CURICO)と同じで、メインの交通系ICカードTOICA指定となっている他は、飲料水の品揃えにメーカー問わない。

まとめ

 KIOSKブランドを徹底してこだわるのを見ていると、JR東海の購買サービスは良くも悪くも「保守的」って印象を受ける。国鉄時代からの良き文化を残している視点で考えれば、確かにKIOSKという名前を聞いて「ココに土産・新聞・たばこ・軽食・駅弁がある」と一瞬で分かるように、大切に育てているんだな~とは感じた。

 ただ、逆説的に見ても「保守的」であることに変わりないため、駅弁の代替でコンビニ弁当が「選べない」(≒JR東海系統が指定する商品のみ)というのは辛い。この辺は東日本のNEWDAYSに繋がる所があるため、一概にそう言いきれない部分があるが、まあ、それでJR東海管内の利用客から利用され続けているのを見てると、それではそれで良いんじゃないのかな。