佐賀県・長崎県が共同で主催する「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーン」の一環として、JR九州から発売された乗り放題きっぷ。後述の通り、佐賀駅・虹ノ松原駅より西側のJR線が乗り放題になる。
きっぷ
きっぷのルール・特約
- 利用人数:1人~
- 利用期間:2021年10月1日~2022年3月31日
- 発売期間:
(2日間用)2021年9月15日~2022年3月30日
(3日間用)2021年9月15日~2022年3月29日- 利用できる日:利用期間であれば平日でもOK
- 有効期間:利用開始日から連続した2日間
- 発売箇所:JR九州インターネット列車予約サイト、または旅行会社経由のみ。
- 利用可能区間:
(長崎本線)佐賀駅~長崎駅(長与支線を含む)
(筑肥線)虹ノ松原駅~唐津駅~伊万里駅
(その他)佐世保線・大村線・唐津線・JR九州バス(武雄温泉~嬉野BC~彼杵)- 乗車できる列車:特急自由席・快速・普通列車
※別途、指定席券を購入すれば、指定席に乗車可能。
※別途、指定席券+グリーン料金券を購入すれば、グリーン席に乗車可能。
※「36ぷらす3」の場合は、グリーン席プランのみ乗車可能(乗車券のみ有効、別途、特急券・グリーン料金券が必要)- おねだん:
(2日間用)おとな 6,300円 /こども 3,150円
(3日間用)おとな 7,000円/こども 3,500円- 重複割引:ございません
- 特典:購入後、JR九州駅レンタカーに予約すると、Sクラス限定日帰りレンタカーを特別価格で貸し出しするサービスあり。
佐賀駅より西側は乗り放題
きっぷの効力・条件から察するに、佐賀駅より西側の列車は、自由席の部分に限定する形でどの列車に乗ってもよい。反面、「最低2日連続」という条件が付いていることから、18きっぷ・満喫きっぷのような飛び飛びの利用が出来ず、実質的に宿泊を前提とした旅行券のような扱いを受ける。
旅行記録
1日目・長崎県
少しザツな使い方になったが、今回も日帰り+日帰り(翌朝に配達の仕事をした後、直ぐさま出発)というやり方で列車に乗り込んでみた。
1日目・2日目ともに、きっぷの実質的な起点駅となる佐賀からスタート。1日目は特急で諫早駅まで向かい、未訪問駅が多い長与支線と大村線を中心にぶらり。
2日目・佐賀県
2日目も長崎県側の未訪問駅を軸に行動しようかと思ったが、疲れが響いてムリ。なので、佐賀県側を軸に移動する方向で調整。仕事が終わって自宅で仮眠した後、佐賀駅までクルマで移動して唐津線を走破した。
唐津線は1~2両編成の気動車で、2日目は学生を中心に満車となっていた。自分の肌感覚からして、せいぜい小城・多久までだろうと思ったが、まさにビンゴ。多久駅から先の唐津方面は空席だらけで余裕だった。
唐津駅に着いた後は、例の場所でご当地品(謎)を購入し、3月のダイヤ見直しで完全無人化される西唐津駅へ出向いた。2018年のダイヤ大幅見直し前に一度来たことがあるが、単にココは車両基地があるだけ。ちなみに、唐津港近くにある例の洋品館は、徒歩10分程度の範囲にある。
かえりはそのままさっき来た道を戻って終わり。
2日目の旅行、振り返ってみると、ややぞんざいでは?あと、もう少し観光を楽しもうよ。自分自身に対して。
感想
佐賀県区間はともかく、長崎県区間まで視野に入れると、特急自由席に乗って良いという条件からして、お手軽に長崎・佐世保旅行が可能なことから、クルマで接近するのが困難な長崎・佐世保の街並みを散策する分には強力なアイテムだろう。
難点は佐賀駅・虹ノ松原駅が起点になっているところ。トクトクきっぷなのであまり文句は言えないのだが、福岡県民の視点で言わせてもらえば、せいぜい鳥栖~佐賀も含めて欲しかったかなと思う。