2024年3月16日に実施される、JRグループ全国ダイヤ改正。ここでは、JR西日本(中国統括本部)管内で実施されるダイヤ見直しの詳細を、公式発表を元にまとめていく。
山陽新幹線
- 東京発・岡山行き「のぞみ93号」の運転時刻・停車駅を見直し。出発を6分繰り下げて20時39分とする代わりに、途中の西明石駅を飛ばす。
- 博多発・東京行き「のぞみ64号」の博多発を1分繰り下げ、19時00分に発車。博多⇔新大阪は、1分短縮する。
- 1時間あたり9本運転可能な時間帯を増強。
- N700Sの追加投入により、最大27本に拡大。
特急列車
やくも
- 3月16日以降は全て指定席になり、自由席は完全廃止。予め、e5489での予約、またはみどりの券売機・券売機プラスでの指定席券調達が義務化される。
- 「やくも」に使う列車に、新型車両273系を4月6日から投入。
- 新幹線との乗り換え時間を見直し、首都圏と山陰地方の移動時間を短縮させる(それまでの約30分を、約10分前後に納める)
- 山陰地方での滞在時間を拡大(最大1時間程度)。
- 岡山駅⇔出雲市駅の間を、1日15往復に拡大。
スーパーはくと
- 3月16日以降は全て指定席になり、自由席は完全廃止。予め、e5489での予約、またはみどりの券売機・券売機プラスでの指定席券調達が義務化される。
- 大阪駅⇔鳥取駅で1往復増発し、8往復に拡大する。但し、増発用の列車(スーパーはくと10・13号)は、当面、臨時列車扱い。
- 姫路駅での新幹線のりかえを縮める。これにより、鳥取・姫路⇔東京の移動時間が微減する。
スーパーいなば・スーパーおき・スーパーまつかぜ
- 3月16日以降は全て指定席になり、自由席は完全廃止。予め、e5489での予約、またはみどりの券売機・券売機プラスでの指定席券調達が義務化される。
- 運行時間を見直し、一部の列車で到達時間がやや長引く。
普通列車
[N] 赤穂線
- 22時・23時台の列車で、運行区間・時刻を見直す。
[U] 宇野線
山口線
- 8時台の普通列車の時刻を繰り上げる(8時55分発山口行き → 8時28分発宮野行き)。
山陽本線(山口エリア)
山陰本線・木次線
イコ駅長より
ダイヤ改正に伴い、JR西日本管内の全ての特急列車(新幹線を除く)で、全車両指定席に変更される。背景には、在来線特急の空気輸送対策や、窓口廃止・みどりの券売機(券売機プラス)導入、更にはチケットレス乗車が普及し、確実な乗車機会を確保することが求められるようになったためである。
自由席そのものが廃止されるため、予めe5489で指定席券を調達するか、当日券であればみどりの券売機・券売機プラスで空席があるかどうか確認した上で、指定席券のお買い求めが必要になる。今までのように、取りあえず席さえ空いてればどうにかなるという手法は一切通用しない(立ち席はOK)。出札駅員に八つ当たりなどしないでね。