大阪環状線・鶴橋駅は焼肉の匂いがプンプンするが、一番印象深いのは例の近鉄線乗換え口だろう。2019年の元日に大阪環状線を一周した時は、近鉄側に乗り換ずに次の駅へ向かったが、今回は青春18きっぷの効力を活かして、隣の近鉄線に乗り換えてみた。
JR線→近鉄線
利用者の利便性を図る理由から、出入口改札よりも近鉄乗換改札口の方が改札機の数が多く、スムーズな乗り換えが出来る反面、誤ってココを出口と思って改札エラーが頻繁に発生する厄介な駅でもある。「この先はJR線の出口ではない」という掲示板やプラカード・巨大な案内板があったりと、あの手この手で誤乗車回避に努めてきたが、今回の訪問では床に「乗り換え」と書かれたシートを貼り付ける程度に留まっていた。
また、乗り換え改札機の手前にある、意図的に妨害している掲示板も、以前は「近鉄のりかえ」「きっぷを先に」「イコちゃん「上を見てね!出口ではありません!」」といった描き方をしていた。今回の訪問ではシンプルに「ココはJR線の出口ではない」といった表現になっており、近鉄線の乗車方法に関する説明よりもJR線の改札口は別途存在することを強調する形で、利用者が曖昧な判断になるのを回避している。
近鉄線はJR線と同様、駅改札内に入るだけの場合は入場券が必要になる。近鉄線のきっぷ自体は、隣の自動券売機で購入できるため、早速160円投入して入場券をゲット。よし、そのまま通過するぞー!と思ったら、改札機で弾かれた。
スグにJR線の駅員がやって来て「JR線のきっぷはお持ちですか?」と聞いてきたので、「18きっぷを持ってます」と説明したら、「なら、近鉄線のきっぷを入れて下さい」と回答。JR線側のきっぷは18を確認したためアクティベーションロックが解除されており、近鉄線のきっぷを入れれば改札機が開いた。
近鉄線→JR線
逆に、近鉄側からJR線に戻る場合。JR→近鉄はJR西日本の自動改札機が使われているが、近鉄→JRは近畿日本鉄道の持ち物。基本的にはJR→近鉄の時と同様、近鉄きっぷ+JR線きっぷを2枚重ねで投入する。
18きっぷの場合は2枚重ねで通ることが出来ないため、近鉄側の駅員(といっても無人化されており、インターホンで呼び出してきっぷを確認してもらう)に「JR線は18きっぷで通行する」ことを伝えてから、近鉄改札のバーを開けて貰う。
基本的なきっぷの入れ方
www.kintetsu.co.jpwww.jr-odekake.net
ややこしいが、慣れるしかない?
JR線と近鉄線、どうして普通に乗り換えが出来ないのか?と悩んだモノの、運賃制度が違うから、みたいに素人感覚でしか見なかったことや、当時はガンジツスゴクオモイシンブン2021の延長戦みたいなノリで疲れ切っていたため、深く考えなかった。今でもチンプンカンプン。
2021年の元旦はCOVID19の影響でさほど客足は多くなかったが、そうでないなら夕方の帰宅ラッシュで混雑していたはず。そうなると改札口でのエラーが原因で、他の客へ迷惑が掛かることにも繋がりかねないため、素人は黙って通常の出場・入場改札口から行き来した方が無難そうだ。