そらマメさん鉄道局・流通局

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国電415系の去就

 鹿児島本線などで見かける国電415系は、直流・交流切り替えに対応した国鉄時代の電車として有名だが、老朽化に伴い、世代交代を理由に相次いで消滅しており、今現在確認できるのはJR九州管内程度に限られる。

 実はあとで知った話だが、JR九州が公開している投資家向けの資料(EDINET提出書類・九州旅客鉄道株式会社(E32679) 有価証券報告書)には、今の国電415系を2022年3月までに821系に切り替えるための作業を行っているらしい。但し、製造・置き換えに必要な予算は大幅に削られていることから、運行本数の調整や関門トンネル区間は別の車両(YC1系?)で対応するなど、限られた条件下で引き継ぎを行う様子。

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折尾駅に停車中の415系(1500番台)。これも見納めになってしまうのか?

 本当の意味で昔からある国電と、何となく811系に似た国電が入り交じっているが、まあ、これもそう遠くないうちに821系などに引き継いじゃうんでしょうね。正直、乗り心地はあまり宜しくないし、今の時代に適した車両と言えるかも微妙ですし。