そらマメさん鉄道局・流通局

鉄道旅行・新聞の流通考察・雑談がメイン。

西九州へGo!フリーきっぷ

 佐賀県長崎県が共同で主催する「佐賀・長崎デスティネーションキャンペーンの一環として、JR九州から発売された乗り放題きっぷ。後述の通り、佐賀駅虹ノ松原駅より西側のJR線が乗り放題になる。

きっぷ

f:id:fuwafuwaame:20220226172402j:plain

西九州へGo! フリーきっぷ

きっぷのルール・特約

  • 利用人数:1人~
  • 利用期間:2021年10月1日~2022年3月31日
  • 発売期間:
    (2日間用)2021年9月15日~2022年3月30日
    (3日間用)2021年9月15日~2022年3月29日
  • 利用できる日:利用期間であれば平日でもOK
  • 有効期間:利用開始日から連続した2日間
  • 発売箇所:JR九州インターネット列車予約サイト、または旅行会社経由のみ。
  • 利用可能区間
    長崎本線佐賀駅長崎駅(長与支線を含む)
    筑肥線虹ノ松原駅唐津駅伊万里駅
    (その他)佐世保線大村線唐津線JR九州バス(武雄温泉~嬉野BC~彼杵)
  • 乗車できる列車:特急自由席・快速・普通列車
    ※別途、指定席券を購入すれば、指定席に乗車可能。
    ※別途、指定席券+グリーン料金券を購入すれば、グリーン席に乗車可能。
    ※「36ぷらす3」の場合は、グリーン席プランのみ乗車可能(乗車券のみ有効、別途、特急券・グリーン料金券が必要)
  • おねだん:
    (2日間用)おとな 6,300円 /こども 3,150円
    (3日間用)おとな 7,000円/こども 3,500円
  • 重複割引:ございません
  • 特典:購入後、JR九州駅レンタカーに予約すると、Sクラス限定日帰りレンタカーを特別価格で貸し出しするサービスあり。

佐賀駅より西側は乗り放題

 きっぷの効力・条件から察するに、佐賀駅より西側の列車は、自由席の部分に限定する形でどの列車に乗ってもよい。反面、「最低2日連続」という条件が付いていることから、18きっぷ・満喫きっぷのような飛び飛びの利用が出来ず、実質的に宿泊を前提とした旅行券のような扱いを受ける。

旅行記

1日目・長崎県

 少しザツな使い方になったが、今回も日帰り+日帰り(翌朝に配達の仕事をした後、直ぐさま出発)というやり方で列車に乗り込んでみた。

f:id:fuwafuwaame:20220226173925j:plain

グッドモーニングSAGA AGAIN

 1日目・2日目ともに、きっぷの実質的な起点駅となる佐賀からスタート。1日目は特急で諫早駅まで向かい、未訪問駅が多い長与支線と大村線を中心にぶらり。

f:id:fuwafuwaame:20220226174356j:plain

787系かもめの自由席。朝方でこの程度の客層なので、余裕で仮眠していた。

f:id:fuwafuwaame:20220226174519j:plain

諫早駅から佐世保線まで、ほぼYC1系にお世話になった。

f:id:fuwafuwaame:20220226174704j:plain

長与支線を含め、諫早~長崎の普通列車は意外と少ない。
そのため、隣駅までは徒歩で時間つぶし。長崎の街並みを楽しんだ。

f:id:fuwafuwaame:20220226174854j:plain

西浦上まで来たら、特急停車駅の浦上までは路面で。

f:id:fuwafuwaame:20220226175016j:plain

市布経由のお約束である「肥前三川信号場で一旦待機」。
コレも新幹線開業後は、ココで待ち惚けということは少なくなりそう。

f:id:fuwafuwaame:20220226175332j:plain

「西九州へGo!」のパンフレット類でも出てきた、大村線千綿駅

f:id:fuwafuwaame:20220226175515j:plain

佐世保線日宇駅で1日目は終了。

f:id:fuwafuwaame:20220226175630j:plain

1日目のシメは、佐賀駅内にあるレストランで。パフェは別腹だからヘルシー(大嘘)

2日目・佐賀県

 2日目も長崎県側の未訪問駅を軸に行動しようかと思ったが、疲れが響いてムリ。なので、佐賀県側を軸に移動する方向で調整。仕事が終わって自宅で仮眠した後、佐賀駅までクルマで移動して唐津線を走破した。

f:id:fuwafuwaame:20220226180117j:plain

データイムに来たので、唐津線のダイヤが隙だらけ。喫茶店で時間つぶし。

f:id:fuwafuwaame:20220226180631j:plain

行きがけはキハ47系。唐津線にYC1系は……無くも無い程度。

f:id:fuwafuwaame:20220226180257j:plain

(さくらさんの話)どやんすーと???2両編成の気動車に学生がたくさん乗っとるとよー

 唐津線は1~2両編成の気動車で、2日目は学生を中心に満車となっていた。自分の肌感覚からして、せいぜい小城・多久までだろうと思ったが、まさにビンゴ。多久駅から先の唐津方面は空席だらけで余裕だった。

f:id:fuwafuwaame:20220226180946j:plain

もうすぐ完全無人化する西唐津駅。……なんか、以前よりグッと寂れた感が。

 唐津駅に着いた後は、例の場所でご当地品(謎)を購入し、3月のダイヤ見直しで完全無人化される西唐津駅へ出向いた。2018年のダイヤ大幅見直し前に一度来たことがあるが、単にココは車両基地があるだけ。ちなみに、唐津港近くにある例の洋品館は、徒歩10分程度の範囲にある。

 かえりはそのままさっき来た道を戻って終わり。

 2日目の旅行、振り返ってみると、ややぞんざいでは?あと、もう少し観光を楽しもうよ。自分自身に対して。

感想

 佐賀県区間はともかく、長崎県区間まで視野に入れると、特急自由席に乗って良いという条件からして、お手軽に長崎・佐世保旅行が可能なことから、クルマで接近するのが困難な長崎・佐世保の街並みを散策する分には強力なアイテムだろう。

 難点は佐賀駅虹ノ松原駅が起点になっているところ。トクトクきっぷなのであまり文句は言えないのだが、福岡県民の視点で言わせてもらえば、せいぜい鳥栖~佐賀も含めて欲しかったかなと思う。